母親の命が惜しかったらおとなしく投降することだなとは、死亡フラグ・惨劇フラグである。
元ネタは少年サンデーに連載されていた漫画『ARMS』から。
作品中において重要とされている、体を変化させるナノマシン兵器「ARMS」。それを移植されている主人公たちを捕獲すべく、秘密組織エグリゴリの部隊E-XAMY(エグザミイ)によって人狩り(マンハント)が行われる。
当該箇所は漫画第4巻のNo.8「異能」(ミュータント)、No.9「母親」(マザー)において、主人公たちが必死の抵抗を続けるそのさなかに起きた場面である。
主人公の高槻涼とその仲間たちのところに同時に刺客が送り込まれてきており、涼の家にもエグリゴリの刺客たちがやってくる。他の仲間達が捕獲されていくなか涼はただ一人敵を打ち倒していくが、その直後、家の中ではエグリゴリの兵士に武器腕を突きつけられながら人質に取られる母親の姿が。
「母親の命が惜しかったら、おとなしく投降することだな。」
「それとも母親の命を引き換えにしてでも我々(エグリゴリ)にたてつくつもりか!?」
母親を人質にとる兵士の言葉に、自分のARMSに関する秘密を知りに出かけた先の村で幼馴染を失って間もない涼にはこれ以上大事なものを失えないという焦りから、母親への謝罪の言葉を口にしながら敵におとなしく投降し捕まる涼。
しかし、投降した涼の目の前でさらなる惨劇が起きる……
なお、この回について語られるとき、読者たちからは「悲劇」「悲しい事件だったね」「目の前であんな惨劇が……」「投降すればよかったのに」「かわいそうに」など、なぜか主語が抜けた状態で語られることが多い。
なお、原案協力を担当した七月鏡一によると、作者の皆川亮二とは初期段階から打ち合わせが済んでいて、満を持して出した展開だという。
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なおこの場面が元となり、「人質にとってはいけないタイプの人を人質にとっている」というシチュエーションで二次創作のイラストなどで描かれている。
■一例
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最終更新:2025/12/11(木) 06:00
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