坊ノ岬組(艦これ)とは (ボウノミサキオキグミとは) [単語記事]

「坊ノ岬組」または「坊ノ岬沖組」とは、昭和20年4月7日に生起した『坊ノ岬沖海戦』で戦った歴戦の勇者たちをモチーフとする『艦隊これくしょん～艦これ～』のキャラクター（艦娘）たちのグループである。

概要

昭和20年3月下旬より沖縄に米軍が上陸作戦を開始。これを受け帝国海軍は「菊水作戦」を立案した。このうち、残存水上戦闘艦による”特攻”作戦に殉じた大和以下第二水雷戦隊が米第58任務部隊と対空戦闘を行った。

この『坊ノ岬沖海戦』に参戦した艦をモチーフとする艦娘たちのグループを「坊ノ岬組」「坊ノ岬沖組」等と呼称する…ようである。

本用語は2016年10月発売の「艦娘型録・弐」（KADOKAWA/コンプティーク編集部・編）収蔵の「『艦これ』関連用語集・弐」に収録された。

関連して公式4コマ8巻（117話・初霜改二フィッテイング回）では「坊ノ岬ソックス」の用語が登場する。

なお、既存の関連タグは「関連動画」「関連静画」内に列記する。

構成員(第一遊撃部隊)

※↑作品投稿日時点で霞改二乙・浜風乙改・磯風乙改・涼月・冬月・丹陽/雪風改二は未実装
※２０１８年冬イベでは大和・矢矧・雪風は白鉢巻を装着

第一航空戦隊

戦艦『大和』…大和(艦これ)

言わずと知れた大和型戦艦1番艦。呉海軍工廠にて建造。名ばかりの「第一航空戦隊」に属す。当時残された帝国海軍最大の戦艦であり米軍にとって最大の攻撃目標。激闘の末坊ノ岬沖の水底に沈む。

艦これでは2013年8月8日「南方海域強襲偵察！」最終海域突破報酬として実装。同年12月24日の「大型艦建造」にて建造可能となる。

実装後長らく追加ボイスがなかったが、2015年末より期間限定ボイスが順次投入。2016年春の訪れボイスでは春に艦生最後の戦いを思い出し涙する限定ボイスが実装された。
※夏にはラムネとビーチパラソルを持った水着modeに衣替え。
※新春には和装(2018年元旦～)。
※18年冬イベでは栗田艦隊の一員として鉢巻きを装備。

第二水雷戦隊

二等巡洋艦（軽巡洋艦）『矢矧』…矢矧(艦これ)

阿賀野型軽巡洋艦3番艦。佐世保海軍工廠にて建造。第十戦隊旗艦として就役。10戦隊はレイテ沖海戦の惨劇を受けて解隊され、残存兵力をかき集めた第二水雷戦隊旗艦に就任。後述の第十七駆逐隊・第四一駆逐隊は第十戦隊時代からの部下。
礼号作戦で活躍した臨時旗艦『霞』(下記21駆。当時は7駆所属)より司令部を引き継ぐ。
実装後1年以上を経過し徐々に『第十戦隊旗艦』たるセリフも増えてきたが出撃時に『第二水雷戦隊預かります。矢矧、抜錨する』と前置きするのはこうした経歴ゆえかもしれない。巡洋艦としては破格の攻撃を受けるも大和沈没間際まで沈まなかった。

艦これでは2013年10月22日「決戦！鉄底海峡を抜けて！」期間延長に伴う追加ドロップ艦として実装。公式4コマ『阿賀野型回』では阿賀野に『秘密兵器』と指摘された角材。本海戦においてダメコン・救難用に帳簿外で搭載したものと言われている。

大和同様追加ボイス実装が遅かったが、2016年春の訪れボイスでは本作戦を思い出しつつも大和を花見に誘おうとする期間限定ボイスが実装された。
※18年冬イベでは鈴木艦隊(栗田艦隊の一部)の一員として鉢巻きを装備。本イベントでは第十戦隊旗艦として活躍。2021年3月30日、改二及び改二乙実装。改二乙では「坊ノ岬ソックス」になる。

