élf 株式会社エルフとは、かつて存在したアダルトゲームメーカーである。
元々は現在のF&Cの前身である有限会社キララからスタッフが独立し、1989年に立ち上げた会社である。
エルフとして成立する前年に「どきどき!シャッターチャンス!!」を発売。これがデビュー作となった。
その後もドラゴンナイト、SHANGRLIA(シャングリラ)、同級生、遺作、下級生とヒット作を連発。90年代のアダルトゲーム界を代表する存在となっていった。西のアリスソフト、東のエルフと言われたとかどうとか。
1992年には姉妹ブランドシルキーズを発足。
竹井正樹・横田守というアニメーター出身者や、当時同人作家だった門井亜矢の起用など、特に原画の自社スタッフ起用にこだわりを見せなかった。このため当初の独立スタッフ原画担当である阿比留壽浩は退社し、Mink(ミンク)を立ち上げた。そのミンクも古豪として名を馳せることになる。
遺作の後横田が抜け、Terios(テリオス)を創設させる。同時期にEVEやDESIREで名を馳せ、同発売メーカーであった姫屋ソフトを退社していた剣乃ゆきひろ(菅野ひろゆき)を取締役に起用。そうして生まれたのがこの世の果てで恋を唄う少女YU-NOである。
この作品は大ヒットとなったのだが、菅野自体は納期の関係で妥協したこともあってか駄作だと考えていたが、様々なファンの反響から自身を取り戻した。その後諸事情あってエルフを退社、株式会社アーベルを立ち上げる。
エルフは他機種への移植も精力的に行っており、18禁枠を設けていたセガサターンに多くの作品を移植し、それをまたPCに逆移植…と言った具合のことをしていた。
2000年に初代代表取締役かつほとんどの作品のディレクターを担当していた蛭田昌人が引退し退社。なお蛭田はその後外注として数年エルフの作品に関わった。
以後のエルフは有名作家とのコラボがメインとなっていき、
2000年代は新作と並行して既存作品の最新OS版リメイクも多く出た。それらはDMM.R18で専売されている(後述)。
2000年代後半はNTR作品を多く出している。
2010年代も寝取られ作品としてボクの彼女はガテン系を発表。このガテン系シリーズはDL専売となり一般のDVD媒体での販売はされていない。ビジュアルファンブックに特典としてDVD版が同梱されたが、この本自体が限定販売である。
2014年の愛姉妹IVを最後にエルフとシルキーズのほとんどのスタッフが独立し、シルキーズプラスを立ち上げた。
2015年の麻呂の患者はガテン系3 完結編がエルフとしての最後の作品となった。
2016年3月1日を以って公式サイトが閉鎖。ユーザーサポートと問い合わせだけは残されたが、それも2017年3月25日で閉鎖。平成を駆け抜けた老舗アダルトゲームメーカーエルフは、ここにその生涯を閉じたのである。
現在MAGES.に権利譲渡したYU-NO等、他社が権利を有しているもの以外の作品はDMMがその権利を保持しており、DMMでDL販売されている。
消されそうなので紹介は差し控えます。
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最終更新:2025/12/14(日) 15:00
最終更新:2025/12/14(日) 15:00
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