田尻智 単語


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タジリサトシ

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田尻智(たじり さとし)とは、株式会社ゲームフリークの代表取締役社長であり、ポケットモンスターの生みの親である。

概要

「ポケモン」を世に送り出した偉大な男。

少年時代は自然豊かな郊外の田舎で過ごし、昆虫などの生き物が大好きな「虫取り少年」だった。クラスでは一番の昆虫博士だったそう。
また、「ウルトラマン」などの特撮やマンガ、アニメも大好きで、もしゲームデザイナーという職業がなかったらアニメを作っていたかもしれないと語ったこともある。

しかしながら、やがて田尻少年の郷土にも開発の波が押し寄せ、大好きだった虫たちも姿を消してしまう。そんな折に地元にできたゲームセンターで「スペースインベーダー」などのゲームに触れ、やがてかつての昆虫採集にかける情熱の矛先が変わったかのように、ゲームに熱中していったという。
当時の地元ではかなり有名なゲーマーであった様子。お小遣いのほとんどをゲームに費やしていたというほど。

高専時代に、自らのゲーム研究の成果をまとめたミニコミ誌「ゲームフリーク」創刊号を自作。当時は今で言うゲーム雑誌のようなものは存在していなかったこともあり、時のゲーマーたちの間で大きな評判を呼んだ。

「ゲームフリーク」は2号以降も飛ぶように売れ、また次第に共同で制作する仲間も増え(創刊号の読者で2号以降のイラスト担当となった杉森建氏もそのひとり)、ここで培った人脈が「ファミコン通信」でのライター活動や、株式会社ゲームフリーク設立の基礎となった。

メディアへの露出が非常に少ないことでも有名で様々な憶測を呼ぶこともあるが、2016年には雑誌のインタビューに応じており、健在であることが伺える。また過去には「ゲームセンターCX」で有野課長と共演したこともあった。

ポケットモンスターを創った男

田尻氏が初めてゲームボーイを手にしたとき、心を奪われたのはケーブルを用いた通信機能だった。テトリスなど初期のタイトルでは通信機能は主に対戦に使われていたのだが、氏は「ケーブルを通じてお互いに欲しい何かを交換しあえたら・・・」と考えたそう。

そこから「交換」をコンセプトとしたゲームを思い描いたが、この時点では何を交換するのが決まっていなかった。試行錯誤の末、沢山の種類が居てそれぞれ違う能力を持ったモンスターならみんな交換したいと思えるし、ゲームとして成り立つのでは、という結論に至った。かくして昆虫採集や「ウルトラマン」の怪獣図鑑、カプセルモンスターといった、田尻氏の少年時代に好きだったもののすべてが合わさった全く新しいゲーム「ポケットモンスター」が産声をあげることとなる。

「ポケモン赤・緑」の主人公のデフォルトネームのひとつであり、アニメ版ポケモンの主人公の名前「サトシ」は田尻氏の名前からとられている。インタビューでは「サトシ」は少年時代の自分自身だと語っていた。

また、サトシのライバルである「シゲル」はマリオの生みの親である宮本茂氏から。「シゲル」はいつも「サトシ」の少しだけ前を行っていて、追いつくことは絶対にないのだという。田尻氏は宮本氏の事を心から尊敬しているとか。

ちなみに1番好きなポケモンはニョロモとニョロゾ。

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関連項目

  • ポケモン
  • ゲームフリーク
  • 宮本茂
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最終更新:2025/12/12(金) 11:00

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