第十七駆逐隊

第一水雷戦隊に編成された『第十七駆逐隊』は開戦時南雲機動部隊に随伴し真珠湾攻撃を皮切りに第十戦隊に所属を移し数多の戦場を駆け抜けた。第十六駆逐隊より『雪風』を加えた後、対潜哨戒中に『谷風』を、レイテ沖海戦惨敗の本土撤退中に『浦風』を失い、以下の3隻で本海戦に臨んだ。

駆逐艦『磯風』…磯風(艦これ)

陽炎型駆逐艦12番艦。大東亜戦争の開戦（真珠湾攻撃）から壊滅（坊ノ岬沖海戦）を戦い抜いた歴戦の駆逐艦。最後の艦長の影響か武人然とした口調とメシマズ。本海戦における17駆司令駆逐艦。

矢矧が行動不能に陥り矢矧から司令部を引き継ぐよう命じられ接近したところで被弾し行動不能になる。戦闘終了後生存した『雪風』が曳航しようとしたが被害の増加を恐れた司令部（矢矧沈没後『初霜』が旗艦を継承。）により処分の命令を受け、同じ佐世保生まれの『雪風』の介錯を受け水底に沈む。

艦これでは2014年8月8日「AL/MI作戦」最終海域突破報酬として実装。同日より開催されたイベント『AL/MI作戦』最終面攻略褒章艦娘。15年秋のさんま祭りにちなみ割烹着姿を披露。期間限定で通常海域でのドロップも行われた。単縦陣推し。(16年以降も秋は秋刀魚焼きmodeに衣替えするが、16年は通常海域に臨時配備の措置はなされなかった。)

公式4コマ「初霜改二回」において、改の時点で既に坊ノ岬ソックスである彼女は自分には改二はないのかと嘆いていた。ぜひ運営鎮守府の諸兄には彼女にも改二を実装して頂きたい。と言っていたところであったが、2018年3月23日に「改乙」実装。また、いずれかの機会に改二を実装する旨が雑誌上で公表された。

駆逐艦『浜風』…浜風(艦これ)

陽炎型駆逐艦13番艦。『磯風』と17駆編成当時からの僚艦。一時期16駆時代の『雪風』とも行動を共にし、『神通』の最期を見届けている（コロンバンガラ島沖海戦）。後述の『初霜』『霞』と同じ浦賀船渠にて建造。

『武蔵』『信濃』の最期を看取り、『大和』に殉じて100名の乗組員とともに水底にて眠りにつく。

2014年3月28日、開隊時17駆所属艦のトップを切って実装。弩級胸部装甲から『乳風』『π/』の二つ名をもつ。冬イベ時期になるとチョコレートを作る限定グラフィックが実装され、15年以降は秋に浴衣姿を披露する。

2018年3月23日メンテで対空改装仕様の「浜風乙改」が実装された。なお、乙改でも"坊ノ岬mode"への更新はなし。

比較的追加要素（限定グラフィック・限定ボイス）に恵まれ、2016年春の訪れ限定ボイスも実装。桜の花（≒春）に儚さと綺麗さを見出す彼女にとってこの作戦はどう映るのだろうか…。

駆逐艦『雪風』…雪風(艦これ)

陽炎型駆逐艦8番艦。15駆・16駆合同してのケンダリー攻略を皮切りにソロモン海での死闘を生き抜きダンピールの悲劇を乗り越え、艦隊の盾となった『神通』から指揮権を継承し『浜風』ら僚艦と次発装填を終え敵を薙ぎ払った。休むまもなく護衛任務に明け暮れマリアナでは探照灯で敵機を撃退し、レイテではディーゼル補機のみで激戦を乗り切った。『呉の雪風』と謳われた伝説の駆逐艦である。

本次海戦では不発弾を受けるも死者3名のみで乗り切り、『初霜』『冬月』と共に生存者を救助し佐世保に帰還した。後に21駆最後の生き残り『初霜』を17駆に迎え、最後の『第十七駆逐隊』を編成する。2020年11月13日、終戦後の姿「丹陽」、更に台湾から日本に戻った姿「雪風改二」が実装。第十七駆逐隊所属艦・編入艦全艦の”さらなる改装”が一通り揃うこととなった。

雪風記事の丹陽・雪風改二の項目を参照してもらえば分かるが、共通アイテムである坊ノ岬ソックス(片足ニーソックス)を身に付けない事が確定してしまっている(今後のイベントでレイテ沖海戦のようなケースも無い訳ではないが、2つの改装自体「雪風の『戦後の姿』」なので期間限定になる事は間違いない)

