桜井誠とは、
当記事では1について解説する。
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元々はハンドルネーム"Doronpa"を名乗って日韓翻訳掲示板「ENJOY Korea」(エンコリ)を中心に嫌韓活動に勤しむ一介の右派系ネットユーザー(いわゆる「ネット右翼」)に過ぎなかったが、嫌韓サイト「不思議の国の韓国」の運営やチャンネル桜への出演、嫌韓本の執筆などを経て次第に台頭。
2007年1月に在特会を結成すると、在日韓国・朝鮮人の排斥を訴える過激な言動でネット右翼層の心を掴み[2]、会を急成長に導いた。
在特会を始めとする「行動する保守」系団体の首脳陣は街宣右翼や新右翼といった既存右翼の出身者であることが少なくないが[3]、桜井はこれらのバックボーンを持たない純粋なネット右翼出身者である。
こうした背景やその影響力の大きさもあって、現在ではネット右翼界におけるカリスマ的指導者の一人として高い注目を集めている。
「桜井誠」という名前は2005年12月に出版した初の著書「嫌韓流 実践ハンドブック」で名乗ったペンネームであり、本名は高田誠[4](たかた まこと)[5]。また日本テレビ「ジェネジャン」への出演時には「木村誠」という名前を名乗っていた。
1972年2月15日生まれ。父親の暴力が原因で両親は早くに離婚し、スナックを経営していた母親の下で弟と共に育てられた。実家は北九州市八幡西区の住宅街にあり、九州でも有数の在日コリアン集住地区が隣接していた[6]。
後に福岡県立中間高校へと進学。高校では生徒会の役員を務めたこともあったが、当時の級友たちによると大人しく印象に残らない人物で、友達もあまりいなかったという[7]。またしばしば家出を繰り返し、母親を悩ませていた[8]。
高校卒業後は地元でアルバイト生活を送っていたが、1997年に上京。江戸川区平井にある家賃3万5000円の安アパートを借り、警備員として働き始めた(後に役場の非常勤職員に転職)[9]。数年後に母親が亡くなり、弟夫婦も実家を引き払って他所に引っ越したため、桜井は帰る故郷を失った[10]。
桜井がネット右翼として活動し始めた正確な時期は定かでないが、遅くとも2002年には"konkon"というハンドルネームを名乗り、中央日報の翻訳掲示板で嫌韓活動に勤しんでいたことが確認されている。2003年頃にはNAVERの翻訳掲示板「ENJOY Korea」(エンコリ)に移り、これ以後"Doronpa"のハンドルネームで活動するようになった。翌2004年からは「Go Korea」の翻訳掲示板にも進出している。
| 嫌韓コテハンとしての桜井は雄弁なヘビーユーザーとして知られ、アンチも一定数存在していたものの、ネット右翼界ではおおむね好意的に評価されていた。また2003年9月にはエンコリなどでの投稿文をまとめたサイト「不思議の国の韓国」や掲示板「韓国生討論」を開設しており、こちらも好評を博した。 こうして徐々に名声を高めていた桜井に大きな転機が訪れる。2005年1月、日本テレビの「ジェネジャン」に一般人ゲストとして招待され、地上波で嫌韓論を打つ機会に恵まれたのである。また同月から定期的にチャンネル桜の番組で起用されるなど、この頃から次第にひとかどの嫌韓活動家と目されるようになっていった。 |
| 2005年4月頃、桜井は右派系市民団体「日韓歴史問題研究会」(2006年2月より「東亜細亜問題研究会」に改称)を設立、会長に就任する。同年7月には同団体の主催でシンポジウム「暴走する韓国の反日」を開催し、約50人の聴衆を集めた。 その後も定期的にシンポジウム・講演会・勉強会などを開催し、集まった嫌韓の同士たちとの結び付きを強めていった。また同年3月から配信を始めていたネットラジオのゲストに会のメンバーを起用し、2006年11月にはメンバーらと分担執筆した嫌中ムック本を出版している。 |
桜井自身もこの頃から執筆活動に勤しむようになり、2005年12月に初の著書「嫌韓流 実践ハンドブック」を出版。これを機に「桜井誠」のペンネームを使い始める。以後も断続的に執筆活動を続け、晋遊舎や青林堂から計5冊の著書を出版したほか、西村幸祐の「激論」ムックシリーズや晋遊舎のムックシリーズ、青林堂のネット右翼向け論壇誌「ジャパニズム」などにたびたび寄稿している。
2007年1月、満を持して自身を会長とする「在日特権を許さない市民の会」(在特会)を旗揚げする。在日朝鮮人系の団体やコミュニティから中道~左派系の国内政党・メディアに至るまで、様々な勢力に対するデモ・街宣等の集団示威行動を企画・実行し、弁舌をふるって敵対者を激しく口撃し、参加者を盛り上げていった。
またこれらの活動の様子を収めた動画をYouTubeやニコニコ動画にアップしたことで一躍有名人となり、新興の嫌韓主義者やネット右翼らのカリスマの一人へと上り詰めると共に、「行動する保守」運動のシンボルとして多くの追随者を生みだしていくことになる。
