妖精(東方Project) とは、東方Projectに出てくるキャラクターたちの内、妖精たちに関する紳士真摯な解説である。
以下、東方Projectに出てくるキャラクターの妖精を単純に「妖精」と書く。
それぞれの妖精の詳細については、各記事をご覧下さい。
東方Projectには道中に出てくる(名無しの)妖精、大妖精やリリーホワイト、知名度ナンバー⑨のチルノをはじめ、
コミックでは東方三月精のサニーミルク、ルナチャイルド、スターサファイアなど、数多くの妖精が出てくる。
この記事ではそれら妖精についての全体的な解説と適度な考察を行う。
出典不明、マイナーな二次設定を書きすぎ、など、問題がありましたら修正、ご意見をよろしくお願いします。
現時点での解説となり、「妖精大戦争 ~ 東方三月精」 および、「東方三月精 ~ Oriental Sacred Place.」 1巻あたりまでの内容となる。左記の内容のネタバレがあると思われるので注意。
新しい情報については → 東方新作関連記事編集のガイドライン
ゲームで立ち絵のあるチルノや東方三月精の妖精はたいていの場合、かわいい少女の姿をしている事が多く、かわいい。
その他ドット絵でしか登場しない妖精たちも、2次創作では少女の姿で書かれる事が多い。
例外として紅魔館の妖精メイドはお姉さんのようである。(三月精 1話 梅雨の別荘)
妖精=幼女(少女)ではなさそう。
東方三月精コミックに出てくる妖精たちは絵柄的に少女と言うよりも幼女である。ペドい事で定評があると言っても良いだろう。
これは漫画を書いている比良坂真琴氏の素晴らしい絵柄によるものである。
リリーホワイトを十六夜咲夜がビンに捕らえようとした、というエピソードが東方三月精コミックにあり、これが間違いでないとすると、リリーホワイトは極めて小さい事になる。咲夜さんは本気で捕まえようとしていたのか、いささか疑問のあるエピソードではあるが。
一方、三月精コミックや儚月抄で主に登場するのは人間の子供から妖精メイドのようなお姉さんくらいの身長である。
三月精はコミックで魔理沙より背が低いが、魔理沙に関してはZUN氏が「身長やや低」に分類しており「身長低」に分類されている チルノ とほぼ同等である。
「身長低」に分類されている他のキャラクタは レミリア、リリカ、橙、チルノ、ルーミア、フランドール である。
ゲーム内のドット絵のサイズについても色々突っ込み所があるようだが、これはZUN氏が「遠近法とか謎の力とか」と言っているのでそう言う事なのだ ろう。
妖精メイドなどを除き胸は小さい、というかぺったんこであるという解釈が主流。コミックの絵などもそれを裏付けている。
胸のサイズに関して詳細な解釈を知りたい、異論がある、紳士に議論を行いたい場合は「東方乳議論」で心ゆくまで議論して下さい。
妖精は自然から発生するものであり、その自然が維持される限り不滅である。
逆に、自然が失われるとそこから発生していた妖精は永遠に消えてしまう。
幻想郷の勢力の中でもかなりの数が存在しており、コミックでの発言から推測すると、精霊(通称:毛玉)よりは数が少ないが、幽霊とはほぼ同じ? 人間よりは確実に多いようである。
※これは数であり、強さとは無関係である
厳密にどの妖精が、どのような自然から生まれているのかは明らかにされていないが、例えばリリーホワイトは「春の妖精」であるから、季節の春から生まれていると考えるのが自然だ。
春以外、適さない環境でリリーホワイトはどこで何をしているのか、という事は謎である。
二次創作での有力な説としては、
といったケースをよく見かける。
リリーホワイトに関しては 東方儚月抄 にて、冬に開かれた紅魔館のパーティーに姿を現しており、春以外は消えている、動けないほど衰弱している、といった可能性は低そうである。
自然から発生するためか、一部の紳士的な同人誌や2次創作を除き、子孫を残したことはない。
その必要性がないのだろう。
自然が維持される限り存在するため、ある意味不死である。不老であるかは不明だが妖精が外見的に歳を取る描写は無い。
「未成年のお酒は禁止されていますが、妖精は長命なので勘違いしないように…」とあることから三月精たちに関しては少なくとも20年以上生きていると考えられる。(三月精 1巻 ZUN後書き)
しかし不死ではなく、死と同じような状態が存在する事が明らかにされており、東方三月精では「一回休み」と表現されている。
死んでしまう原因は人間とさほど変わらず、例えば大晦日の博麗神社で次のような会話をしている。
「外の人間には寒い日にこのお酒を呑んで外で寝て凍死する風習があるらしいのよ」
「私たちはせいぜい初日の出まで凍死するだけなのに」三月精 2巻 第15話 天体の悪魔と神 前編
この発言は大晦日にされているので、三月精達の理解では一晩ほどで蘇るようであるが、この速度は妖精、あるいは状況により異なるようだ。
