「旗艦、先頭! 第二水雷戦隊、照月、出撃します!」
照月(てるづき)とは、ブラウザゲーム「艦隊これくしょん~艦これ~」に登場する艦娘である。モデルは旧大日本帝国海軍に所属していた秋月型駆逐艦2番艦『照月』。
担当声優は小松未可子。イラストレーターはしずまよしのり氏。
2015年8月10日から開催されている2015年夏イベント『反撃!第二次SN作戦』にて先行実装された駆逐艦娘。同イベントMAPの最終海域である第7海域『FS作戦』の海域撃破ボーナスとしてのみ入手可能。同海域は艦これ始まって以来最高峰の難易度を誇るが、幸いにも照月自体は全難易度で入手可能である(とはいえ、丙難度でもかつてのイベント最終海域に匹敵する難度なのだが)。秋月以来となる秋月型の艦娘であり、その秋月が先行実装されたイベント以降入手出来ない状態が続いていた[1]ことから、そのとき入手し損ねた提督達にとっては待望の防空駆逐艦の入手チャンスではあったのだが……。
その後長らく再入手の機会は訪れなかったが、翌年の春のイベント「開設!基地航空隊」にてドロップによる入手機会が訪れた。今のところは同イベントの第2ステージ「北太平洋前線海域」道中にて入手できるようになっている。
難易度に関係なく入手できるうえ、既に所持している提督でも2隻目以降も入手可能であるらしい。
亜麻色の髪を三つ編みにし、スクリューをあしらった髪飾りが特徴的な少女。額には秋月と同じく「第六十一駆逐隊」のペンネントを鉢巻きのように巻いている。秋月の妹ということで基本的な衣装は秋月と同じだが、ブーツやスカートの色(ブーツは秋月:灰色/照月:赤 スカートは秋月:白/照月:茶色)、秋月と異なり白いニーソックスを着用していること(秋月はハイソックス)、左右の太もも部分から艤装にかけて長10cm砲ちゃん用の弾帯を装備していること(代わりに秋月が右腿に備えていた換え砲身がない)が異なる。
産みの親曰く「2番艦はスケベボディ」とのことであり、実際秋月と同等もしくはそれ以上にスタイルのよい艦娘である。ちなみにパンツにも裏設定があるらしい。艤装も秋月と同じだが、照月の長10cm砲ちゃんは片目をつぶり葉巻のように砲弾を咥えたワイルドなバージョンとなっている。ちなみに長10cm砲ちゃんは、通常絵では左側のやつしか見えないが、中破絵を見ると判る通り秋月同様2体を引き連れている。
性格は明るくはつらつとしており、提督に対しても終始好意的に接してくる。秋月のことは秋月姉と呼び、よく慕っている。夜戦で活躍したり、深夜に戦没したせいか、夜になると緊張気味になって眠れなくなるようだ。なお、自身の戦没の要因となった鼠輸送に関しては否定的である。まあ、そうなるな。
ちなみに姉同様の粗食家であり、朝は麦飯と味噌汁と沢庵、昼はかやくご飯のおにぎりで、夜は見かねた提督に間宮に連れて行かれる。こいつに腹一杯食べさせてやりたいんですが、構いませんね! そのお返しにか、22時には夜食にぜんざいを作ってくれる。
秋月と同様に、防空駆逐艦として対空戦闘に特化した性能を持ち、高射装置機能を内蔵しているため装備欄を高射装置で埋めることなく対空カットインを発動できるのが強み。夜戦で活躍した史実のためか、秋月と比較して火力や雷装が若干高い一方、対空や装甲は若干低い。とはいえ、大多数の駆逐艦が照月以上に夜戦が得意なため、対空カットイン要員として使用するのがベストであろう。要するに、秋月とまったく同じ使い方で問題は無い。
(ただ、現状として、防空特化型駆逐艦を2隻並べる必要がある局面はほとんど無いため、照月の熱望する秋月姉とのコンビはあまり現実的ではない)
装備は駆逐艦最強主砲である10cm高角砲+高射装置を改造前と後で一つずつ持参する。また、改造すると史実では装備ができなかった13号対空電探改を持ってくる。
他にも改修工廠では、2番艦にすることで10cm高角砲+高射装置の改修が可能となる。
秋月型の2番艦として、1940年11月13日に長崎にて起工、真珠湾攻撃直前となる1941年11月21日に進水し、1942年8月31日に竣工した。佐世保鎮守府に所属となる。
