台鉄

台鉄とは、「台湾鉄路管理局」の略称である。

台湾鉄路管理局とは、台湾の国有鉄道幹線を運営する政府機関である。戦前の「台湾総督府鉄道」から引継ぎ、日本の国鉄（現JRグループ各社）在来線と同じ軌間1067mmの鉄道を保有、運行し、日本時代から受け継いだ蒸気機関車と鋼製客車から、現在の新型振り子式特急「タロコ号」まで、いろんな国で生産した車両を使用することは特徴であり、JRと比べると独特な趣味が生じます。

近年の主力車両（近郊形電車と特急形「自強号」用プッシュプル列車）は韓国製が多いが、故障多発とメーカーの責任逃げのため、韓国側の新車両入札が禁止され、振り子式特急「タロコ号」用の車両は日立、近郊形電車のEMU700系は日本車両と台湾車両で作られた車両である。

なお、台湾新幹線（台湾高鉄）の運営者は台鉄ではなく、台湾高鉄株式会社である。JRのような同時に在来線と新幹線を運営することではない。阿里山森林鉄路は国有だが、運営者は農業委員会林務局嘉義林区管理処である。

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