海洋研究開発機構とは (カイヨウケンキュウカイハツキコウとは) [単語記事]

海洋研究開発機構（かいようけんきゅうかいはつきこう、英:JAPAN AGENCY For Marine-Earth Science And Technology、略称:JAMSTEC（ジャムステック）、海洋機構）は、文部科学省所管の独立行政法人である。

概要

日本国における地球科学の研究分野の内、海洋・海底に関する領域を全般的に担当する研究機関である。（地上に関する領域は東京大学地震研究所が担当する）1971年に設立された海洋科学技術センターを前身とし、2004年4月に独立行政法人として現在の組織となった。

横須賀市に本部、横浜市、青森県むつ市、高知県南国市、沖縄県名護市に研究拠点を持つ。ここで総計三百数十名の研究員・職員が日々研究活動に従事している。

マントル層まで掘ることのできる世界最大級の科学掘削船「ちきゅう」、世界最速の座を2年半にわたって維持したベクトル型スーパーコンピュータである「地球シミュレータ」（2009年現在は「地球シミュレータ2」）、世界でもっとも深く潜ることの出来る有人深海調査船「しんかい6500」など、世界屈指の機材を多々取りそろえている。

これらを運用し研究活動を行っている。有用な成果をあげ続け、また国際共同研究プロジェクトに大いに貢献している。

研究拠点では定期的に一般公開が行われている。研究内容や機材に興味のある有志は是非参加されたし。