小田急4000形 単語


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小田急4000形とは、小田急電鉄の所有する通勤用電車である。なお、小田急には4000形と付く列車が2つ存在し、

  1. 1966年から2005年まで活躍した通勤用電車。
  2. 2007年より登場している千代田線乗り入れ対応通勤用電車

が存在する。

1の概要

1966年に登場した電車で小田急の通勤電車としては2例目となる20m・4ドアで2600形と同一の車体となっている。

大きな特徴は床下機器であり、部品の一部…と言ってもモーターぐらいではあるが、開業当時より使用していた小型車の機器を流用している為、駆動方式は吊り掛けであった。しかし、それだけではなく外出しディスクでおなじみのパイオニア台車を使用していた。実際、パイオニア台車を導入するにあたっては東急より7000系を借りて、試験走行を行うと言う非常に珍しい場面があった。余談ながら、この際に使われた車両はデハ7019+7020であり、その後に7913Fとなったが先ごろ廃車となってしまった。

なお、似たような車両に1800形があるがこれは63系ベースであり、また車体更新も台枠を利用してたり、床下はまんま63系のものであった。

吊りかけに最新鋭車体と言うのは62系や東武鉄道5000系、名鉄の6750系などがあるがいずれももっと後の時代のものであり、その先鞭ともいうべき車両ともいえる。20m・4ドアでありながらその走行音は時代がかったものであったので

         ,. -‐'''''""¨¨¨ヽ
         (.___,,,... -ァァフ|          あ…ありのまま 今 起こった事を話すぜ!
          |i i|    }! }} //|
         |l、{   j} /,,ィ//|       『おれは新しい電車に乗った
        i|:!ヾ、_ノ/ u {:}//ヘ        思ったらゴゴゴゴと轟音を立ててた』
        |リ u' }  ,ノ _,!V,ハ |
       /´fト、_{ル{,ィ'eラ , タ人        な… 何を言ってるのか わからねーと思うが
     /'   ヾ|| {´,)⌒`/ |<ヽトiゝ        おれも何がなんだかわからなかった…
    ,゙  / )ヽ iLレ  u' | | ヾlトハ〉
     |/_/  ハ !ニ⊇ '/:}  V:::::ヽ        頭がどうにかなりそうだった…
    // 二二二7'T'' /u' __ /:::::::/`ヽ
   /'´r -―一ァ‐゙T´ '"´ /::::/-‐  \    連接台車だとか超スピードだとか
   / //   广¨´  /'   /:::::/´ ̄`ヽ ⌒ヽ    そんなチャチなもんじゃあ 断じてねえ
  ノ ' /  ノ:::::`ー-、___/::::://       ヽ  }
_/` /:::::::::::::::::::::::::: ̄`ー-{:::...       イ  もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ…

と利用者が思ったとか思わなかったとか。

そんなこんなで当初は3両でそのうち5両と連結数を増やしてきた4000形であるが、1980年代になると車体のちんちくりん具合に定評のある2400形の廃車部品流用で吊り掛けからカルダン方式に改められ、静寂性は高まった。なお、元の機器の都合で発電ブレーキが使えず、また機器の相性からか箱根登山鉄道乗り入れに供されるケースは少なかった。

そして2600形が老朽化で廃車が始まった頃から同時並行的に廃車が始まり、3000形に置き換えられた。さよなら運転が行われず、保存車両も存在しないなど、ひっそりとその幕を閉じたという印象が強い。

2の概要

2007年に登場した車両で3000形の後継車両として、従来型の5000形と千代田線乗り入れ用1000形の置き換え用に製造された。

平たく言えば、小田急版E233系2000番台で車体の一部は東急車輛ではなく新潟で製造されている。床下機器は台車こそ東急車輛製のものであるが、二重系統の回路や主要機器類はE233系をベースとしている。意外な話ではあるが、鉄道でも導入が始まっているディスチャージランプは小田急においてはこの系列が通勤用では初めて採用した。

千代田線乗り入れ用車両の伝統(?)であるが、先頭車の屋根には小田急用の無線アンテナの他にもJR用無線と思われる2つのアンテナ台座が置いてある。逆にE233系2000番台は小田急用のアンテナが台座部分のみとなっている。運転台の配置もよりE233系…というよりE231系に近いものとなり、小田急車両によるJR線乗り入れへの布石か?と言われている。実際、9000形にしろ1000形にしろアンテナ台座の設置こそ行われていたり、機器スペースの確保が行われていたが、4000形の場合はそれだけではなく運転台の配置をJR側に合わせた格好であり、また一部にメクラ板がはめ込んでいたりとこれまでにない手の込みようなので、近いうちに乗り入れが行われるのではと言われている。

こうして増備が行われて、小田急1000形は千代田線乗り入れから外れ、地上用として4000形と共に5000形の置き換えを行っている。

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関連項目

  • 小田急電鉄
  • 千代田線
  • 小田急9000形(初代千代田線乗り入れ車両・全廃)
  • 小田急1000形(二代目千代田線乗り入れ車両・全車地上用転用)
  • 鉄道車両一覧

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