2018年春に追加された春ボイスでは、みんなとお花見！。僚艦＆同じ中の人の時津風が16駆で！と言ってるため、雪風の言う「みんな」は誰なのか気になるところ。(後述するが涼月にも春ボイス追加)

第二一駆逐隊

第一水雷戦隊に編成された『第二一駆逐隊』は開戦時南雲機動部隊に随伴した旗艦『阿武隈』及び上記17駆とは別行動となりケンダリ攻略戦・バリ島沖海戦の後第五艦隊隷下に置かれ北方作戦に従事する。『子日』戦没、『初春』入渠となり『キスカ島撤退作戦』には『若葉』『初霜』が参戦する。南西方面に転戦した第五艦隊隷下一水戦から分派され『初春』『若葉』『初霜』で輸送作戦中に『若葉』戦没。多号作戦に成功するも『マニラ湾空襲』で『初春』を失った。『坊ノ岬沖海戦』には『北号作戦』で本土に帰還した『朝霜』『霞』『初霜』―各型最後の生き残りの混成部隊で臨んだ。（→第二一駆逐隊(最終)）

なお、2016年冬現在、本駆逐隊所属艦全てが最終改装状態で「坊ノ岬ソックス」を着用する。
また、坊ノ岬組では全艦改二が揃った初の部隊となる。(2019年10月25日実装の「朝霜改二」による)

駆逐艦『朝霜』…朝霜(艦これ)

夕雲型姉妹（夕雲型駆逐艦）最後の生き残り。16番艦。藤永田造船所にて建造。艦これでは2015年2月、「迎撃！トラック泊地強襲」限定ドロップ艦として実装。『沖波』『岸波』と共に『長波』のみとなった第三一駆逐隊に配属。第二駆逐隊に転属し旗艦『霞』、2駆僚艦『清霜』らと共に礼号作戦に加わる。『清霜』を失った後21駆に編入。2019年10月25日実装の改二では21駆所属を自称する。

第二一駆逐隊司令駆逐艦として参戦するが機関故障を生じ本隊から落伍。米艦載機の攻撃を受け総員戦死。

追加実装艦娘としては年末年始、礼号作戦、バレンタイン、ホワイトデーと限定ボイスに恵まれた彼女だが、春の訪れについては特に語ってはいない。ただ、放置すると上記17駆たちと沖に出たがる。本人曰く楽しいそうだが、編集者的には死亡フラグにしか見えないので謹んで頂ければ幸いかと…

2016年8月末に彼女初となる期間限定秋祭り法被modeが実装された。ボイスも追加されたが…法被姿は寒かったらしい。2017年夏～秋にかけて浴衣modeが実装。(同年秋は夏に続いて浴衣だが、voiceは昨年秋のものが流用されている。従って、浴衣で寒がることに…)
2018年からは節分で法被を羽織り豆を投げるようになった。また、同年秋には秋刀魚祭りmodeに差し替えられた。(2019年の秋刀魚祭りmodeと改二実装が同時のため、19年は改二にすると秋刀魚祭りmodeにはならなかった。2020年は改二でも浴衣になる。)

駆逐艦『初霜』…初霜(艦これ)

初春型駆逐艦4番艦であり初春型最後の生き残り。本海戦まで「第二一駆逐隊」の看板を守り通してきた。浦賀船渠にて建造。2015年1月に改二実装。「護る」ことこそ『初霜』の本懐。輪形陣推し。『速吸』『瑞穂』『千歳』『榛名』『妙高』などを護衛し、護衛対象で沈んだ戦闘艦は『大和』ぐらい。艦歴自体が一水戦の申し子。

本次海戦にて戦没した旗艦『矢矧』より古村啓蔵二水戦司令官を救助し将旗を収容。重傷を受け後進で先に帰投しつつあった「涼月」と接触し、位置座標伝達と方角照会を行ったとされる。(涼月側では｢通りがかった駆逐艦｣という認識ではあるが。)　最後の二水戦旗艦として二水戦解隊に臨んだ。

