井上敏樹 単語


ニコニコ動画で井上敏樹の動画を見に行く

イノウエトシキ

2.8千文字の記事
これはリビジョン 2046578 の記事です。
内容が古い・もしくは誤っている可能性があります。
最新版をみる

井上敏樹は、日本で特撮ドラマを中心に活躍する脚本家である。人呼んで「東映の用心棒」。
代表作は「鳥人戦隊ジェットマン」、「超光戦士シャンゼリオン」など。
また、平成仮面ライダーシリーズの多くの作品に参加していることでも知られる。

参加作品が多い割にメイン担当が少なく見えるのは、準主役級のキャラクターを目立たせたい時や、
進行に遅れが目立つようになったときの調整役としてスポット参加する場合も多いためである。

概要、人物像など

1959年11月28日生まれ、埼玉県出身。

仮面ライダーシリーズ初期の脚本で活躍した伊上勝を父に持ち、小山高生が主宰する脚本家団体「ぶらざぁのっぽ」で修業を積む。

が、

単純な勧善懲悪や、大団円でハッピーエンドといった展開には懐疑的で、自身がメインライターを務める作品ではその傾向が顕著である。
恋愛関係を描くにしても、大抵は三角関係になったり、敵同士になってどちらかが絶命したりと、必ずといっていいほど報われない人物がいる。
出世作となったジェットマンが1番わかりやすいかもしれない。
仮面ライダーキバのような例外もあるが、これには武部プロデューサーの意向も絡んでいるとかいないとか。

インタビュー等でも丁寧語は使わない。良く言えば豪快、悪く言えばふてぶてしい。その影響からか、ジェットマンにおいて鈴木武幸プロデューサーが井上をメイン脚本に推した際、東映の上層部からは決して未熟だからではなく、「態度がデカイ」ため反対された。そのため、鈴木Pは「飲んで話せば悪い奴じゃないから」と、”井上君を囲む会”なる飲み会を開き、何とか決定にこじつけたという。

書道や料理はプロ級と言っても差し支えないレベルの腕前を持ち、アンチに関しては「そういうのがいい」と言ってのける良くも悪くも大ざっぱな人物像は、「カブト」の天道総司、「ディケイド」の門矢士など、仮面ライダーシリーズの登場人物の性格形成に影響を与えたこともある。

一見脚本家に見えない体格と強面が原因で新谷良子に本物の913・・・いや、893と勘違いされた事がある。
また、かなりのヘビースモーカーで、禁煙のマッドハウスの会議室で平気で煙草を吸ったり、シンガポールに旅行に行った際も禁煙タクシーで「灰皿をよこせ」と言ったというDQN・・・ゴホン、豪快な一面もある。

また、若かりし頃は非情に喧嘩っ早い事でも有名だった。

作風、執筆スタイルなど

一言で言うと「大ざっぱ」。
「脚本は映像を作るときの設計図にすぎない」が持論であり、特に実写作品の場合は、せりふや動作、使用する技などが大まかに示されているだけで、細かい表情などは、現場で監督と出演者らが話し合いを重ねて決めている。
その分、プロットの段階での完成度を重視し、脱稿までの時間も早い。

作品の中心となる人物には、記憶喪失、自己中心的、協調性が強くないなど、癖のある人を置き、いわゆる常識人タイプの影は薄くなりがち。
その分、大きな挫折から(紆余曲折を経て)の復活、味方同士が衝突を重ねて団結していく様子を、パワーアップに絡めてカタルシス化させていく展開には定評がある。
悪役側も、統率、結束が取れておらず、利害が一致する部分でのみ一時的に手を組む場合がほとんど。
敵対する勢力に属する人物同士に友情、恋愛関係を持たせることも多い。

その他、主役がピンチになると池に落ちる、話を面白くするなら多少の設定改変、食事シーンが多い事でも知られる。
食事シーンが多い理由に関しては「子供向け番組ではセックスシーンが書けないから代わりに食事シーンを入れてる」とのことである。

所謂ネタキャラを生み出すのが得意としているのか、井上の手がけた平成ライダーだけでも、草加雅人、名護啓介、海東純一と言ったキャラクターを生み出し、ネット上では人気が高い(※「平成ライダーネタキャラ四天王」参照)。

大人向けの作品ではグロに走る事もしばしば。(例:メビウスギア、キューティーハニー THE LIVE)

キャスティングには口を出さず、主要な出演者が決まってもすぐには会わず、実際に出来上がった映像を見て、方向性を決めていくという。そのため、長期シリーズの途中でも人物像を変えることがある。

