刀剣乱舞(カードファイト!! ヴァンガード)とは (ノウキンランブとは) [単語記事]

この項目では、TCG「カードファイト!! ヴァンガード」の組織（クラン）として外部出演した「刀剣乱舞」について纏める。
コラボ先の原作については「刀剣乱舞」の記事を参照。

概要

あの刀剣男士がカードに！
ヴァンガード初のコラボレーションクラン。惑星クレイの外の存在として扱われるため、惑星クレイ内の設定は存在しない。
そのため、公式大会の決勝トーナメント出場のための条件「予選での国家内戦績１位枠」がこのクランには存在しないので注意。
また、ゲーム作品にも本クランは未収録であり、現状このクランを試すには実際のデッキを回すしかない。
多くの作品を扱うカードゲームを複数抱えるブシロードだが、完全オリジナルカードゲームであるヴァンガードにおいてここまで大規模なコラボレーションは初めてである。
通称は「刀剣」あるいは「とうらぶ」。

特徴としては、ヴァンガード・リアガード問わず「パワーを上昇させてひたすらアタックする」。誰が呼んだか「脳筋乱舞」。
パワーが強化されたユニットでアタック。アタックがヒットした時の効果も多く、特に１ターン１度いずれかのカードしか効果を発動できない「誉」は、アタックをヒットさせることが前提であるため強力な効果を持つ。
所属するGユニットには自分・相手問わず前列に干渉する効果が多く、特に前列同時攻撃や前列退却効果などであっという間に前列を粉砕され攻め手が奪われてしまうのは脅威。超越さえできれば、前列への干渉能力はなるかみに匹敵しうる。
一方で後列への干渉は《へし切長谷部》の「誉」で後列にアタックできる程度。そのため、重要な後列のユニットを狙って退却させることは難しい。
また、カードアドバンテージを稼ぐ能力に長けているわけでもないので、攻め手を奪われると途端に厳しい戦いを強いられることになりかねないのは注意。
所属ユニットの半数近くは「真剣必殺」効果であり、ダメージが３以上なければ効果を発動できない為速攻には不向き。しかし、「真剣必殺」を持つことで他のユニットからのサポートを受けることができることもある。
また、ジェネレーションブレイクを持つカードがないため、グレード２でライドを止めて戦う戦法をしても効果発動に支障がないのがポイント。
実際この「真剣必殺」の条件であるダメージ３以上は、ダメージ２以下から仕留められる可能性のあるデッキやその状況が非常に限られるため、中盤以降はまず発動できると思っていい。
「真剣必殺」は中程度のダメージを受けた後に使える効果、「誉」は俗にいうＭＶＰに与えられる称号であり、両者ともに刀剣乱舞の設定をヴァンガードに上手い具合に落とし込んでいる。

2015年のエイプリルフール

《三日月宗近》の項目にもある通り、このコラボは2015年4月1日に公式サイトが「刀剣乱舞」一色になり、今日のカードで三日月宗近が実際のカードの体裁で紹介されていた。
誰もがエイプリルフールだと思ったが、その翌日に本当にカード化が決定。エイプリルフールの風習を逆手に取り話題を集め、コラボの宣伝を成功させてしまったのだ。
それにより、翌年以降もヴァンガードのエイプリルフールは「カード情報は疑え」という見方になったという・・・。

各期における刀剣乱舞

５期

初登場。タイトルブースター「刀剣乱舞」で本格参戦、ほか《三日月宗近》が単体でプロモーションカードとして登場。
以降の収録予定は2015年11月現在なく、ファイターズコレクションでも収録されないことが告知されている。
なお、発売から一週間せずにタイトルブースターのメーカー在庫は終了した模様。
流石に環境最上位には及ばないが、一部の熱心なファンが構築したデッキが公式大会の上位に食い込むなど、そのポテンシャルは意外なほどに高い。

デッキの基本軸

選択肢が多い中、これといって突出した「軸」を決定づけるものは実は少ない。
どちらかというと、好きなグレード３を選択し、それに沿ったカードを選別していく方がデッキを構築しやすい。
デッキのメインとなるグレード３も、ファーストヴァンガードたるグレード０も個性的なものが複数用意されており、どれも単体かいくつかのカードと組み合わせて機能する形となるため、【刀剣乱舞】で固まっている中で自由に選択できる。

強いて言えば、構築の鍵はGユニット。双闘もリミットブレイクも存在しない為、超越で戦うことを視野に入れる必要がある。
どんなデッキに入れても活躍するのは《岩融》とGユニット版《三日月宗近》。真剣必殺ユニットが多い場合はヴァンガードを《次郎太刀》にしての《太郎太刀》。《蛍丸》を投入するならばトリガーには《愛染国後》を採用、など。