彼女の限定ボイスは、改二実装時期近くの節分と、2周年(以降)祝賀メッセージの２つのみの期間が長く続いた。ケッコンカッコカリボイスにみられるように色恋も興味がなく、この戦いについても多くを語ることはない…。といった状況であったが、2018年2月に時報が実装。北号作戦を共にした大淀・伊勢・日向・朝霜、坊ノ岬組では矢矧に言及する。

改二実装と同時に放置ボイスとケッコンカッコカリ母港ボイスが実装された。手持ち無沙汰になると本海戦で乗員を救助した矢矧、浜風の無事を案じ、ケッコンカッコカリ後母港では戦後の本海戦にまつわる著作物で着せられた『汚名』について彼女なりの思いを提督に投げかける。

駆逐艦『霞』…霞(艦これ)

朝潮型駆逐艦9番艦（艦これでは10番艦。）。2016年1月に「改二」「改二乙」実装。初霜・浜風と同じく浦賀船渠で建造。第十八駆逐隊の一員として磯風らと真珠湾攻撃に参戦したが、北方部隊編入後大破入渠。復帰後一水戦第九駆逐隊に編入。のち、その9駆が解散され18駆を再編成。スリガオ海峡海戦で同型艦『満潮』『朝雲』『山雲』（当時4駆）を失い朝潮型で最後の生き残りとなった（第七駆逐隊へ編入）。木村昌福提督が乗艦し第2次・第4次多号作戦（一水戦旗艦）、礼号作戦（二水戦旗艦）で指揮艦となる。北号作戦では古村啓蔵司令官を乗せ二水戦旗艦として本土に帰還した。

本次海戦を間近に控えた3月10日付で21駆に編入。機関部に被弾して航行不能となり9駆時代から直前までの艦長が指揮する『冬月』によって救助・自沈処理され水底にて眠りにつく。

図鑑解説で本海戦で戦ったことを述べているが、15年秋～冬にかけての追加限定ボイスでは16年冬イベ関係が多く、本海戦に直接関わるセリフはない。が、一部提督によると改二乙の「陰口とかは嫌い！」には前述の初霜の『汚名』に対するものではないかという指摘がある。

第四一駆逐隊

第十戦隊に編成された秋月型による2番めの駆逐隊として昭和19年9月、10戦隊附属としてマリアナ沖海戦に参戦した霜月と新造の冬月により編成された駆逐隊。レイテ沖海戦・第三次多号作戦により所属僚艦を喪った涼月を編入したものの、昭和20年4月の段階では以下の2隻のみの駆逐隊であった。輸送・護衛任務で損傷しレイテ沖海戦に参戦できなかった2隻が、帝国海軍「最後」の艦隊に属し戦いに臨んだ。

駆逐艦『涼月』…涼月(艦これ)

秋月型駆逐艦3番艦。第六一駆逐隊では秋月(艦これ)・初月(艦これ)と僚艦であった。（照月(艦これ)も61駆だが共に行動する機会はなかった。）
レイテ沖海戦には直前の損傷により参戦できず、入渠中に秋月、初月を、別行動中に若月を失い41駆に編入される。

艦これには2017年秋イベント「捷号決戦！邀撃、レイテ沖海戦(前篇)」拡張海域突破報酬艦として2017年11月19日実装。これに先立つ同年9月開催の”第肆回「艦これ」観艦式”にてキービジュアル及び担当声優が担当声優本人より告知され、同声優ブログにも掲載された。

2018年3月現在、下記「冬月」は実装されていないが、彼女に対し時報や期間限定ボイスで度々言及されており、冬イベでの実装は叶わなかったものの、近い機会に実装されるのではとの期待は大きい。（期間限定ボイスが追加される度に「お冬さん」と呼んでいる。）

2018年春ボイスでは、「必ず帰る」と決意を新たにする。この中で大和・矢矧・冬月に言及。

本海戦にて艦歴3度めの大破となるも機関部は生存。前進すると沈降する重大な被害を受けたが、浮力を確保するため前部弾薬庫では3名の兵士が内側から弾薬庫を密閉し酸欠で戦死するなど多大な犠牲を払い後進することで佐世保まで帰投した。当時の艦長は霞初代水雷長であった平山敏夫中佐。（前職は早霜艦長）

駆逐艦『冬月』　…冬月(艦これ)