作品にテーマを設けていたとしても前面に押し出すことはせず、全体を見てそれとなく浮かんでくるくらいの塩梅が好み。テーマ性を過剰に求める風潮を嫌い、テーマについて問われたときは、皮肉を込めて常に「愛」だと答えている。
(ただし、仮面ライダーキバは、実際に家族愛をキーワードにして書いていた)

主な執筆作品

特撮

  • 鳥人戦隊ジェットマン
  • 超光戦士シャンゼリオン
  • 鉄甲機ミカヅキ
  • 仮面ライダーアギト
  • 仮面ライダー龍騎(小林靖子と共同。ゾルダ、王蛇フィーチャー回と劇場版を担当)
  • 仮面ライダー555(全話執筆)※最終回で役者としてカメオ出演している
  • 仮面ライダー剣(サブとして参加。劇場版の脚本も担当)
  • 仮面ライダー響鬼(番組の存続自体がピンチになったため、後半のメインライター及び劇場版を担当)
  • キューティーハニーTHE LIVE
  • 仮面ライダーキバ
  • 衝撃ゴウライガン!!

アニメ

  • Dr.スランプアラレちゃん(初代、デビュー作)
  • うる星やつら
  • ドラゴンボール(GT以外の全シリーズに関与)
  • 獣神ライガー
  • YAWARA!
  • らんま1/2
  • 初代遊戯王
  • ぱにょぱにょデ・ジ・キャラット
  • ギャラクシーエンジェル
  • PAPUWA
  • 天上天下
  • 牙-KIBA-
  • DEATH NOTE
  • すもももももも 地上最強のヨメ
  • カオス;ヘッド(CHAOS;HEAD)
  • アイアンマン(マッドハウス版)

TVゲーム

  • フェアリーフェンサー エフ

漫画原作

  • DRUM拳(作画:猪熊しのぶ)
  • なんてっ探偵アイドル(原案協力、作画:北崎拓)
  • Ω(作画:松森正、キャラクターデザイン:雨宮慶太)
  • メビウスギア(作画:六道神士)
  • ラビアンエクスタス(作画:まりお金田)
  • 教壇のクロア(作画:かのえゆうし)
  • 装刀凱 ―ソードガイ―(作画:木根ヲサム、キャラクターデザイン:雨宮慶太)

作詞

  • ウルフハリケーン(ドラゴンボールの登場人物であるヤムチャのテーマソング)
  • 炎のコンドル(そのべかずのりとの共作詞。鳥人戦隊ジェットマンのブラックコンドル・結城凱のテーマソング)
  • 歌う女相撲取り(超光戦士シャンゼリオンの劇中歌。カラオケはBGMとしても使用)

関連動画

関連商品

ニコニコ市場は2023年11月に終了しました。ニコニコ市場は2023年11月に終了しました。ニコニコ市場は2023年11月に終了しました。ニコニコ市場は2023年11月に終了しました。ニコニコ市場は2023年11月に終了しました。ニコニコ市場は2023年11月に終了しました。ニコニコ市場は2023年11月に終了しました。ニコニコ市場は2023年11月に終了しました。ニコニコ市場は2023年11月に終了しました。ニコニコ市場は2023年11月に終了しました。ニコニコ市場は2023年11月に終了しました。ニコニコ市場は2023年11月に終了しました。ニコニコ市場は2023年11月に終了しました。ニコニコ市場は2023年11月に終了しました。

関連項目

  • 平成仮面ライダーシリーズ
  • こまけぇこたぁいいんだよ!
  • 伊上勝(親父)
  • 小林靖子
  • 白倉伸一郎(東映プロデューサー)
  • 田崎竜太(狂信者)
  • 若松俊秀
  • 村上幸平
  • 丸山正雄(マッドハウス取締役社長)
  • 雪室俊一(井上曰く「俺は雪室さんの系譜にいる」とのこと)
  • 石橋大助(「ぶらざぁのっぽ」の後輩であり、弟子)
  • 特撮関係者の一覧
  • アニメ関係者一覧
  • シナリオライターの一覧

おすすめトレンド

ニコニ広告で宣伝された記事

記事と一緒に動画もおすすめ!
もっと見る

急上昇ワード改

最終更新:2025/12/12(金) 03:00

ほめられた記事

最終更新:2025/12/12(金) 03:00

ウォッチリストに追加しました!

すでにウォッチリストに
入っています。

OK

追加に失敗しました。

OK

追加にはログインが必要です。

           

ほめた!

すでにほめています。

すでにほめています。

ほめるを取消しました。

OK

ほめるに失敗しました。

OK

ほめるの取消しに失敗しました。

OK

ほめるにはログインが必要です。

タグ編集にはログインが必要です。

タグ編集には利用規約の同意が必要です。

TOP