同人マークとは、作家が二次創作同人誌を認める意思表示のマークである。
丸の中にマンガで使うペン先とOKの字が描かれたデザインになっている。
2013年8月現在、クリエイティブ・コモンズのライセンスの1つとしてマークの形状が決定され、実際に使用して問題点がないかなどの実験が予定されている。[1]
日本でいわゆる二次創作は作者の許可を得ずに黙認されてきた歴史がある。
しかし、TPP導入によって予想される非親告罪化により、この黙認が無効となり明確に許可を得ていない二次創作作品についてオリジナルの作者から許可を得なくても警察の摘発などが可能となり、本意に沿わない状況が予想されていた。
この問題を緩和する方法として提案されている手段の1つが「同人マーク」である。
非親告罪となった後でも、同人マークが記載されたマンガなどではそのマンガの2次創作が黙認される。
同人マークがなく、その他の手段で許可を表明していない作品は、作者に独自の許可を得ない限り摘発されるリスクがつきまとう事になる。
同人誌程度に警察が対応するのか、という疑問が呈される事はあるが、ネットでは良くある炎上事件などで対象者が二次創作同人誌やイラストを公開していた場合、それを通報する人がいれば警察としては法律がある以上動かざる得ないのではないかという意見もある。
著作権の非親告罪化 については該当の記事参照。
同人マークの情報が出た直後、以下のような情報がネット上に出回った。
言うまでもないがすべて嘘である。
上にも書いてあるように、TPPによる著作権の非親告罪化(被害届なしに罪に問える)が適用されると、作者(1次創作)が2次創作を認めているのに、警察が2次創作の作者を著作権法違反で逮捕という作者にとって本意でない状況になる可能性がある。そうならないようにこのマークで意思表示をすることで著作権法違反を理由にした逮捕を未然に防ぐ狙いのために用意されたのである。
ようは著作権の非親告罪化適用後「私は自分のこの作品の2次創作を認めてるんです。警察は私のこの作品の2次創作を作ったことを理由に2次創作の作者を逮捕するのはやめてください。」と主張するためのポジティブリストとしてのマークである。非親告罪化前の時点でこのマークがついていない作品の2次創作を作っても(今までの慣例上)問題無い。非親告罪化後に同人マークをつけていない作品の2次創作だけが危うくなるのである。
| 同人マーク | あり | なし |
|---|---|---|
| 非親告罪化前 | ○ | ○(慣例上) |
| 非親告罪化後 | ○ | △(警察の気分次第) |
使用料に関する話もおかしい。このマークはビデ倫・ソフ倫などの審査団体が審査済み作品につけるシールとはぜんぜん違う。つけるのは1次創作側の作者であり2次創作側の作者ではない。これでどうやって使用料で一儲けするつもりなのだろうか。
概念的にはクリエイティブ・コモンズという著作物を著作権に縛られず再利用を促す概念に似ている。違う点はクリエイティブ・コモンズは1次創作を条件付でそのまま使える点に対し、同人マークのついた作品は1次創作を配布できず、2次創作の作成を認めるというルールが適用されているという点である。
赤松健の利権疑惑については、仲間を後ろから撃つような発言である。赤松は児童ポルノ法改正による創作物の性的表現に対する規制に反対の主張をしており、これとは別にTPPによる著作権の非親告罪化による同人文化の破壊にも警戒感を持っておりさまざまな方策を行っている。
例えばかつて赤松はクリエイティブ・コモンズが同人誌向けには少々向いていないことを理由にクリエイティブ・コモンズ・ジャパンに同人作品向けに向いたライセンスの導入を提案しており、そのライセンスでは、
と同人向けに便利な原作者のライセンスを提案していた。
この件についての続報がなかったことを考えると、却下されたため同人マークを用意しておいたのかもしれない。こういった活動を知らずに利権利権主張する人には猛省を促したい。
同人マークに関するニコニコ動画の動画を紹介してください。
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最終更新:2025/12/22(月) 04:00
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