秋月型駆逐艦8番艦。＜霜月＞と共に41駆創設時からのメンバー。2022年3月6日の実装により第一遊撃部隊全艦が揃った。
昭和20年3月1日付異動で艦長として前『霞』艦長の山名寛雄中佐が着任（それまで艦長であった作間英邇大佐は43駆司令として転出）し、同時期に第2代駆逐隊司令として元『風雲』初代艦長であった吉田正義司令（大佐。前職は43駆司令）座乗の41駆司令駆逐艦として坊ノ岬沖海戦に参戦する。
不発弾2発を受けたが生還。『初霜』に古村啓蔵二水戦司令が救助されるまでの間、本艦座乗の41駆司令が臨時に指揮を執った。『霞』に横付けして乗員を救助。『霞』乗員は山名中佐を「艦長」と呼び曳航することを望んだが、山名中佐は『霞』の被害を見て曳航不能と判断。『霞』を処分した。

米軍側参加戦力

各実装艦娘が当海戦に関わった等のセリフはないが、以下参加艦艇を列挙する。

第58機動部隊（司令官：マーク・ミッチャー中将）
- 第58・１任務群
  - 航空母艦CV-12ホーネット　※ホーネット(艦これ)の名を継いだエセックス級
  - 航空母艦CV-20ペニントン
  - 軽航空母艦CVL-24ペローウッド
  - 軽航空母艦CVL-30サンジャシント
- 第58・３任務群
  - 航空母艦CV-9エセックス
  - 航空母艦CV-14バンカーヒル
  - 航空母艦CV-19ハンコック
  - 軽航空母艦CVL-28カボット
  - 軽航空母艦CVL-29バターン
- 第58・４任務群
  - 航空母艦CV-10ヨークタウン
  - 航空母艦CV-11イントレピッド→イントレピッド(艦これ)
  - 軽航空母艦CVL-27ラングレー
- 付属支援艦艇
  - BB-57サウスダコタ→サウスダコタ(艦これ)
  - BB-58インディアナ
  - BB-59マサチューセッツ
  - BB-62ニュージャージー
  - BB-64ウィスコンシン
  - BB-63ミズーリ
  - CB-1アラスカ
  - CB-2グアム
  - 軽巡洋艦９隻
  - 多数の駆逐艦

主な残留組・関連戦没組

坊ノ岬沖海戦に参加が予定されながらも実際には参加しなかった（できなかった）艦たちと関連作戦で散った艦たち。2016年春の訪れ限定ボイス等も加味しつつ数人紹介する。

二等巡洋艦（軽巡洋艦）『酒匂』…酒匂(艦これ)

阿賀野型軽巡洋艦4番艦。艦これでは2014年春イベント『索敵機、発艦始め！』最終面攻略褒章艦として先行実装され、阿賀野型姉妹では唯一「大型艦建造」では入手できず、６－２ドロップ限定艦。

史実では本次作戦への参加のため呉まで移動したが急遽参加は見送られ、舞鶴で終戦までを過ごすこととなった。そのためか、母港ボイスで「ねぇ、あたしも連れていってよ～」と請い願うほど。

2016年春の訪れボイスでは春に矢矧たち二水戦が出征した史実と、艦これでは矢矧をはじめ姉たちもみんないることに喜びを感じているようである。（史実では就役前に阿賀野・能代は戦没しており、姉妹艦で唯一「面識」があるのが矢矧であった。）

潜水艦『伊８』…伊８(艦これ)

2016年春限定ボイスでは、彼女最期の戦いがこの「春」であることを思い出したかのように語っているようである。
坊ノ岬沖海戦に先立つ1945年3月末、沖縄戦線にて戦没。浮上し銃撃戦となり、機銃員1名のみが米軍捕虜となり生還している。

駆逐艦『響』…響(艦これ)

吹雪型(広義)駆逐艦22番艦、暁(特３)型２番艦。

開戦時第六駆逐隊に属し、当時は第七駆逐隊（潮・響）に属す。本次作戦直前の編成で第七駆逐隊から霞を第二一駆逐隊に転出させているが、響もまた7駆所属のまま21駆指揮下で本次作戦への参加が予定されていた。

