死亡フラグとは (シボウフラグとは) [単語記事]

死亡フラグとは

死亡フラグとはゲーム・アニメ・漫画・映画・ドラマなど各種創作作品上において死亡に至りやすい行動・言動をした時に使う言葉である。フラグとは、コンピュータにて特定の動作を起こさせるための条件に付けられたコンピュータ用語でありネットや娯楽が成長するにつれて、様々な使い方に転じた。死亡フラグもその一つである。対義語は生存フラグ。

物語の演出上、その人の死を劇的に見せるたり、ホラーなどで一人だけ死ぬ状況を作ったりするために何かしらの下準備をすることになるのだが、これが定型化した結果、その事前準備を読み取って「ああ、こいつもうすぐ死ぬなｗ」と分かってしまうようになったものである。あくまで演出だが、危険な場所や肝心なところで気を抜いたいたり、独断で行動したり、人の忠告を鼻で笑ったり、相手を過小評価する行動は実際失敗につながりやすいので避けた方が良い。

また、現実にも人間や動物にはテレパシーや予知能力があるという可能性も否定はできず、大災害が起こる前に動物が騒ぎ出したり、昔旧友から貰ったものが出てきたと思ったら訃報が入ったりといったことは、現実世界でも偶然というにはあまりに多すぎる数の事例がある。

ニコニコ動画においての死亡フラグ

ニコニコ動画においては、実際に死亡に至らなくても死亡フラグパターンに一致すればコメントで発言される事が多い。

　例：
　　「死亡フラグｗｗｗｗ」
　　「ちょｗ死亡フラグｗ」
　　「おい、そんな事言ったら死ぬぞｗ」
　　「はいはい、死亡フラグ死亡フラグ」

昨今の死亡フラグ

死亡フラグという言葉がネット上で広まってからアニメ・ゲーム・漫画など、特にパロディー・ギャグ作品上で意図的な演出として使われる事が出てきた。またシリアスなものでも、「ここは俺に任せろ」と言って主人公と別れ、主人公がピンチの時に駆けつけたりと死亡フラグをあえて立てた後へし折ることで意外性や強さを強調する演出もある。

ちなみに、まだ安全なうちに死亡フラグを他人に指摘され納得すると、それは逆に生存フラグになり得る（死ぬぞと言われてそのまま死んだのでは余りにもアホらしいため）。

死亡フラグ用例

死亡フラグのパターンは多岐に渡るが、特に印象深い用例で2ちゃんねるで見かけたコピペを転載しておく

この戦争が終わったら、俺、結婚するんすよ
いいか、俺が帰ってくるまでここを動くんじゃないぞ
セックスする前のシャワー
いわく付きの場所で若者がいい雰囲気
「必ず戻ってくるから。」「必ず迎えに来るから」
「この中に犯罪者がいるかもしれないのに一緒に寝れるか！俺は自分の部屋に戻るぞ！」
「私があなたを守るから。」

その他死亡フラグの一覧

順次追加してください

キャラ設定、性格

自分は不死身だと言い張る奴
女や優男をなめてかかる大男やマッチョ
回復する確率が高い病人
主人公の掲げる正義をコケにする奴（自分の信念があるものは除く）
何をやっても勝てばいいと考えており、恒常的に汚い手を使うやつ
師匠
主人公の父親や上官
CV桑島法子
敵の持つ戦闘力に関する情報を全部知っていると言い張る奴
逆に、人の忠告を最後まで聞かないやつ

話の展開、行動

今まで脇役だったキャラの出番が突然増える（そのままレギュラー化する場合は除外）
最終回までまだ間があるのに、そのキャラの話をまとめようとする
味方を庇う際、防御姿勢を取らず腕を広げて守る（防御姿勢、反撃態勢なら大丈夫）
敵に攻撃を加えた後、敵を倒したか確認できない内に「やったか？」という、（その後、「いや、まだです」）
敵に対して圧倒的優位なことをわざわざ口に出して言う（｢俺はお前の力を凌駕した｣そして大抵瞬殺）
戦闘の前に恋人と約束を交わしたり、出撃命令で何かをやり損なったりする（それが食事に関連すると死亡率UP）
主人公より先に、何かしら重要な秘密を知ってしまう
料理対決など、順番に技を披露する場で先行になる（絶賛されるが、後攻はそれ以上に絶賛される）
負けたふりをして襲いかかろうとする
第三艦橋のように攻撃されやすい場所にいる
生死の境をさまよっている時に、心が満たされてしまう（「もうゴールしてもいいよね」）⇔「…約束、だよ」
セガールやケンシロウに出くわす

演出その他

ﾃｰﾚｯﾃｰ
ｵｰﾓーｲｰｶﾞー
鳥の詩
アンインストール

元祖？

マジンガーZの事実上の背景キャラ扱いだった『もりもり博士』が、ある回で突然台詞と登場回数が増える。その回でもりもり博士は死亡してしまい、これがアニメでの死亡フラグの元祖と見られている。

英語表記

ちなみに、英語では
Marked For Death → MFD
である。

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