東方地霊殿において、主に火焔猫燐と共に登場したゾンビフェアリーは、妖精のコスプレ(仮装)との事 (The Grimoire of Marisa・ダブルスポイラー) だが、ゲーム中ではやっつけても半透明になりその場に停止、その後数秒で復活する。
どう考えても一晩もたたずに復活している。
ゲーム内の時間が実際と異なるか、でなければよほど復活が早い妖精がやっているのだろうか。
やっつけた状態といってもスペルカードルール上の出来事であるため、実際には死んでおらず「一回休み」の状態とは異なるという考えもある。
これは藤原妹紅のスペルカード戦でのリザレクション(死んですぐに復活)するのは本当に一度死んでいるのか、それともスペルカードという遊びの演出なのか、と議論されている事と似ている。
一回休みになると何かペナルティーがあるのではないか、という説が二次創作では有力なようだ。
記憶を一部失うというパターンが多く、それによりドラマが生まれるわけだが、一次設定ではどういったペナルティーがあるのか、あるいは無いのか、明らかにされていない。
ただし、三月精コミックでアリス・マーガトロイドにやっつけられそうになった三月精は恐怖していたので、いくらでも復活するから一回休みなんて怖くない、という訳でもなさそう。
ただ単に痛いのは嫌だから、という説もある。
道中に多数登場する、通称ザコ妖精のような名無しの妖精も自然の何らかの力で存在しているようである。
ゲームを見ても、幻想郷にはもちろん、地底にも魔界にも居た。
それぞれの環境で周囲の自然に影響を受けているため、力が強かったり姿が微妙に違ったりする。
三月精は住んでいる家があるが、これは森の木、後に引っ越して神社の木を住処にしたもの。
チルノは、湖の近くに雪洞(かまくら)のような住処を持っている。(三月精 2巻 特別編 妖精大戦争)
他の妖精も同じように住処を持っているようだが、数を考えるとスペース的な意味で大規模なものではない?
殆どが花の中とか土の下とか、自然の中で巧妙に隠されているが(魔理沙)
東方三月精 ~ Oriental Sacred Place.
これらの住処は人間が見ると、たとえば三月精の住処の場合、普通の木に見えるため、発見することができない。
実際、博麗霊夢は三月精の住む木の真正面に何度も訪れたが気がつかなかったようだ。
もしそこら中に妖精の住処があり、妖精が住んでいたとしても、一般の人間は気がつかないようだ。
例外として、三月精に異変解決のため呼ばれた霧雨魔理沙は住処を認識しているようである。
妖精自身に招待される事があれば、どのような住処に住んでいるのか確認できるのかもしれない。そんな事がよくあるのかは不明。 (三月精 2巻 第9話 有情の霧雨 前編)
博麗霊夢が住処だと気がつかなかった木に、三月精が住んでいることを八雲紫が見破っているともとれる節がある。同じようにチルノの住処を三月精は発見できている。そしてイタズラで破壊した。 → そしてゲーム化
住処の大きさも謎である。
三月精が住んでいた木のサイズよりも、内部であるはずの住居のサイズの方が大きいと感じられることがある。
他にも、上記の魔理沙の発言だと、花の中 にも住処があるという事だが…。
解釈としては、住処の中では妖精はサイズが小さくなっている、住処は紅魔館のスペース拡張のように異次元的な広さがある、といった説がある。三月精のコミックで霊夢と三月精が窓越しに向かい合っているシーンでは、少なくとも窓のサイズや三月精のサイズが小さくなっているようには見えないため、異次元なのかもしれない。
人間が住むような人工の住居に住まう妖精もおり、代表的なのは紅魔館に住む妖精メイドだろう。
人里に住んでいるような妖精がいるのかは不明だが、人間などへのイタズラが生き甲斐の妖精にとって、その人間の近くに住むケースはあまりないとも考えられる。
おそらくイタズラをするためと思われるが、人里にも出没はする模様。(求聞史紀)
そして捕まえられ性的な意味でうっぷんを晴らされる訳である。(求聞史紀において阿求が推奨)
求聞史紀によると、妖精には本来生命維持のための食事は必要なく、食事は人間が美味しそうに食べる姿を真似ているだけらしい。
ただし味覚はちゃんとあり、概ね人間の子供が好みそうな味の食事を好むとされる。また、酒に酔うなど消化吸収も行われているようだ。
妖精メイドは「給料は無く、代わりに紅茶と自由が与えられる」とあり、紅茶が必須なのかは不明だが、少なくとも一部の妖精メイドは飲んでいると考えるのが自然だ。
以上のことを考慮すると、食事をとることは可能だが、必須なのかは不明、といった感じだろうか。
2次創作ではごく普通に食事をするケースが多いようだ。
謎なのは三月精コミックで一度もトイレに行くシーン、あるいはトイレのような設備が見当たらないことである。
もしかすると人気アイドルのように食べはしても……? 触れない方が良いことなのかも…。
この件に関しては一部の専門家が2次創作などで疑問を解決してくれる事を期待…したらいいのか?
