作戦を全うできてよかったです。
これが朝潮型駆逐艦の力なんです!
朝潮(あさしお)とは、大日本帝国海軍の駆逐艦朝潮をモデルにした艦隊これくしょん~艦これ~の登場キャラクターである。(CV:宮川若菜)
朝潮型駆逐艦の長女。ネームシップであるが故に駆逐艦としてはドロップ率がやや低く、またネタになるような要素もほとんど持ち合わせていないため話題になる事こそ少ないが、提督に対して忠実な言動から『朝潮ちゃんは真面目可愛い』との評価を得て地味ながら確実に人気を固めている隠れた実力派。
上記のように非常に真面目な性格をしており、秘書クリック会話でも「はい!いつでも出撃可能です!」「司令官、ご命令を!」と、出撃に関わるセリフを口にすることが多い。一方、必要以上につつかれでもしたのか「司令官、それは新しい暗号でしょうか?」と戸惑う一面も。また、損傷が大きくなってしまった場合、入渠時に「大丈夫、次の作戦には間に合わせます!」と真面目にやる気を見せることも。朝潮ちゃん真面目可愛い。
そんな朝潮ちゃんだが、一方で多くの駆逐艦に見られるように得意の夜戦となれば彼女も多少高揚するようで、開始時には思わず「一発必中!肉薄するわ!」と気合を入れ、「この海域から出ていけ!」と叫びながら雷撃を行う。2014年夏イベント最終海域のボス戦で、僚艦ほぼ全員行動不能の状態で難攻不落の戦艦棲姫を一発で本土近海から駆逐した動画は感涙必至。(関連動画参照)
また、2013年10月23日のアップデートでは補給時と放置時のセリフも追加された。放置時のセリフは「司令官が待てと言うなら、この朝潮、ここでいつまででも待つ覚悟です!」と史実ネタでこそないが今までの真面目さが前面に押し出されたセリフとなっている。可愛い。
『朝潮型』駆逐艦であることにはネームシップとして誇りを持っているようであり、MVPを取った際に「作戦を全うできてよかったです。」と真面目に喜ぶ一方で、「これが朝潮型駆逐艦の力なんです!」と朝潮型駆逐艦の作戦遂行能力の高さを強調する一幕や、改装時に「駆逐艦としては、かなりいい仕上がりです!」と主張する一面もある。
史実上でもロンドン海軍軍縮条約破棄を見越して設計された初の駆逐艦であるため既存艦種より大型化しており、これは艦これでも「白露型以前の駆逐艦に比べてわずかに耐久が高く、初期装備が若干豪華」という形で反映されている。
とにかく真っ直ぐで生真面目、任務に対してひたむきな軍人気質であり、「主人公属性」とファンから言われることもある。あまりにも真面目すぎるため、ボロボロになるまで頑張ってしまいそうな雰囲気を感じ取り心配する提督もいたり。だがそれがいい。
外見的には朝潮型に共通するサスペンダー付きのプリーツスカートと手に装着した連装砲と四連装魚雷、ランドセルっぽく背負われた機関部が特徴で、有体に言えば「私立小の制服を着た小学生女児が武装してる」っぽい仕上がりとなっている。
この外見から「朝潮型は真正ロリな感じがする」と言われることもしばしば。憲兵さんこっちです。
コミックス「艦隊これくしょん -艦これ- 島風 つむじ風の少女」(山崎かずま作/電撃コミックスNEXT)では、主役の島風に対してメインヒロインに抜擢。奔放な島風と優等生な朝潮という対照的な2人が衝突しながらも心を通わせたり、かと思えばレ級に攫われるお姫様状態になったりと美味しい役柄を得ており、単行本2巻の表紙では堂々のセンターを勤めている(下記関連商品欄を参照)。
ただし、おパンツどころか中破して半裸、お風呂で全裸と肌を見せる描写も多い(少なくとも満員電車で広げるには勇気とかそういうのが必要なレベル)ので、そういうのが苦手な人はご注意。
あと、話自体は割とシリアス寄りなので、そこも苦手な人はご注意。
当時の駆逐艦はロンドン海軍軍縮条約の大型駆逐艦枠を回避するために小型軽量の艦体に重武装という路線で建造されていた。しかし、「友鶴事件」、「第四艦隊事件」の反省からこれを放棄。来るべき条約破棄も見越して新型の大型駆逐艦を建造する運びとなった。
これが朝潮型である。
