平成19年能登半島地震

平成19年（2007年）能登半島地震とは、2007年3月25日(日)午前9時41分に能登半島沖で発生したマグニチュード6.9の非常に強い地震である。

概要

・本震
平成19年(2007年)3月25日0時26分発生
震源：能登半島沖(石川県輪島市の西南西約40Km)
深さ：11km(速報値は50Km)
マグニチュード：6.9(速報値は7.1)
最大震度：6強(石川県輪島市、七尾市、穴水町)
津波：石川県珠洲市で最大22cm、金沢市で最大20cm
※石川県沿岸に津波注意報発令

・最大震度5以上の余震
平成19年(2007年)3月25日18時11分発生
震源：石川県能登地方
深さ：13km
マグニチュード：5.3
最大震度：5弱(石川県輪島市、穴水町)
津波：なし

平成19年(2007年)3月26日14時46分発生
震源：能登半島沖
深さ：9Km
マグニチュード：4.8
最大震度：5弱(石川県志賀町)
津波：なし

平成19年(2007年)3月28日08時08分発生
震源：能登半島沖
深さ：13Km
マグニチュード：4.9
最大震度：5弱(石川県輪島市)
津波：なし

平成20年(2008年)1月26日04時33分発生
震源：石川県能登地方
深さ：11km
マグニチュード：4.8
最大震度：5弱(石川県輪島市)
津波：なし

建造物や交通・ライフラインの被害が大きかったのが特徴。これは揺れの中に、周波数1〜2秒の長周期パルス波、いわゆる「キラーパルス」が含まれたためである。木造家屋はこのキラーパルスに弱く、そのため建造物の被害が拡大したとされる。

震源域は東西に長く、東端は能登半島にかかるため、余震の震源は海域で発生した場合は本震と同じ「能登半島沖」、陸地で発生した場合「石川県能登地方」となる。

余震活動は長引き、有感地震は500回を超え、本震から10か月後の翌年1月26日に最大震度5弱の余震が発生している。

※地名は地震発生当時のもの

関連動画

当時の臨時ニュースで、現地の役場の人へのインタビュー時に、途中で声が少し途切れ、その後別人のような声に切り替わったことで憶測を呼んだ。

関連リンク

• 気象庁 | 強震波形（平成19年(2007年)能登半島地震)
• 「平成19年（2007年）能登半島地震」で発表した津波注意報について

関連項目

• 地震
• 石川県
• 能登半島
• 能登半島地震 - 曖昧さ回避
  • 令和6年能登半島地震 - 2024年1月1日発生