太陽の使者鉄人28号とは (タイヨウノシシャテツジンニジュウハチゴウとは) [単語記事]

太陽の使者鉄人28号とは、鉄人28号を原作としたテレビアニメである。

放映時は「鉄人28号」というタイトルだったが、旧作との区別のためか「太陽の使者鉄人28号」というタイトルとなった。別表記に「鉄人28号（新）」「鉄人28号（'80）」などがある。

概要

横山光輝の傑作ロボット漫画「鉄人28号」を原作に、各種設定を現代風にアレンジしたアニメ。

各回のストーリーは、勧善懲悪を基本とした単純明快なものである。これらは原作に依存したものではないが、「善いも悪いもリモコン次第」という原作の特徴は押さえており、リモコンが奪われるエピソードもたびたび登場した。

金田正太郎少年は科学者だった父の作ったロボット・鉄人28号と共に、ブランチを始めとする巨大ロボットで悪事を働く者たちに立ち向かう。

金田少年の父・金田博士が製作した巨大ロボット。「Vコン」と呼ばれるリモコンで金田少年に操作される。

一切の武器を持たず、悪のロボットに素手で立ち向かい、撃破することのできる強力なロボット。独立連動システムを搭載しているため、腕や脚を切断されても、一切影響を受けずに活動することができる。

必殺技はハンマーパンチ、フライングキック、ローリングアタック。フライングキックでトドメを刺す事が多い。

今作の鉄人28号は、ポピー（現在のバンダイ）の村上克司がデザイン。原作版鉄人のシンプルさはそのままに、スマートかつ力強い、新しい鉄人が生まれた。

鉄人28号の好敵手であり、強力な味方でもある。全身が黒い。とにかく黒い。夜に出て来たら何がなんだか分からない……と思ったら、昼でも黒すぎて何がなんだか分からない。そのくらい黒い。本当に真っ黒。

Vコンで操縦される鉄人とは対照的に、自分の意志で動くロボット。元々は製作者である不乱拳博士の頭脳をコピーするはずだったが、コピーが中断されたために幼稚園児程度の知能しか持たない。そのため、悪人に騙されてしまうこともあった。

不乱拳博士の死後は、敷島博士の指示で鉄人を助け、悪と戦う。