呉からの移動中機雷に接触し、朝霜に途中まで曳航され呉に戻ったが、これが朝霜との別れになった。帰還した雪風・初霜とは舞鶴→宮津港、響は新潟・沼垂海岸付近での活動となったが、響は損傷修理と燃料補給の為に45年5月末から6月まで舞鶴に寄港している為二人に会っている可能性がある。

2016年春ボイスが実装されたが、彼女にはソ連に渡り長い艦生を過ごした過去がある。そのためか、春の訪れとこの戦いとを結びつけて語ることはないようだ。

19年春イベと坊ノ岬組

2019年春イベ『発動！友軍救援「第二次ハワイ作戦」』では、第4海域までは各海域そのものには下敷きとなる部隊が存在し、海域札にも反映されている。ただし、史実における発生順序は完全にIFである。

第2海域「防備拡充！南西諸島防衛作戦」

坊ノ岬組を含む史実で1945年段階の残存艦全体に史実艦判定はあるものの、戦力ボスに特効が認められるのは上記坊ノ岬組のみの模様。

この海域では新規実装艦娘の『石垣』との邂逅が可能であった。また、13年夏イベ最終海域突破報酬と大型艦建造以外での獲得手段のない『大和』、大型艦建造かごく僅かの海域ドロップ艦の『矢矧』、17年秋イベ最終海域突破報酬・19年冬イベE3輸送ゲージボスドロップに続き『涼月』のドロップが公表（または示唆）されている。

なお、坊ノ岬組は歴戦の駆逐艦のため、最終海域に想定されている「真珠湾攻撃」部隊で『霞』『浜風』『磯風』が重複している上に、第2海域第1ゲージは輸送作戦のため、坊ノ岬組で唯一大発動艇を搭載可能な『霞』の扱いは慎重に…。(第1ゲージは史実艦がすべて未実装の大島輸送隊の可能性も否定できないが)

「戦艦部隊」の例

戦艦１＋駆逐艦５の編成で空襲マスが一番少ないルートで攻略できる模様。
ただ、史実と異なりプレイヤー側も潤沢な資材と予備兵力を持っているわけであり、戦艦部隊を投入しても(遠回りになる分資材ペナがついたり空襲被害が増したりするものの)攻略は可能。むしろ、この方を選択するプレイヤーも多いかもしれない。（右の静画がその例の１つ）

この場合、噴進砲改二をいかに多く入手しているかが空襲被害を軽減する鍵となるため、この装備備蓄が進んでいる提督ほど、この攻略法には向いていると思われる。

5月31日夕刻に追加されたE2友軍艦隊では、坊ノ岬組二水戦が何かしらの部隊に関わり、かつ、今までのような必ず来る部隊が存在しない。そのため、友軍艦隊を要求しているにも関わらず友軍艦隊が来ないという事態もありえる。従って、友軍艦隊を当てにする攻略の場合、挿絵のような坊ノ岬組二水戦を極力外した編成も選択肢になっていた。

【5月31日現在の友軍艦隊確認例】

旗艦北上改二…大井改二・鹿島改・響改・潮改二/浜風乙改・磯風乙改・雪風改/潮改二・響改
旗艦矢矧改…浜風乙改・磯風乙改・霞改二・朝霜改・初霜改二/浜風乙改・磯風乙改・涼月改・雪風改/
　　　　　　霞改二・朝霜改・初霜改二
旗艦酒匂改…雪風改・初霜改二・響改・潮改二/潮改二・響改
旗艦初霜改二…雪風改・潮改二・響改/同左雪風改抜き

「強編成」枠(高速建造剤×６消費)は青網掛け。うち下線は「小破」状態で登場

第3海域「敵戦力牽制！第二次ＡＬ作戦」

作戦名から「AL作戦」（14年夏イベ第1・第2海域に続く）参加艦が想定史実艦と考えられていたため、坊ノ岬組では『初霜』、当時の第二艦隊では『響』あたりは重複する可能性が高かった。
また、最終海域では『阿武隈』がここと重複する可能性が高い。