1942年10月7日付で秋月と共に第六十一駆逐隊を編制、第三艦隊所属の第十戦隊に編入され、第一航空戦隊(この時のメンバーは翔鶴・瑞鶴・瑞鳳)の護衛部隊として出撃した。同年10月26日に行われた南太平洋海戦では第一航空戦隊の直衛として奮戦したものの、夜間爆撃によって小破する。
トラック島にて明石の修理を受けた照月は、第十戦隊の一員としてガダルカナル島へと向けて出撃。11月12日深夜から行われた第三次ソロモン海戦においては、敵味方が交錯する混乱状況の中、連合国軍の駆逐艦カッシングを大破させ、他の艦にもダメージを与えるという戦果を挙げた。その後は比叡・霧島の最期に立ち会い、両艦の生存者を救助している。
第三次ソロモン海戦で輸送船団が壊滅状態になると日本軍はドラム缶を用いた強行輸送作戦を実施することになる。いわゆる鼠輸送(アメリカからはTokyoExpressと呼ばれていた)である。華の二水戦とて例外では無くそれに従事したが、待ち構えていたアメリカ軍との戦闘自体は完勝したが輸送に失敗してしまう(ルンガ沖夜戦)。輸送隊の戦力増強として、第十七駆と共に派遣されたのが照月だった。最新の大型駆逐艦が来たため、二水戦司令部はそれまでの駆逐艦長波から照月に移動、ここに照月が華の二水戦旗艦となった。時に1942年12月7日である。
田中頼三少将の指揮の下、旗艦照月は1942年12月11日に実施された第四次輸送作戦に従事したものの、待ち構えていた連合国軍の魚雷艇によって左舷後部に被雷し、大破炎上し航行不能となる。駆逐艦嵐によって乗員救助及び消火活動が行われるも、絶望的と判断した折田常雄艦長によって自沈処理がなされ、12月12日午前2時40分にその短い生涯を閉じた。これが、秋月型最初の喪失艦であり、二水戦旗艦を勤めたのはわずか5日間であった[2]。
1943年1月20日、除籍。
ちなみに、竣工から沈没までの日数103日は、実装時点での艦これ実装艦短命ランキング第2位である(1位は高波の92日、3位が1日違いで104日の大鳳)。
戦後、「照月」の名前は、1960年2月29日に就役した初代あきづき型護衛艦2番艦DD-162「てるづき」に、そして1993年9月27日除籍から10年後、2013年3月7日に就役した2代目あきづき型護衛艦2番艦DD-116「てるづき」に受け継がれている。秋月型駆逐艦時代から3代続いて「照月」は「秋月」の妹(2番艦)となっており、これはもう意識しての命名としか思えない。
尚、2代目護衛艦てるづきは、初代照月と同様、防空護衛艦(駆逐艦)として位置づけられる。てるづきの任務は、弾道ミサイルの迎撃に忙殺され、自艦の防空能力が低下するイージス艦の防空である。端的に言えばイージス艦の直衛である。所属は第6護衛隊。
また、2014年10月末の護衛艦隊の編成替えにより、第6護衛隊に「きりしま」が配置された。これにより、てるづき・きりしまは同じ艦隊の所属となった。先の第三次ソロモン海戦では、霧島の護衛を務めたが、それに失敗し、最期を看取る結果となってしまった照月だったが、今では、「てるづき」として「きりしま」を護衛する任務に就いている。
あと、艦これとコラボイベントをした例のアニメのOPのPVで登場しているのは〈きりしま〉だが、実はその隣に〈てるづき〉がいたりする。
| 2015年夏イベント『反撃!第二次SN作戦』 新規実装艦娘 |
| 白露型駆逐艦 - 海風 江風 伊・Maesttrale級駆逐艦 - Libeccio(リベッチオ) 夕雲型駆逐艦 - 風雲 秋月型駆逐艦 - 照月 瑞穂型水上機母艦 - 瑞穂 改風早型給油艦 - 速吸 |
急上昇ワード改
最終更新:2025/12/07(日) 02:00
最終更新:2025/12/07(日) 02:00
ウォッチリストに追加しました!
すでにウォッチリストに
入っています。
追加に失敗しました。
ほめた!
ほめるを取消しました。
ほめるに失敗しました。
ほめるの取消しに失敗しました。