残念ながら、登場する妖精は全て服を着ているが、自然から誕生した直後からそうだとすれば、服も自分の一部という事になる。
三月精では服を着替える場面もあるので、自分の一部を放置するのは不自然ではある。
他にも服を洗濯している場面はないが、汚れてしまうことはあるようでいつの間にきれいになっているのか、変装する時や夜眠る時など以外は同じデザインの服を着ているので、その妖精自体の個性と関わりがあるのかもしれない。
(服がころころ替わったらマンガとか書く人が大変だろ! ごもっとも)
妖精は女・子供の遊びである弾幕ごっこ(スペルカード戦)をすることから考え、子供であるか女性であるはずであるが、誕生の方法を考えると性別は不要であり、また1次設定で妖精は全て女性である、といった設定もなくナゾが多い所である。
もっともZUN氏がそう男を登場させるはずはない、という点では女性である可能性は高いだろう。
男の子の妖精が居てもおかしくはないが、性別に関して特に言及された妖精は居ないようだ。
2次創作では希に男の子の妖精は見かけるが、頻度はかなり少ないように思う。たいていは女の子として書かれる。
妖精は人間に対してイタズラをすることを生き甲斐にしている者が多いようだ。
三月精に出てくるコーヒーなどの材料や道具は拾ってきたり盗んできたらしい。香霖堂も被害に遭っているようだ。
これもイタズラだが確かに人間には嫌われそうだ。
チルノはカエルを凍らせたりしているのは有名。
また、大ちゃんと一緒にかくれんぼをしていたと思われるシーンがあった。
他にも博麗神社の肝試しに参加した事もある。(三月精も参加)
妖精同士や他種族と遊ぶこともあるようだ。
紅魔館の妖精メイドはメイド長の十六夜咲夜によると、ほとんど役に立たないらしく、複雑な仕事をさせるには不向きなようだ。
頭はあまりよくないと言われているのは事実なのだろう。 →別項にて詳細
妖精メイドとして定着している様子があることから、最低限の知識があり簡単な手伝い程度ならできる模様。
具体的には掃除・洗濯・料理・楽器の演奏などが確認されている。
妖精は妖怪になり得るらしい。
三月精のルナチャイルドは八雲紫に「あなたが一番妖怪に近い」と言われていたりする。 (東方小説)
チルノは東方花映塚にて四季映姫から 「貴方は妖精なのに強い力を持っています。貴方は自然の力で元に戻れない。ダメージを負うかも知れない。貴方が死ねば、きっと私達が貴方を裁く」(セリフから抜粋) と言われている。
チルノなど強い妖精は、妖精としての域をはみ出しかけていると言われ、その先は八雲紫のセリフを考慮すると、妖怪としての存在になるようだ。
詳細は不明だが仮に妖怪になるとすれば自然の力を頼って生きていく必要はなくなるため、元となる自然が無くなっても存在し続けられるだろう。
しかし妖怪は長寿だが不死ではなくなるため事故死や自然死などはあり得そうだ。
妖怪には長いとはいえ寿命があるため、どのように歳を取るのか、寿命はどのくらいなのか、子孫はどうなるのかといった謎がある。
現時点で東方Projectの妖精が妖怪になった事はない。(妖怪化は2次創作では何度か見かけるテーマ)
妖精は弱い。精霊(毛玉)などと並んでザコキャラとして多数登場する事からも分かるが、ゲームではやられ役である。
ただ、精霊とは違い大体の妖精は会話ができるとの事。(ZUN氏の回答メール)
例外的に大妖精と呼ばれる、特に強い力を持った妖精は割と強い。
限度を超えて強くなりそうなることは、妖精ではなくなることを意味しているようなので、逆に言えば妖精=弱いと考えて間違いないだろう。
割と強い部類に入るはずの三月精が三人がかりで八雲紫と戦ったとき(相手が悪いとはいえ)ほとんど歯が立たず「超弱い」と評されている。