第4海域「第二次ハワイ作戦」・第5海域「波濤の先にーー」

最終海域はイベントバナーでも想定されている通り『真珠湾攻撃』攻略部隊が想定史実艦の可能性が高く、前述通り『霞』『磯風』『浜風』が重複する。

日付	事項	備考
2013.4.23	『艦これ』サービス開始	『初霜』『霞』『雪風』を含む初期所属艦実装
2013.8.1	13年夏イベ『南方海域強襲偵察！』	『大和』先行実装 (13.12.24「大型艦建造」に実装)
2013.11.20	13年秋イベ『決戦！鉄底海峡を抜けて！』期間延長	期間延長に伴い『矢矧』実装。『大和』と同時に「大型艦建造」に実装
2014.3.28	『浜風』通常海域に配備
2014.8.8	14年夏イベ『AL作戦/MI作戦』	『磯風』E6突破報酬として先行実装
2015.1.23	『初霜改二』実装
2015.2.6	15年冬イベ『迎撃！トラック泊地強襲』	『朝霜』イベドロ艦として先行実装『浜風』VD限定グラ実装
2015.6.12	『朝霜』通常海域に配備	4-5。後刻、6-5にも実装。
2015.9.7	『浜風』秋祭り限定グラ実装
2015.10.9	『磯風』秋刀魚祭り限定グラ実装	当該期間中のみ『磯風』通常海域に配備
2016.1.19	『霞改二』『霞改二乙』実装
2016.8.1	『大和』夏季限定グラ実装
2016.8.31	『朝霜』秋祭り限定グラ実装
2017.8.11	『朝霜』夏限定グラ(浴衣)実装
2017.11.19	17年秋イベ『捷号決戦！邀撃、レイテ沖海戦(前篇)』 (拡張海域実装)	『涼月』実装 ※17.9.16「第四回艦これ観艦式」にて発表
2018.1.1	『大和』正月グラ実装
2018.1.17	『朝霜』節分グラ実装
2018.2.17	18年冬イベ『捷号決戦！邀撃、レイテ沖海戦(後篇)」	大和・矢矧・雪風：差分鉢巻浜風：決戦ボイス
2018.3.23	『浜風乙改』『磯風改乙』実装	18.3.21公式電文情報
2018.8.1	『霞改二・霞改二乙』水着グラ実装
2018.8.17	『涼月』水着グラ実装	Flash→HTML5 Block1へゲームシステム変更
2018.10.10	『朝霜』秋刀魚グラ実装	秋祭りグラとの差し替えで実装
2019.5.21	19年春イベ『発動！友軍救援「第二次ハワイ作戦」』	IF作戦。第2海域「九州南部/南西諸島沖」の『第二艦隊』札は当部隊が想定史実艦。(別記)
2019.8	『雪風』夏グラ水着『雪風改』夏私服実装	※2019.10 ”130thKURE2019”帰省mode描き下ろしPOP
2019.10.25	『朝霜改二』実装	編成ボイス等更新、時報追加
2020.11.13	『丹陽』『雪風改二』実装	※いずれも終戦後のイメージを反映させた改装
2021.3.30	『矢矧改二・改二乙』実装
2022.3.6	『冬月』実装	22年冬イベ「発令！「捷三号作戦警戒」」後段作戦実装にて実装(22年1月正式告知)
？	『磯風』改二実装？	※雑誌情報

絵師艦隊別/史実母港別一覧

絵師艦隊	所属艦娘(太字は改二)	母港	所属艦
しずま艦隊	大和・雪風・涼月・冬月	横須賀	朝霜・冬月
コニシ艦隊	矢矧・霞	呉	大和・霞・雪風・磯風・浜風
パセリ艦隊	磯風・浜風	佐世保	矢矧・初霜・涼月
他	初霜（やどかり艦隊）朝霜（藤川艦隊）

坊ノ岬組(艦これ) 単語

概要

構成員(第一遊撃部隊)

第一航空戦隊

第二水雷戦隊

第十七駆逐隊

第二一駆逐隊

第四一駆逐隊

米軍側参加戦力

主な残留組・関連戦没組

19年春イベと坊ノ岬組

第2海域「防備拡充！南西諸島防衛作戦」

第3海域「敵戦力牽制！第二次ＡＬ作戦」

第4海域「第二次ハワイ作戦」・第5海域「波濤の先にーー」

関連年表(「艦これ」内)

絵師艦隊別/史実母港別一覧

関連動画

「MMD艦これ」系

「艦これMAD」系

「艦これ実況動画」系

「艦これ史実解説動画」系

その他(二次創作)

関連静画

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