株式会社円谷プロダクション (Tsuburaya Productions Co., Ltd.) は、「ウルトラマン」等で知られる映画・テレビ番組の企画・制作会社。円谷英二が設立した。略称は円谷プロ。
エイプリルフールに対する異常なこだわりから、アイレムと並ぶ愛すべき企業としてお馴染み。
ニコニコチャンネルにおいて公式チャンネルを開設している。
ニコニコ大百科に記事がある作品を列挙する。
ニコニコ大百科に記事があるキャラクターを列挙する。
右記記事内の「ウルトラ怪獣」の項を参照。→怪獣
円谷プロは、設立当初から非常にクオリティの高い特撮作品を作り続けてきたが、それがプロダクションの経済力の範囲内で行われてきたかといえば、そうではない。
創設者である円谷英二が
「利益に拘らず、とにかくいいものを作れ」
という精神を貫き、スタッフも現在に至るまでそれを忠実に守っていたため、円谷プロは設立当初から採算を度外視した作品製作を多発する傾向にあった(例として、ウルトラマンティガの1話あたりの制作費は約4000万円であった)。
1話毎に精巧なミニチュアを多数作り上げるという製作体制上、とにかく新シリーズの度に巨額の赤字を生むのは当たり前であり、制作費で嵩んだ赤字をグッズ売り上げなどで何とかカバーするという経営体制を保ち続けてきたため、純粋な利益額は非常に低いままであった上、幾度となく経営難に追い込まれてきた。
特に2000年代以降においては、ますます膨れ上がる制作費に対して「N PROJECT」や「マックス」などがヒットに恵まれないという状況が続いたため、売上高が数十億円に上ったのにも関わらず、純利益は数千万円程度に留まるなど、悲惨とすら呼べる経営状態に陥っていた。
そして2007年、とうとう円谷プロは映像製作会社TYOの子会社になることで経営難を回避し、同社の新たな経営陣によって、徹底的経営体制の改革を行うことになった。
制作費の嵩むミニチュア特撮は徐々に削られ、2009年に公開された最新作『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』では、ついに全編グリーンスクリーンによるCG合成特撮へと移行した(結果、制作費を前作「8兄弟」よりも大幅に削減することに成功した)。
現在、テレビシリーズの放映枠をTBSネットから衛星第2放送に移行するなど、さらに多様な改革を進めている最中である。
2009年7月期の時点で、黒字転換に成功しており、未だ債務超過であることは未だ変わりないものの、経営の建て直しにはそれなりに成功している。
が、2010年4月、TYOは保有する円谷プロの株の殆どを、パチンコ会社であるフィールズに売却。円谷プロはわずか2年足らずで、経営母体を再び変更することになった。
この主な原因は円谷プロにはなく、TYO自体の経営が傾いたことが大きい。TYO倒産の危機を救ったのも、フィールズである。
ニコニコ動画において「ニコニコ特撮 powered by 円谷プロ」を開設している。なお、更新は毎週木曜日とのこと。
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最終更新:2025/12/10(水) 23:00
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