大地の騎士ガイアナイトとは (ダイチノキシガイアナイトとは) [単語記事]

聞け！大地の鼓動を！駆けろ！疾風のように！
シンクロ召喚！
人馬一体！大地の騎士ガイアナイト！

大地の騎士ガイアナイトとは、遊戯王OCGのカードの1つである。

概要

2008年3月15日発売の、スターターデッキ2008で登場したモンスター。
シンクロモンスターが初登場したのがこのスターターデッキ2008であり、
ガイアナイトも「ジャンク・ウォリアー」らと共にシンクロモンスター第1号の1体である。

その容姿や名称から、遊戯の使用カードの1つ「暗黒騎士ガイア」がモデルだと思われる。

カード詳細

種類	シンクロモンスター
基本情報	星6/地属性/戦士族/攻2600/守 800
素材	チューナー＋チューナー以外のモンスター１体以上
効果	なし

シンクロモンスターでは珍しい、一切の効果を持たないモンスター。
このカード以外で効果を持たないシンクロモンスターには、「スクラップ・デスデーモン」、「ナチュル・ガオドレイク」が存在する。

レベル6にして攻撃力2600はかなり高い数字であり、OCG化された当初は
「これがシンクロモンスターの基準か」と多くのプレイヤーに驚きをもって迎えられた。

だが・・・

ガイアナイト(´；ω；｀)ｶﾜｲｿｽ

スターターデッキ2008発売から約1ヶ月後の4月19日、
遊戯王OCG第6期1番目のパック「THE DUELIST GENESIS」が発売した。
そこで「ゴヨウ・ガーディアン」が登場してしまったことで、
ガイアナイトの評価は一気に地の底まで落ちてしまった・・・。

ガイアナイトとゴヨウ・ガーディアンを比較すると、

レベル、属性、種族、素材に縛りが無いことが共通している
だがゴヨウガーディアンは攻撃力2800、守備力2000
加えて戦闘破壊したモンスターを自分フィールド上に特殊召喚する効果を持つ

と、ガイアナイトがあまりに不憫に思われる性能差である。_{一応、効果を持たないモンスターが魔法の効果を受けなくなる

永続魔法「絶対魔法禁止区域」のサポートを受けられるという点で勝ってはいるが・・・

しかし通常モンスターとしても扱われない為、【凡骨ビート】などに投入されているサポートカードの恩恵を受けられない罠があったりする}

登場1ヶ月にしてほぼ完全上位互換が登場してしまったことから
各所でネタモンスターとしてひどい扱いを受けるものの、

ガイアナイトさん(＞ヮ＜)始まったな

多くのデッキで暴れすぎたこともあって2009年3月1日に「ゴヨウ・ガーディアン」は制限カード入りし、
他の強力なレベル６シンクロモンスターの「氷結界の龍　ブリューナク」も制限カードになった。その後，きたる2011年3月1日において，「ゴヨウ・ガーディアン」が職権乱用の容疑で御用(という名の禁止カード化)となった。

これにより，穴が開いたレベル６シンクロモンスターとしてガイアナイトもそれなりの立ち位置を手に入れる事が出来るようになった。

「スターダスト・ドラゴン」らを一方的に戦闘破壊できる攻撃力はやはり馬鹿にできない。
特に「不死武士」の効果の都合上、モンスターがほぼ全て戦士族で統一される
【不死武士シンクロ】では、「一族の結束」により攻撃力が3400までアップし
3枚態勢で次々に襲いかかる驚異のモンスターとなる。

また、「地天の騎士ガイアドレイク」という、このカードを融合素材とする融合モンスターも登場。
シンクロ素材がガイアナイトと「効果モンスター以外のシンクロモンスター」で縛られていて
「未来融合－フューチャー・フュージョン」などの融合補助カードが使えないため融合召喚には工夫を要するが
攻撃力3500と「効果モンスターの効果の対象にはならず、効果モンスターの効果では破壊されない」という効果を持つ、非常に強力なモンスターである。

近年では、効果を持たない融合・シンクロモンスターなどを重要視する【インフェルノイド】というカテゴリーデッキも登場したため、大会でガイアナイトさんが暴れる日もそう遠くは無いだろう。
ただしエクシーズ召喚という新たなライバルが登場した環境の中での話ではあるが。

追記
PHOTON SHOCKWAVEにて登場したカード「深黒の落とし穴」では、既に禁止カードとなったゴヨウ・ガーディアンが落とし穴に落ちている絵が使われている。
効果自体も、"☆5以上の特殊召喚された効果モンスターを除外"なので、ゴヨウは引っかかり、ガイアナイトは引っかからないといった、ガイアナイトが少なからず意識されたカードと見て取れる。
エクシーズ召喚が登場し、シンクロに対するメタカードが増えた環境でも、ある程度狙ったカードが出てきているガイアナイトは、今後、更にサポートが増える可能性もある……、のかも？