僕だけがいない街とは、三部けいのサスペンス漫画作品である。
概要
2012年7月号より「ヤングエース」(KADOKAWA)で連載中。既刊5巻。
『このマンガがすごい!2014』オトコ編第15位、『マンガ大賞2014』第2位。『マンガ大賞2015』第4位。
あらすじ
舞台は2006年5月。
主人公・藤沼悟は漫画家としてデビューしているもののその後はぱっとせず、編集部に持ち込む原稿も扱き下ろされるばかり。大成しない自身に葛藤を覚える悟であるが、しかし彼は一つ特殊な能力を持っていた。
『再上映(リバイバル)』。時が自動的に巻き戻るその現象は、その日アルバイトに勤しむ彼に”再び”発現した。
登場人物
- 藤沼悟(ふじぬま さとる)
- 28歳、漫画家。デビュー後は鳴かず飛ばずで、ピザ屋でアルバイトをして生計を立てている。観察眼や洞察力に優れ自身の内面を見つめ直す冷静さを持っているものの、大成しない現状を打破することは出来ず苦悩している。『再上映(リバイバル)』という時を遡ることのできる超常的な能力を持っており、人助けを含め周囲の事故を回避してきたことがある。
- 考えていることをそのまま口に出してしまう癖がある。
- 藤沼佐知子(ふじぬま さちこ)
- 52歳、元局アナ。シングルマザーで悟を育てる。北海道に住んでいたが息子の事故を期に上京し、悟のアパートに同居する。昔から姿がほとんど変わらず、鋭い洞察力も相まって息子からは『妖怪め』と思われている。
- 所かまわず熟考してしまう癖があり、その直後に『あ、考え事してた』と口添えする他、意味深な言動の後に『冗談に決まってるべさ』と嘯く。
- 片桐愛梨(かたぎりあいり)
- 17歳、高校生。悟のアルバイト先の同僚。明るく物怖じしない性格。普段の一人称は「あたし」だが、心を許した相手には「愛梨」と名前呼びする。悟の不自然な「人助け」に気付き、ある一件でその助けに一役買ったことをきっかけとして、他人に対し壁作る悟との距離を近づけていく。
- 高橋
- 悟達のアルバイト先であるピザ屋の店長。悟に対し、事故の後処理をしたり社員登用をもちかけるなど色々と便宜を図る、面倒見の良い人柄。
- 白鳥潤(しらとり じゅん)
- 1988年当時23歳。通称ユウキさん。連続誘拐殺人事件で小学生男女3名を殺害したとされる確定死刑囚。悟の小学校時代、遊び仲間に入ってきた年上の男性。悟はもともと事件前から心を許していたが遊び仲間は警戒心を持っていた。
- 雛月加代(ひなづき かよ)
- 悟の小学校時代の同級生。1988年の連続誘拐殺人事件で殺害される。悟は加代が行方不明になった後、母親が加代の服を笑顔で捨てている場面を目撃し、それ以後トラウマになっている。
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