「毒薬の神テメリオ」とは、テーブルトークRPG「ソード・ワールド2.0」に登場する小神(マイナー・ゴッド)である。
「改めるものには薬を、改めざるものには毒を」
「我と彼は足してゼロ。彼が苦しむだけ我が楽しめる」
「苦痛は快楽の母」
フェイダン地方の、第二の剣イグニスに属する小神。初出は「ソード・ワールド2.0ツアー(2) リオス」における敵プリーストの補足データであり、後にウィザーズトゥームに由来や教義を含めた詳細な情報が収録された。
元は腐敗の女神ブラグザバスを信仰する神官にして薬師で、他人を毒で苦しめ、自分は麻薬で悦楽に耽る生活に明け暮れていた。その他人を苦しめる卓越した技量を認められ、つい最近、ブラグザバスの手によって神への階段を登ったという。
テメリオに教義らしい教義はない。強いて言うならそれは「信者が快楽を得る為の行為の全肯定」である。自分が楽しむためならどんな非人道的行為を行ってもよく、他人を苦しめて使い捨てることは当然であると説く。
(その考え方は元信仰対象・現上司のブラグザバスに対してすら例外ではないようで、ウィザーズトゥーム掲載の神々の相関図には「ブラグザバス→テメリオ:有能な部下」という評価に対して、「テメリオ→ブラグザバス:有用な神」という身も蓋もない評価が描かれている)
こんな神を信奉する信者がまともな人間であるわけがなく、その布教方法は「一般人を拉致監禁して薬物と脅迫で洗脳し、忠実な奴隷に仕立て上げる」というリアルのカルト宗教を彷彿とさせる最低最悪の代物である。さらに教団の主な資金源が他者からの略奪と麻薬の販売であるため、人族社会でテメリオ信者といえば第一級の犯罪者、という認識で間違いない。もっとも、現在の活動拠点が近くにあると思われるリオスの首都ラスベート周辺以外ではまだ知名度も低いのだが。
聖印は正方形の金属板を対角線で区切り、右上を白、左下を黒に塗り分けた意匠。黒は毒、白は薬を象徴する。神像は冷たい笑みを浮かべた白衣の老人の姿で作られる。その肌や服には、毒や薬によるものと思われる染みが意図的に付けられている。
マインドコラプション
ポイズン・ウェポン
アナフィラキシー
ペリッシュ
ダンス・オブ・ザ・デッド
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| ラクシアの神々(参考資料:ウィザーズトゥームp.138「神々の相関図・改訂版」+カルディアグレイスp.83-84) | ||
| 神格 | 第一の剣勢力(人族サイド) | 第二の剣勢力(蛮族サイド) |
| 古代神 | 始祖神ライフォス 太陽神ティダン 炎武帝グレンダール 賢神キルヒア 妖精神アステリア 戦勝神ユリスカロア |
戦神ダルクレム 死の神ザールギアス |
| 大神 | 騎士神ザイア 月神シーン 酒幸神サカロス 慈雨神フェトル 秘匿神クス |
腐敗の女神ブラグザバス 不死神メティシエ 眠りの神カオルルウプテ |
| 風来神ル=ロウド 狂神ラーリス | ||
| 小神 | 水の神ルーフェリア 融合神リルズ 纏いの神ニールダ 器械神レパラール 剣神ヒューレ 韋駄天ラトクレス 刃神マキシム 鉄槌神エセルフィン |
毒薬の神テメリオ 宥和神アーメス |
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最終更新:2025/12/10(水) 23:00
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