加藤一二三とは、将棋棋士である。第40期名人。棋士番号64。
1940年1月1日生まれ。福岡県嘉麻市(旧嘉穂郡稲築村)出身。
棋士となって50年以上経っており、現役最古参である。ちなみに現役最高齢の棋士はおゆき内藤國雄九段(1939年11月15日-) である。
史上最年少の14歳7ヶ月にしてプロ棋士になり、18歳でA級八段、20歳で名人挑戦等、数々の大記録を達成した、
通称「神武以来の天才」。名人位の他、十段、棋王等を獲得。A級在籍36期。2000年4月29日、紫綬褒章を授与
された。
その個性、挙措から多くの人に愛されている。愛称は「ひふみん」。第45回東急東横店将棋まつり(渡辺竜王・上田女王・豊川七段のトークショー)にて、自身が「ひふみん」と呼ばれている事を知っている事が判明。本人はいたく気に入っているらしい。すなわち、「ひふみん」は本人公認の愛称である。
現在は主に解説役としても活躍しており、軽妙で愛嬌のある語り口ながらも的確に解説を進める事で人気がある。
特にニコニコで有名なものでは、奇跡の逆転劇が展開された羽生・中川戦の解説においての、
「あれれ、おかしいですよぉ?」「あれ、もしかして頓死なのかな?」「これは大逆転ですねぇ!」「(΄◉◞౪◟◉‵)ひゃあ」
等の珍台詞があり、どれも視聴者に親しまれている。
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将棋>>317さんのピコカキコ |
敬虔なクリスチャンとして知られ、聖シルベストロ教皇騎士団勲章を授与されている。
好物は鰻重、明治製菓の板チョコ。
何故か妙に駒を打つ力が強いらしく、若い頃には駒を割った事がある。
四段であった頃は、『一二三四段』という愛称が付いていた。12310段だった事や1232冠王だったこともある。現在は1239段。
2008年12月、野良猫への餌やりを止めるようにと近隣住人から提訴された。
加藤はとにかく棒銀を多用する棋風で有名であり、プロ棋士の中でも棒銀の使用率は群を抜いている。
将棋を始めて以来、居飛車・棒銀一筋の姿勢を貫き、その姿は一部では偏愛とさえ表現されている。
もちろん、棒銀戦法の扱い方においては日本で比肩する者無しとさえ言われる程の使い手である。
自身が対局に負けた際、「棒銀が弱いんじゃない、自分が弱いんです。」と発言した事がある。
加藤の棋風について羽生善治は、「あそこまで同じ戦法を貫かれると不気味ですらある。普通、研究され対策される事を考えると、一つの戦法を採用し続ける事は、一つの生き方ではあれ、現実に実行する人は殆ど居ない。しかし、加藤先生に限っては、全くそれを恐れていない様だ。」と発言している。
解説においても棒銀好きは相変わらずであり、解説中、対局している棋士が別の戦法を取ると、
「何で棒銀にしないんでしょうか。」「いや、ここは棒銀ですよ。」「あれれ、棒銀にすればいいのに。」
と発言する等、ひたすら棒銀をプッシュする事がある。
しかし、理由無くプッシュしている様に見えても、実際に加藤がこう発言する時は、大抵棒銀が有効なケースである。
また、長考している場合よりも、秒読みでの思考が鋭いと評されている。
飯塚祐紀七段は加藤の思考について、「加藤先生は秒読みになると本当にすごい。一切間違えない。」と評し、
中原誠十六世名人は「長考よりもむしろ秒読みの時の方が読みが鋭い。」、「加藤さんと秒読みで指す場合は、95点
以上の手を常に指し続けないと勝てない。他の棋士は80点程度の手でもいいんだけど、加藤さんは一分の中で常に正しい手を指し続けてくる。」と話している。
動画には何故か「動物」タグが付けられる事が多い。
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最終更新:2025/12/11(木) 07:00
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