夢の東方タッグ編とは (ユメノトウホウタッグヘンとは) [単語記事]

夢の東方タッグ編とは、イラスト投稿SNSのpixivで連載されている、オレンジゼリー氏による東方Projectの二次創作作品である。

概要

pixiv上で4コマ漫画の連作として連載されている。

ジャンプの名作コミック『キン肉マン』にはまった八雲紫が、それを紅魔館や永遠亭などに貸し出し、幻想郷全体が『キン肉マン』ブームに染まった末、『キン肉マン』中の「夢のタッグトーナメント」を模したプロレス大会が幻想郷で開かれるというストーリーである。

媒体による表現の違いについて

現在、「夢の東方タッグ編」は、pixivで公開→ニコニコ動画に掲載→同人誌として発売と言うサイクルを取っている。
媒体によって、技術的制約・視聴対象の相違・表現に関するガイドラインが大きく異なる為、下記のような違いがある。

pixivで公開（原作・pixiv版）
基本的には毎日１本（話が佳境に入った場合・動画製作のタイミングに合わせる等の事情がある場合には一日２～３本）製作され、掲載している。
但し、オレンジゼリー氏の本業の傍らで製作されている為、本業が忙しくなった場合には「作者取材の為」休載になったりする。
基本的にpixivの一般閲覧者向けの表現ガイドラインに則って製作されている為、軽いお色気程度のエロス・流血も軽めで留めている。（一部、「R-18対象になるのではないか」と言う絵はあったものの、実際のpixivのガイドラインではR-18には該当していない）
又、衣装の配色や手の組み方等、絵的に間違っている部分については（すぐに直して再うpした物を除いて）、全てニコニコ動画版以降で修正する形を取っている。
ニコニコ動画で公開（ニコニコ動画版）
話の流れとして切りが良い部分までまとまった時点で、ヒサハット氏により動画化され、ニコニコ動画にBGM付き動画マンガとして投稿されている。
無論、オレンジゼリー氏公認であり、５よりオレンジゼリー氏自らも編集に参加する共同制作の形式が取られている。
表現については基本的に手を加えていないものの、pixivでは公開しなかった回（「夢の東方タッグ編４」の59.5話「伝説の大道具係」）を追加したり、話の流れ等を考慮してコマをカット（１２の238話「主役として」の４コマ目）したりしている部分がある。
又、pixiv版で絵的に間違っていた部分については、オレンジゼリー氏自身が修正を加えて公開している。
同人誌として発売（同人誌版）
基本として「ネット上での展開を優先している」（オレンジゼリー氏曰く）「夢の東方タッグ編」においては、同人誌は単行本に近い位置づけとして扱われており、「購入は、入場料かおひねり感覚で」（オレンジゼリー氏曰く）としている。
尚、とらのあな専売品であり、他の同人誌販売店では手に入らないので注意。
基本的に、ニコニコ動画版の絵がそのまま使用されているが、同人誌購入者向けの特典も用意されている。

○「夢の東方タッグ編１」：書き下ろし４コママンガの追加
「なぜキン肉マンの単行本が幻想郷に流れ込んだのか」と言う話の発端となる部分が描かれた書き下ろし４コママンガ３本が掲載されている。
○「夢の東方タッグ編２」：解説コメントの追加
この巻から、全ページフルカラー（１については、最後の４ページのみがフルカラー）化し、更にオレンジゼリー氏自身による解説コメントが追加されている。オレンジゼリー氏がどのように考えて試合を展開していたか等が良くわかる。
○「夢の東方タッグ編３」：『愛・覚えていますか』の歌詞全掲載（書き下ろし絵付き）＋乳首解禁
176話「妖精応援団」・177話「デカルチャー」で東風谷早苗が『愛・おぼえていますか』を歌うシーンがある事から、カスJASRACに許諾を取り、フルコーラスの歌詞を書き下ろし絵付き（177.5話「愛・覚えていますか」）で掲載している。（ニコニコ動画版「夢の東方タッグ編１０」では、リン・ミンメイが唄う『愛・おぼえていますか』がそのまま流された）
又、229話「責任の範囲外」1コマ目・2コマ目の八坂神奈子・風見幽香の乳房について、pixiv版・ニコニコ動画版では「見る人の範囲が広いので」腕で隠していた部分が書き直され、乳首（ちなみに綺麗なピンk(ry ）が解禁されている。
○「夢の東方タッグ編４」：ニコニコ動画版でカットされたコマの復活
ニコニコ動画版ではカットされていた238話「主役として」の4コマ目がpixiv版に準拠して収録されている事＋オレンジゼリー氏による解説コメントの追加以外は基本的に変更無しとなっている。
なお、同人誌版「夢の東方タッグ編４」については308話「しあわせ兎の憂鬱」までの収録となっており、ニコニコ動画版「夢の東方タッグ編15」に収録されている309話「主催者の選択肢」以降は「夢の東方タッグ編５」に収録される。
※尚、「夢の東方タッグ編４」の一部の冊子について、263話「あれは返せない」の１コマ目の絵にタイトルの文字
　がかぶって印刷されていると言う乱丁が報告されている。（編集者が入手した冊子で確認済）
オレンジゼリー氏によると、イベントの際に良品と交換を行うそうなので、サンクリ・冬コミ等の今後開催されるイベン
　　トの際に乱丁のあった本を持参して申し出て欲しいとの事。（参考記事：pixiv）
その他
オレンジゼリー氏書き下ろしのオリジナルドラマ３話＋セリフ音声入りのＣＤ（これも、とらのあな専売品だったが先日終売となった）も製作されている。