艦型は特型駆逐艦を踏襲。ただし、友鶴・第四艦隊両事件の反省から艦体の強度に関して過敏になっていた関係上、艦体強度が過剰なまでに追求されている。更に、「第四艦隊事件は電気溶接を多用したために起きた」との見解から不必要な部分にまでリベット打ちがされている。
そのため排水量は特型に比べて大きく増大。計算上の速力が35ノットを下回るなど駆逐艦としては低速となり、また航続力の不足も指摘されていた。
また、蒸気タービンのタービン翼が共振動により破断する、舵の旋回半径が他の駆逐艦より大きいなど、足回りの故障も多数報告されている駆逐艦でもあった。
ただし、速力に関しては実際の航行で計算を上回る良好な成績を叩きだしており、故障の方も開戦までには改善されている。このあたりが艦これにおける「真面目」というキャラ設定につながっているのかもしれない。
その後は姉妹艦大潮、満潮、荒潮と共に第八駆逐隊を編成して主に南方攻略作戦に従事。第一次マレー上陸作戦やマカッサル攻略などの諸作戦に参加している。
1942年2月のバリ島沖海戦では、姉妹艦である大潮とたった2隻で軽巡洋艦、駆逐艦計8隻からなる連合軍艦隊と交戦。敵艦隊の意思疎通不全という幸運もあってオランダの駆逐艦ピート・ハインの撃沈に成功している。
ミッドウェー海戦にも参加し、第七戦隊の護衛を担当。最上と衝突し、米艦載機の攻撃を受けて沈没した三隈の乗員救助にも当たった。
その後は一時期横須賀鎮守府で警備艦艇の任に就くが、第八艦隊に再編入。ガダルカナル島への輸送作戦や第三次ソロモン海海戦にも参加する。1943年2月よりラエ輸送作戦に従事。
そして同年3月3日にビスマルク海海戦が勃発する。俗にいう「ダンピールの悲劇」である。
海戦の切欠は、第八艦隊司令部の計画したラバウルからラエへの輸送作戦である。しかしこの作戦は情勢を鑑みているとは言いがたい無謀なものであり、当初から危険性が具申されていた。
朝潮も第八駆逐艦隊旗艦として作戦に参加。この時第八駆逐隊司令として朝潮に乗船していたのが、当時きっての水雷戦の猛将である佐藤康夫大佐だった。
佐藤大佐は前日に「給炭艦」野島の艦長である松本亀太郎大佐と「今度は危ないかもしれん。お前の船が危なくなれば俺が助けてやる」と約束を交わしていた。
そして3月2日からの米豪両軍の爆撃機による反跳爆撃により僚艦や輸送船が為す術もなく次々撃沈され、木村昌福第三水雷戦隊司令官も機銃掃射で重傷を負い白雪から敷波へと移乗するなど艦隊が大きな被害を受ける中、朝潮は二度の空襲をやり過ごすことに成功。結局無傷で回避していた。
敵機が去った後、残存艦は救助活動を行うも敵機再来襲の情報を受ける。ここで木村司令官は「救助作業中止、全艦一時避退セヨ」との命令を出した。
しかし朝潮の佐藤大佐は「我野島艦長トノ約束アリ、野島救援ノ後退避ス」と打電し、単艦で野島と付近を漂流していた姉妹艦である荒潮の救助に向かった。午後1時、朝潮から「敵10機見ユ」と電報が入る。これが朝潮の、確認されている最後の打電となった。
朝潮が2隻の生存者の救助を終え、生き残りの輸送船たちを連れて退避に移ろうとした時に三度目の空襲が開始。 帝国海軍の戦闘艦で唯一行動していた朝潮は二回にわたり約40機もの敵艦載機の集中攻撃を浴びて航行不能に陥り、戦没。
救出された野島艦長松本大佐は九死に一生を得たものの、佐藤大佐は朝潮と運命を共にし、その他艦長吉井中佐、荒潮艦長久保木中佐以下、救助者を含む299名が戦死している。
同年4月1日、除籍。
なお、朝潮の名を持つ艦としては2代目で、初代朝潮は英国生まれの白雲型駆逐艦2番艦。
そして戦争が終わり、朝潮の名は潜水艦に付けられることになる[1]。3代目朝潮はあさしお型潜水艦1番艦SS-562「あさしお」(1963~83年)、
そしてその退役後、4代目としてはるしお型潜水艦7番艦SS-589に「あさしお」の名が受け継がれた(1995年~2000年[2])。
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最終更新:2025/12/07(日) 03:00
最終更新:2025/12/07(日) 02:00
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