松島(宮城県)とは (マツシマとは) [単語記事]

ももひきの破れをつづり、笠の緒つけかへて、
三里に灸据うるより、松島の月まづ心にかかりて

松尾芭蕉

松島とは、宮城県の松島湾内外（塩竈市・七ヶ浜町・松島町・東松島市）にある諸島である。また、その周辺エリアを指すことも。

概要

松島

宮城県を代表する観光名所で、日本三景、日本三大松島の一つ。大小260余りの島があり、島の一つ一つには名前が付けられている。2007年には「日本の地質百選」に選定された。

歴史的には、元禄2年（1689年）に松尾芭蕉が奥州行脚で訪れたことで有名。記事冒頭の文は「奥の細道」に書かれているのを抜粋したものである。

松島観光といえば、高台からの眺望である。有名な眺望スポットとして「松島四大観」があげられる。もちろんこれら以外にも眺望スポットは数多く点在しているため、自分好みの眺望スポットを探すのも面白いだろう。
また、遊覧船で松島湾内を一周して「仁王島」「千貫島」などの島々を巡る「松島島巡り観光船」が毎日午前の部と午後の部に分かれて運航している。いくつかコースがあるため、詳しくは公式サイトを参照。

諸島以外にも松島には「瑞巌寺（国宝）」「五大堂（国指定文化財）」「みちのく伊達政宗歴史館」など多くの観光名所がある。