無知に訴える論証 単語


ニコニコ動画で無知に訴える論証の動画を見に行く

ムチニウッタエルロンショウ

1.1千文字の記事
これはリビジョン 2162302 の記事です。
内容が古い・もしくは誤っている可能性があります。
最新版をみる

無知に訴える論証(argument from ignorance)、あるいは無知論証とは、

「Aだという根拠がない。だからAではない」または「Aでないという根拠がない。だからAだ」

というパターンの、「根拠が無いこと」だけを根拠にして何らかの結論を導いてしまう、間違った論理のこと。

なお後述するが、「新しい根拠が無ければ新しい説は言えない」と考えても良い。このほうが、実践的には分かりやすく間違いが少ないだろう。

概要

「Aだ」という根拠や「Aでない」という根拠がないのなら「AかAでないかわからない」が正しい。根拠が無いのに結論が得られるというのは必ずどこかおかしいのである。

実際の議論の過程では、

お互いに「Aだ」という「これまでの結論、常識」がまずあって、

「実はAじゃないんだ。その根拠はこうだよ」と議論が始まり、

結局「やっぱりAじゃないという根拠は間違いだったね」という結論になる場合が多い。

この場合「これまでの結論、常識」である「Aだ」は、過去に根拠に基づいて議論して得られた結論だと考えられるので、「じゃあやっぱりAのままだ」となるのが正しい。

つまり、より使いやすい形に言い換えると、「新しい根拠が無ければ新しい説は言えない」というものになる。わざわざ無知論証などといった言葉を使わなくても、これは常識的に考えて分かることではないだろうか。これが「Aだと証明できないならAではない」といった言い方になると、おかしいことに気づきにくくなったりするのである。

ちなみに、本題から外れてしまうが、お互いの常識なりこれまでの結論が異なる場合はどうだろうか。

一つの考え方としては、自分の説を相手に受け入れさせようとする側が、相手の常識なり過去の結論をもとにして、あるいは相手の常識の一部を相手が認める常識をもとにして覆すことによって、自分の説を相手の常識の中で導くというものがある。こうなると、自分の思うことを根拠に導かれた結論になるので、相手も比較的受け入れやすい。

そうした一方通行的な議論ではなく、共同作業としてお互いが受け入れられる常識なり結論をまとめ上げる必要がある場合の方法としては、まずお互いにどこまで納得していることが共通かを確認する作業をする。そのうえで、お互いが共通して納得している事実をもとにして、そこから共通の結論を導くために議論をしていくことになる。

関連動画

無知に訴える論証に関するニコニコ動画の動画を紹介してください。

関連商品

無知に訴える論証に関するニコニコ市場の商品を紹介してください。

関連コミュニティ

無知に訴える論証に関するニコニコミュニティを紹介してください。

関連項目

  • 論理学
  • 科学

おすすめトレンド

ニコニ広告で宣伝された記事

記事と一緒に動画もおすすめ!
もっと見る

急上昇ワード改

最終更新:2025/12/11(木) 01:00

ほめられた記事

最終更新:2025/12/11(木) 01:00

ウォッチリストに追加しました!

すでにウォッチリストに
入っています。

OK

追加に失敗しました。

OK

追加にはログインが必要です。

           

ほめた!

すでにほめています。

すでにほめています。

ほめるを取消しました。

OK

ほめるに失敗しました。

OK

ほめるの取消しに失敗しました。

OK

ほめるにはログインが必要です。

タグ編集にはログインが必要です。

タグ編集には利用規約の同意が必要です。

TOP