小さな王様と約束の国ファイナルファンタジー・クリスタルクロニクルとは (チイサナオウサマトヤクソクノクニファイナルファンタジークリスタルクロニクルとは) [単語記事]

『小さな王様と約束の国ファイナルファンタジー・クリスタルクロニクル』とは、Wiiウェア配信のゲームである。

ジャンルは「国造りRPG」。Wiiウェアのサービス第一弾として2008年3月25日配信開始。WiiのほかにWiiUの「Wiiモード」でもプレイすることができる。

価格は1543Wiiポイント（2016年現在の消費税8％価格）。対応コントローラはWiiリモコン、Wiiリモコン＋ヌンチャク、クラシックコントローラ、ゲームキューブコントローラ（Wiiのみ）。

概要

FFCCシリーズの3作目。舞台は1作目クリア後（瘴気が晴れた世界）となっている。

先代王エピタフが失踪したことで崩壊した国…。先代を探す旅に出たレオ、チャイム、ヒュー＝ユルグの三人は、とある大きなクリスタルのある場所にたどり着く。
レオはそこでクリスタルから、思い出をかたちに変える魔法「建築術」を授かる。
建築術を使って家や施設を建て、各地に散らばった国民を呼び戻し、祖国を復興させるのがこのゲームの目的。

街の周囲にはダンジョンがあるが、王様は冒険に出られないため国民から冒険者を募って探索してもらう。
ダンジョンにはボスがおり、ボスを倒すと新たな建物を建てられるようになる。
また建築術を使うには精霊力というものが必要で、ダンジョン探索は精霊力稼ぎ目的でもある。

冒険者はジョブチェンジでき、探索で新しいジョブを開放していく。ジョブチェンジ対象者はおふれで募る。

本作はWiiウェアという開発環境の下、少人数・短期間での開発を実践したソフト。開発者は数人～十人ちょっととだいぶ少な目だが、ゲームのボリュームは規模や値段からすると結構なものがある。

追加コンテンツ

本作はニンテンドーWi-Fiコネクション有料サービスに初めて対応したソフトでもある。なお追加コンテンツはあくまでおまけ要素であり、購入しなくても本編だけで十分遊べる。

追加できる内容は、王様とチャイムの新衣装、新ダンジョン、新施設、他種族（ユーク・リルティ・セルキー）の住人など。ソフト同様、Wii（WiiU）をインターネットにつなぎ本体にダウンロード購入する。

登場人物

レオ: 主人公。名前はデフォルト名であり変更が可能。種族はクラヴァット。
瘴気に冒され国が崩壊したため、突然失踪した先代（実父）を憎んでいる。
若くして王を継いだが、国のため建築術を使って国民を呼び戻し、国の再建を行っていく。
セリフやボイスはないが、チャイムの独白によるとかわいい顔してしゃべり方は父親譲り（一人称は俺）。
チャイム　声：榎本敦子: 大臣。クラヴァット族とセルキー族のハーフで、セルキーの血を引いているからすっげーぐらまらす！
レオの養育係として姉弟同然で過ごしてきた。彼女の父親が死んで先代が引き取ったとかなんとか。
レオが呼べば得意のテレポで即参上。また税金や冒険者の報酬・報告書の纏めなども行っている。
また酒場を建築すると店主も兼ねてくれる。
ヒュー＝ユルグ　声：鈴木琢磨: リルティ族の老齢な武人。訓練所を建築するとそこの主としても登場する。
先代について旅をしていたらしく、その事を後悔している（失踪の原因になったため）。
パブロフ: レオについてまわる、しゃべるペンギン。話すと様々な情報が聞ける。
スティルツキン: FF9や他のFFCCシリーズにも登場したモーグリ族。
ダークロード　声：酒井敬幸: 復興が進むとクリスタルから現れる闇。種族など詳細は不明。