他方で、近年は会員や参加者らが活動の一環として違法行為に及ぶケースが増加。公安警察にマークされ、自宅を家宅捜索されるなどの不利益を被っているほか、2013年6月には自らがカウンター勢力への暴行容疑で逮捕され、一時期勾留されるという事態に陥った。
また会員らの違法行為を肯定する姿勢をとったことから、穏健派の保守・右翼勢力から批判を受けることも珍しくない。さらに活動方針の違いや関係者間のトラブルなどから、「主権回復を目指す会」「日本を護る市民の会」「日本文化チャンネル桜」といった「行動する保守」系団体と対立する場面が増えており、悩みの種となっている。
| 単著 | |||
|---|---|---|---|
| 出版日 | 出版社 | 書名 | |
| 05/12/20 | 晋遊舎 | 嫌韓流 実践ハンドブック 反日妄言撃退マニュアル | |
| 06/07/20 | 嫌韓流 実践ハンドブック2 ~反日妄言半島炎上編~ | ||
| 09/04/02 | 反日韓国人撃退マニュアル | ||
| 10/08/09 | 日本侵蝕 -日本人の「敵」が企む亡国のシナリオ- | ||
| 13/12/24 | 青林堂 | 在特会とは「在日特権を許さない市民の会」の略称です! | |
| 共著 | |||
| 出版日 | 出版社 | 共著者 | 書名 |
| 06/11/15 | 晋遊舎 | 東亜研メンバー6名 | マンガでわかる中国100の悪行 |
| 08/09/25 | また中国か! -90分でわかる「中国の悪行」大全 | ||
| 寄稿 | |||
| 出版日 | 出版社 | 書名 | 表題 |
| 06/10/11 | 小学館 | SAPIO 10月25日号 | 官民一体となって来襲する韓国「サイバーテロ」の標的 |
| 06/11/10 | オークラ出版 | 「反日マスコミ」の真実 | マスコミが伝えない在日の真実 他1本 |
| 06/12/15 | 晋遊舎 | TBS報道テロ全記録 | ナヌムの家 ピースロード 他1本 |
| 07/03/23 | 反日マンガの世界 | キム・ソンモ「嫌日流」 | |
| 07/04/17 | オークラ出版 | ネットvsマスコミ!大戦争の真実 | 忍び寄るネット規制 |
| 07/06/04 | 中学生にも分かる 慰安婦・南京問題 | 慰安婦問題を「創った」人々 | |
| 07/06/18 | 情報戦「慰安婦・南京」の真実 | 韓国の領有権主張は、すべてデタラメだ 他1本 | |
| 07/07/30 | 晋遊舎 | スレッド Vol.1 | 在日全員送還論 (連載、3号で廃刊) |
| 07/08/30 | スレッド Vol.2 | ||
| 07/09/29 | スレッド Vol.3 | ||
| 07/12/13 | オークラ出版 | 反日マスコミの真実2 | ネット論壇の逆襲が始まった 他5本 |
| 08/02/18 | 拉致と侵略の真実 | 朝鮮引揚者の見た地獄 他1本 | |
| 08/04/03 | 誰も知らない教育崩壊の真実 | 韓国の歴史教科書を読む 他1本 | |
| 08/05/10 | 晋遊舎 | 反日マンガの世界(新書) | キム・ソンモ「嫌日流」 |
| 08/06/18 | オークラ出版 | 中国の日本解体シナリオ | 次々と明らかになった在日特権の実態 他1本 |
| 08/09/19 | 猟奇的な韓国 | 韓国に汚染される日本海 他1本 | |
| 08/12/18 | 反日マスコミの真実 2009 | 朝日新聞在日通名報道の怪 | |
| 09/04/02 | 世界に愛された日本 | 金玉均と李完用から見た韓国近代史 | |
| 09/08/31 | 民主党の正体 | 特定アジアと進める外国人参政権 | |
| 09/10/16 | 迷走日本の行方 | どんどん広がる偽装認知 | |
| 10/03/10 | 外国人参政権の真実 | 新たな恐怖 外国人住民基本法案 | |
| 10/07/22 | 無防備国家・日本 | 左傾化・反国家化する浄土真宗 | |
| 13/10/10 | 青林堂 | ジャパニズム 15 | 在特会の真実を、今こそ激白! |
| 13/12/10 | ジャパニズム 16 | 京都裁判の真相! | |
| 14/04/10 | ジャパニズム 18 | 韓国・在日と対峙してきた8年間 | |
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最終更新:2025/12/14(日) 03:00
最終更新:2025/12/14(日) 03:00
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