『新世紀エヴァンゲリオンANIMA』とは、TVアニメ『新世紀エヴァンゲリオン』を原作とした電撃ホビーマガジンにて連載中の現在唯一の公認エヴァ小説作品である。
概要
アニメ版と同じくメカニックデザインを行う山下いくとが製作総指揮とイラストを、キャラクターデザインをうたたねひろゆきが担当し、「弐拾四話終了時からストーリーが分岐し人類補完計画が発動しなかった世界の3年後」を描いている。
うたたねひろゆき氏の扉絵イラストが結構エロいよ。
ストーリー
EVA弐号機がEVA量産機との戦いに敗れ、同機を中心とした補完計画の儀式が今まさに完成しようとしていたその時、シンジのEVA初号機F型装備が、本部に侵攻していた戦略自衛隊などの勢力を全て撃退して現れた。シンジは量産機を全て破壊し尽くして補完計画を妨害するも、地下のリリスはゲンドウらを呑み込む形で謎の黒い結界を展開、ネルフ本部は主要施設や重要人物を失うという結末を迎えた。
その後、ネルフ本部は各国支部との連携が取れにくくなるものの、ゼーレが壊滅した保証もない以上、補完計画の再発防止・ゼーレの活動妨害のために、ミサトを初めとする旧ネルフ本部一同はその武力を背景にして世界各国と軋轢を重ねながらも、ネルフ本部を各国支部から切り離し、独立した組織「ネルフジャパン」として新たに立ち上げる。
物語はその3年後、ゼーレの再侵攻は無いであろうと誰もが思っていた頃から幕を開ける。
登場人物
- 碇シンジ
17歳になったEVA初号機のパイロットの少年。 三年前に比べて背が伸び、伸ばした髪を後ろで加持のように束ねる。人間的にも成長し、EVAパイロットの中でもリーダーを務める。 0・0EVA(カトル機)と交戦中、γ線レーザー砲で至近距離から撃たれ、肉体と魂は初号機と一体化。その後、肉体はサルベージされたものの、心臓がS・エヴァの中に取り込まれ、彼の身体の中には心臓が存在しない。
- 惣流・アスカ・ラングレー
同じく17歳になったEVA弐号機のパイロットの少女。ゼーレとの決戦を生き延びたという経験は彼女の精神的なわだかまりやトラウマを浄化して自信を持たせ、再び明るく朗らかな性格となった。 エヴァで宇宙に行ったり、弐号機と一体化したり、そのまま敵側の存在になったり、マリに食われそうになったりと酷い目にあう。
- 綾波レイ
同じく17歳になったEVA零号機のパイロットの少女。 TV本編における三人目のレイであり、他のクローン体と比して「トロワ」とも呼ばれる。3人のレイ・クローンたちとは精神的にリンクしており、クローン達の感覚情報などを読み取ることが出来る。 3年間の成長で碇ユイに似通った姿に育ってきており、自分自身もいずれ碇ユイそのものになるのではないかという恐怖を抱いたり、妹達と異なり個を確立できない自分への苦悩するようになる。
- レイ・No.カトル
綾波クローン体の一人。0・0EVA(カトル機)のパイロット。 他の個体と識別するため髪は銀色に調整される。黒いプラグスーツを着用。 精神汚染を受け、敵として初号機F型を大破させ、人類補完計画を止めたシンジに憎悪をぶつけ、計画再開のために殺害を図る。彼女が精神汚染を受けて以降、他のクローン体にも、本来芽生えるはずの無い独自の人格が芽生えるという異常が出た。
- レイ・No.サンク
綾波クローン体の一人。0・0EVA(サンク機)のパイロット。 他の個体と識別するため髪を短くしている。 3人のクローンのうちもっともバランスのとれた能力を有する。トロワ、カトルを超える成長を見せ、綾波シリーズの完成形と評価される。アルマロスへの攻撃作戦においてアスカを身を挺して庇い、自らは機体ごと消滅した。
- レイ・No.シス
綾波クローン体の一人。0・0EVA(シス機)のパイロット。 最も後で生産された綾波クローン体。発育年齢は7歳で、メンタリティが不安定。「チビ波」。ロリ波。
- 洞木ヒカリ
世界を襲った異常現象によって姉を失った後、ユーロ軍によって薬物洗脳処置を施され、EVA・EUROII・ウルトビーズのパイロットとしてネルフジャパンの前に立ちはだかる。 洗脳解除後もウルトビーズの中にある魂(アスカの母親?)が気になり、協力者としてユーロ軍に属す。
- マリ
ネルフUSAのEVAパイロットを務めるシスと同年齢程度の女児。 米国によって作られた動物との遺伝子融合体で、猫耳が生えている。 ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破に登場した真希波・マリ・イラストリアスと同名であり、彼女を幼くしたような姿をしているが、両者の関連性は不明。
本編登場機体
スーパーエヴァンゲリオン
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関連項目