北越急行ほくほく線

北越急行ほくほく線とは、六日町駅と犀潟駅を結ぶ鉄道路線である。

概要

681系2000番台 特急「はくたか」

681-2000 Series "Snow Rabbit Express"
※画像イラストです。

当初は国鉄北越北線として建設が着手されるが難工事や国鉄の経営難で工事凍結される。その後、第三セクターの北越急行による建設に変更され再開。1968年の着工から1997年の開業まで約30年もの時間を要した路線である。

全線が軌間1067mm、直流1.5kvで電化されている。在来線・かつ狭軌(線路幅が1067mmの路線)最高速の160km/hを誇る特急はくたかが走っている。 

全線単線でありながら普通列車(HK100形)は極力特急に追いつかれないようにするため、ローカル線としては異例の最高速度110km/hで走行する。

160km/h運転に対応するため、 2010年7月17日の京成成田空港線(成田スカイアクセス)開業まで日本で唯一だった高速信号機が設置されている。また特急で使用される681系･683系も高速運転のため気密性と最高速度を上げた車両が使用されている。

基本的には両端ともJRに乗り入れ、上越線越後湯沢駅と信越本線直江津駅を結ぶ。ほくほく線内で折り返す列車もある。

駅について

• 美佐島駅はトンネル内部にホームがあり、列車通過時は風圧が激しいためホームは完全に閉鎖し、防犯カメラで監視を行っているため、列車から降りたらすぐに待合室に向かわないと、退出を促す放送が入る。はくたか通過時の状況は関連動画参照。
• 十日町駅は、ほくほく線内で唯一、「北越急行の社員が駅業務をしている」駅。六日町、犀潟ではJRの駅員が業務を委託している。そのほかの駅は無人駅。
• うらがわら駅は、かつて「頚城鉄道」という軽便鉄道が走っていた。この頚城鉄道の跡地の一部は、ほくほく線の用地に転用された。現在でもそのときの車輌は保存されている。尚、頚城鉄道は「頚城自動車」と名前を変え、バス会社として存続している。
• くびき駅は、銀色の球体をした駅舎が特徴的。田園地帯に鎮座する姿はことのほか目立つ。

駅一覧 

●:停車　◆:一部列車停車　◇:季節停車　△:上り一部列車通過　｜:通過　赤字:全列車が通過するため北越急行の列車は利用できない駅 

正 式 路 線 名	駅名	特 急 は く た か	快 速	普 通	乗換・周辺施設 (■:乗換　○:周辺施設)
上 越 線	越後湯沢駅	●	●	●	■JR東日本 上越新幹線(新潟・東京方面)・上越線(水上・ガーラ湯沢方面) ○湯沢町役場、湯沢高原スキー場
	石打駅	｜	｜	｜	○関越自動車道 塩沢石打I.C.・S.A.
	大沢駅	｜	｜	｜	○大沢山温泉
	上越国際スキー場前駅	｜	◇	◇	○上越国際スキー場
	塩沢駅	｜	｜	◆	○南魚沼市役所塩沢庁舎
	六日町駅	◆	●	●	■JR上越線(小出・長岡方面)　 ○北越急行本社、南魚沼市役所
北 越 急 行 ほ く ほ く 線
	魚沼丘陵駅	｜	｜	●	○関越自動車道
	美佐島駅	｜	｜	●
	しんざ駅	｜	｜	●
	十日町駅	◆	●	●	■JR東日本 飯山線(越後川口、長野方面) ○十日町市役所
	まつだい駅	｜	●	●	○十日町市役所松代支所、道の駅まつだいふるさと会館
	ほくほく大島駅	｜	●	●
	虫川大杉駅	｜	●	●	○虫川の大杉
	うらがわら駅	｜	●	●	○上越市浦川原区総合事務所、頚城自動車本社
	大池いこいの森駅	｜	｜	△	○大池、頚城鉄道資料館(年1回程度、一般公開)
	くびき駅	｜	●	●
	犀潟駅	｜	●	●	■JR東日本 信越本線(柏崎・長岡方面)
信 越 本 線
	黒井駅	｜	｜	｜
	直江津駅	●	●	●	■JR東日本 信越本線(黒井・長野方面) ■JR西日本 北陸本線(糸魚川・富山方面)

関連動画

関連商品

関連項目

• 北越急行
• 北陸本線
• 上越新幹線/北陸新幹線
• 上越線
• 681系・683系
• HK100形
• はくたか(特急)
• 鉄道事業者･路線一覧
• 京成成田空港線