森福の11球 単語


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森福の11球とは、2011年11月16日に行われたプロ野球日本シリーズ、中日ドラゴンズ対福岡ソフトバンクホークス(ナゴヤドーム)における森福允彦(投手)の全投球である。

試合経緯

日本シリーズ第4戦 ナゴヤドーム
1 2 3 4 5 6 7 8 9 R H E
ソフトバンク 2 0 0 0 0 0 0 0 0 2 8 0
中日 0 0 0 0 1 0 0 0 × 1 5 1
勝利 D.J.ホールトン:1勝
セーブ ブライアン・ファルケンボーグ:1セーブ
敗戦 川井雄太:1敗
ホームラン なし

2011年11月16日の日本シリーズ第4戦。ソフトバンクは中日に2連敗を喫したが、第3戦で勝利し1勝2敗とした。

試合はソフトバンクが小久保裕紀のタイムリーと荒木雅博のエラーで2点を先制。しかし中日は5回にその荒木がタイムリーヒットを放ち2-1と1点差とする。先発捕手の細川亨は先発のD.J.ホールトンの調子が悪かったため、初回が終わった時点で中継ぎ陣に準備しておけと伝えていた。細川の懸念通り、6回裏にホールトンが無視満塁と逆転のピンチを招き、打者は左打者の野本圭。左投げの森福允彦はマウンドに上がる。高山郁夫コーチから1点は取られてもいいと言われていたが、森福は常に0点に抑えるという気持ちでマウンドに上がっていた。

森福の11球

  • 小池正晃(空振)
    1球目はシュートが外れボール。2球目は外角へスライダー、3球目は内側にスライダーを投げて2球連続でファール。4球目は外のスライダーを投げて空振り三振を奪った。
  • 平田良介(左飛)
    5球目は内角に投げてファール。6球目も内角にスライダーを投げ、左翼手を守っていた内川聖一がスライディングキャッチしたことでツーアウトとなった。
  • 谷繁元信(遊ゴロ)
    7球目は外角ストレートを投げてボール。谷繁はバッターボックスから外すことで森福のテンポを乱そうとしていた。8球目はストレートを投げて空振りを奪う。9球目は外角のスライダーで見逃しのストライクとなり、1ボール2ストライクとなる。10球目は外角にスライダーを投げるがこれは外れてボール。11球目で低めのシュートを投げ、遊撃手の川崎宗則は二塁手にトスしてスリーアウト。

森福は無死満塁というピンチをこのようにして切り抜けたことで、森福の11球として語られることになった。

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関連項目

  • 福岡ソフトバンクホークス
  • 森福允彦
  • ○○の×球

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