求聞史紀でも妖精の危険度は最高でもチルノとサニーミルクの「低」であり、他は極低となっている。
すばしっこいが捕まえさえすれば人間がイタズラの仕返しすることも可能と阿求が書いているように危険な存在ではないようである。 (求聞史紀)
ただし、チルノや春の時期のリリーホワイトは力が強いため一般の人間にとっては危険とのこと。 (求聞史紀)
同じように、「春を告げる妖精は危険なので絶対に近づいてはいけない」とサニーミルクが発言している。(三月精コミック 8話 春の幻 後編)
時にシャレにならないイタズラ(結果的に崖から人間を落とすとか)をして、それが危険な事はあるようだ。
対策として妖精が居そうな場所では、複数人で注意して行動する事が推奨されている。
妖精にイタズラされたいのなら、1人でぼけーっと歩いていたら、道に迷わされたりするかもしれない?
東方キャラ全般の強さに関する考察は2次になるが「東方キャラ なんでも強さ議論スレ まとめWiki」などが詳しい。
強さに関する議論は荒れる事が多く、上記スレッドに隔離されているので注意が必要。
妖精内での強さ比較は幻想郷の住人にチート的に強いキャラクタが居るためか、いかにもどんぐりの背比べになってしまうためか、登場キャラクター全体を見るとあまり比較されていない。
1次設定として分かっていることは以下の通り。
春のリリーホワイトは危険、近づいてはいけない、というサニーミルクの発言 (三月精コミック 8話 春の幻 後編)
チルノについて「力も周りの妖精より強い」とある。また、「妖精の中では好戦的な部類」とあり、危険度は高い。ただ、危険=強いとは限らない模様。(求聞史紀)
四季映姫の発言を考慮すると、チルノは妖精という枠を超えようとしている節がある。
三月精コミックでは、一般的な妖精の日常を描く、という内容の説明があるため、主役となっている妖精の三月精は少なくとも妖精として極端に強かったり弱かったりはしないと考える事もできる。
大妖精に関しては「妖精の中でも力を持っている」、とされている。恐らく三月精をはじめとする一般的な妖精よりは力があるがチルノには及ばない、といったところであろうか。
妖精大戦争の弾幕を見ると十分すぎるほど強いじゃないか、と思われがちだが、チルノ視点で見ているため強そうに見えるらしいので、注意が必要。
妖精は頭が悪い。分かっている範囲の情報から推察すると、日本の小学生低学年くらいの事は考えられるようだが、個体差もそれなりにありそうである。
2次創作だと大ちゃんは特に頭がよいように描かれることが多いが、1次的には根拠はない。
チルノ=バカの設定についての詳細は「チルノ」の項目を参照。これはどちらかというと特にバカというより、公式のネタと考えて良いかと思う。
どれくらいバカなのかを調べるというのは難しい事であるため、逆にどんなことができるかを上げてみる。
公式で頭が悪いという情報はいくつか存在する。
例えば妖精大戦争のマニュアルでは会話について「戦争が終わったら何を言ったのかすっかり忘れていることでしょう」とある。
妖精(東方Project)に関するニコニコ動画の動画を探しています。見つかったら追加してやって下さい。
妖精(東方Project)に関するニコニコ市場の商品を探しています。見つかったら追加してやって下さい。
妖精(東方Project)に関するニコニコミュニティは無いようです。個別のキャラクターのコミュニティはあるようなので、それぞれの記事からどうぞ。
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最終更新:2025/12/12(金) 03:00
最終更新:2025/12/12(金) 03:00
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