視聴上のお約束

あくまでも「キン肉マンごっこ」なので、リアリティは追求しないように。
展開は基本的にPixivに掲載→ある程度数がまとまったらニコニコ動画に動画マンガとして投稿なので、動画でPixivの事を話したり、動画上で試合結果に言及すると「ネタバレ」になる。要注意。
音声の入っている作品に関しては、作者のオレンジゼリー氏曰く、「あくまで制作側のイメージであり、視聴者側との認識のズレが予想されるので注意して欲しい」との注意があるので、その点を踏まえて視聴する事。
贔屓のチームが不利になっても、罵声を浴びせたりしない事。マナーを守って楽しく観戦。
妹様を筆頭として、格好がどうみてもアレですが、よい子が見ても大丈夫な作品を目指しているそうなので、ポロリ展開はほぼ無いと思われます。(念の為)
このまんがでみたわざをおともだちにつかうのはやめよう！Please, Don't Try This At Home.

現時点で分かっている世界観の情報

※pixivや同人誌での作者コメントや作品内での描写から、分かっている情報です。
　（ニコニコ動画版「夢の東方タッグ編１５」まで・ネタバレ要素一応無し）

金銭や物の価値は、比較的戦前に近い。
物資は豊富だがお金に関してはそれほど…と言う状況の模様。
試合は満月の夜ごとに、幻想郷アリーナにて行われる予定。
大会の光熱費は、核エネルギーを使用しているお陰でほぼタダである。
その為、かなりの利益を上げている。（会場の一部が破壊されても、利益の4割が飛ぶ程度で済んでいる）
カッパさん達が運営する治療施設（外科と歯科がある、有料・無料は不明）が整っている。
その為、試合後の怪我はほぼ完璧に治される模様。
神奈子様の力により、疲労回復の効果がある薬湯が会場内の浴場に導入されている。
この世界のカッパさんは、かなりの万能選手。
医療・技術面だけ見ると、(ある面では)現代社会より進んでいる。
料理に関しては和洋中いろいろとあり、選手は１人１品だけ無料で食べられる。
ちなみに、生ビールも幻想入り済みである。
幻想郷アリーナの売店は、縞パンがあるくらい品揃えが豊富。
また、グッズ売り場にはぬいぐるみ・ポスター等もある（短期間の間にどうやって作ったかは不明）。
参加選手に関しては、一部の選手を除いて作品上のお約束が分かってる模様。
試合はテレビ放映されている（紫がテレビの放映権の話をしていた事が根拠）為、幻想郷にはテレビがある模様。（モノクロかカラーかは不明）
「週刊プレイボーイ」並びにキン肉マンⅡ世の単行本は、幻想入りしている模様。

トーナメント表

　　 ┌――彼岸ジャッジメンツ（映姫＆小町組）
　 ┌┴┬―妖獣弐式（藍＆橙組）
┌┤　 └―ヘル・レジテンツ（勇儀＆燐組）
││　 ┌―レッド７５％（霊夢＆レミリア組）
│└┬┴―兎魄同盟（うどんげ＆妖夢組）
│　 └――スカーレット２００％（フランドール＆美鈴組）
│　 ┌――はぐれ従者コンビ（咲夜＆小悪魔(?)組）
│┌┴┬―チーム守矢（諏訪子＆早苗組）
││　 └―氷結向日葵（幽香＆チルノ組）
└┤　 ┌―ピラミッドヴォルケイノ（慧音＆妹紅組）
　 └┬┴―蓬莱主従コンビ（永琳＆輝夜組）
　　 └――霧雨ファミリア（にとり＆魔理沙組）