宇宙空母ギャラクティカとは、アメリカのSFテレビドラマシリーズおよび映画の題名、また同シリーズの主な舞台となる架空の艦船(バトルスター:宇宙空母)の名称でもある。日本でもテレビ放映、および映画公開された。
なお日本初放映時は宇宙空母ギャラクチカと表記された。
映画『スター・ウォーズ』の成功により、アメリカのABCネットワークが制作を決断した大作SFテレビドラマ。ユニバーサル映画が製作し、特撮スタッフには『スター・ウォーズ』のジョン・ダイクストラが招かれた。作品の生みの親は、のちにヒットドラマ『ナイトライダー』を生み出したグレン・A・ラーソンで、『ナイトライダー』と同じく、彼はメインテーマ曲の作曲にも参加している。要はスター・ウォーズに便乗した作品の1つであり、日本では宇宙からのメッセージと
Xボンバーが該当する。
まずアメリカでパイロット版が3時間枠で放映されたが途中でカーター大統領のイラン問題の緊急放送で中断という
いらん横槍が入るハプニングがあったが、高視聴率だったのでTV版を再編集した劇場版が2作作られ公開。
その後日本でパイロット版の映画版1作目が1979年1月27日、ユニバーサル・CIC配給で劇場公開された後、
1981年1月28日「水曜ロードショー」でパイロット版・日本語題『宇宙空母ギャラクチカ 人類対悪の帝王サイロン!
特撮大スターウォーズ』と続くシリーズが日本テレビ系で放映された。その際、映画版の日本語題『宇宙空母ギャラクティカ』では新聞のテレビ欄に1行で収まらないからという理由で、『宇宙空母ギャラクチカ』に変更された。
なお日本放映版と映画版には違うシーンがあるのだがこれは映画版2作目で「やってもーた」ミスの埋め合わせで
日本版の方ではミスのシーンをカットして辻褄合わせをしている。
パクリ似たような作品を作る上で避けて通れない「著作権問題」。もちろん宇宙空母ギャラクティカも「遭遇」した。
オンエア前に20世紀フォックスが気付いてユニバーサル社を提訴。だが裁判所は「この作品が著作権を侵しているとすると、『スター・ウォーズ』の著作権を侵している映画が数百本になる」として、訴えを退けた。
でもここで争いは終わらなかった。制作者グレン・A・ラーソンはスタートレックの次の番組として成功させるため
スタートレック・スターウォーズのやり方を徹底的に模倣、視覚効果スタッフにスター・ウォーズのジョン・ダイクストラを
引き抜き抜擢。元々彼はルーカスと揉めていた上ILMの撮影技術を勝手に流用した事でルーカスと緊張状態になっており、ルーカスがユニバーサル社と袂を分かっていた事がさらにややこしくさせた。そしてパイロット版の試写会で「事件」が起きた。試写会に呼ばれたルーカスは終始沈黙していたがそれをラーソンはマスコミに「ルーカスも満足していた」と発表した。だがルーカスはこれに激怒、「決して認めたものではない」と発言した。それを聞いたフォックスは『スター・ウォーズ』の続編『帝国の逆襲』の配給権を失う事を恐れ、以前のユニヴァーサルとの約束を反故にしルーカスの意見に全面的に賛成して、著作権侵害でユニヴァーサルを訴えた。これにユニヴァーサルも反訴し、知的財産まで範囲を拡大し訴訟合戦が始まった。『ギャラクティカ』の玩具で子供が死亡する事故が起きた時、ルーカスは「自分の作品だと誤解した視聴者から苦情が寄せられた」と公表した。泥沼の争いと化していた訴訟その後は退けられたがこの影響は業界全体に波及し、ILMにVFXを発注していた『フラッシュ・ゴードン』は日本を含むいくつかの国の配給権は本来のユニヴァーサルから20世紀フォックスに移さざるを得なくなった。『宇宙空母ギャラクティカ』自体もTVシリーズとしては短命に終わった上に、幾度かの再編集映画版や続編を製作するもルーカス・フィルムの業界影響力下で尻すぼみに
ならざるをえなかった。 ただし、訴訟の結果を受けて著作権問題自体は解決しており、21世紀の『ギャラクティカ』製作につながる。ルーカスとユニヴァーサルの関係も、『ジュラシック・パーク』のVFXをILMが受け持った事で改善に
向かった。だがルーカスの『ギャラクティカ』への対抗意識は失われておらず、従来はアニメでしか展開しなかった
『スター・ウォーズ』の実写版TVシリーズ製作の意思がある事を『シスの復讐』公開後に発表した。
12の惑星から成る植民地に住む、地球人ではない別の人類(吹替版では「12惑星連合」と呼称)。彼らは1,000ヤーレン(=1,000年)もの間、機械生命体「サイロン」との戦争を続けていた。
しかし、遂に和平交渉会談実現の運びとなり、各植民星の代表は、宇宙空母の艦隊旗艦「アトランティア」に集結する。だが、それはサイロンの罠だった。サイロンは総攻撃を開始、「アトランティア」は撃沈され、アダマ司令官率いる宇宙空母「ギャラクチカ(ギャラクティカ)」の母星・カプリカはじめ、各植民星は絶滅の危機に瀕する。
唯一生き残った宇宙空母「ギャラクチカ(ギャラクティカ)」は、民間の残存宇宙船と共に220隻の艦隊を組み、生存者を乗せ、植民星の宙域から船出する。目的地は、自分たちと祖先を同じくする人々が住む13番目の星、伝説の惑星
「地球」……。
12惑星連合の1つ、惑星カプリカ所属の宇宙空母で12惑星連合艦隊旗艦で1番艦「アトランティア」と2番艦「ギャラクティカ」3番艦「ペガサス」が運用されている。なお外観などはオリジナル版と2003年版とではいくつか相違点がある。
まず装甲表面構造はオリジナル版は平面の装甲板に大小の構造物が混在している。まんまスター・ウォーズ
2003年版は装甲全面に溝が掘られたリブ(溝)構造となっており、突起物や構造物はあまり見受けられない。
また、胴体部や機関部、フライトポッドについても形状が異なる。
オリジナル版は、武装のほとんどがビームあるいはレーザー兵器である。
2003年版は、艦載砲から艦載機の固定兵装まで、全てが実体弾を射出する砲熕兵器である。またサイロン、人間共に核兵器を最大火力として使用している。退化してんじゃねーか?
オリジナル版は、ブリッジ構造物が艦首部分に露出しており、ブリッジ内にビューワーが設置されている。
2003年版は密閉式の作戦情報センター(CIC)となっており、艦の管制は、艦首部分内部にあると思われるCICで
行われている。外部を目視するためのビューワーやモニターもない。外部状況はCIC中央部に設置されたDRADIS(現実世界のレーダー)コンソールモニターにより把握される。
船体のデザインはオリジナル・2003年版共に共通だが2003年版は艦首部が長めでエンジンが複数搭載され
半分船体外に露出したようなデザインとなっている。フライトポッドも左右に張り出しているのは同じだが
艦載機着艦口の形状がオリジナルは横長の長方形で2003年版は少し縦長の三角形となっている。
なおどちらも艦載機の発進シークエンスはハンガーデッキ側面から外部に伸びる発進チューブを通ってフライトポッド
から射出しており構造はほぼ同じである。
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最終更新:2025/12/09(火) 01:00
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