
異世界おじさんとは、漫画家「殆ど死んでいる」がComicWalker/ニコニコ漫画で連載している漫画である。KADOKAWA×異世界作品のポータルサイト『異世界コミック』の中に特集されている。2020年10月現在、既刊5巻。
概要
2017年に漫画家「殆ど死んでいる」がTwitterで連載していた漫画が元になり、KADOKAWAのWeb漫画誌『ComicWalker』で連載化した形となっている。
2018年11月22日(セガサターンの発売日と同じ日付)に単行本1巻が刊行され、発売直後に重版が決定した。
2019年4月22日に第2巻、同年10月21日に第3巻が発売。
また、第3巻の発売に際して作成されたCMに自己防衛おじさんが出演したことで話題となった。では通常の30秒バージョンに加えて60秒バージョンも公開されている。
2021年6月18日にはテレビアニメ化を発表。また、第3巻記念CMに引き続き自己防衛おじさんが出演のアニメ化記念PV&CMが公開された。
あらすじ
2017年、「たかふみ」はトラックに跳ねられ17年間昏睡になっていた「おじさん」が17年ぶりに目が覚めたということで病院に赴くが、おじさんは意味不明な言葉を看護師に話かけており、たかふみは「おじさんは頭がおかしくなっていたのか…」と気を落とす。
しかし、おじさんはたかふみと対面すると思い出したように日本語を喋りだし、異世界「グランバハマル」に行っていたことを打ち明ける。たかふみはおじさんの正気を疑い自立支援施設へ入れようとするが、おじさんの異能の力を見てその言葉が真実だと思い、同居することを決断する…。
登場人物
こちらの世界
- おじさん
- 2017年時点で34歳(11月30日が誕生日)。こちらの世界では『17歳の時にトラックに跳ねられ17年間昏睡していた』と認識されているが、本人は『異世界「グランバハマル」へ転移しており魔法や現地の言語を習得して帰ってきた』と主張している。こちらの世界で目覚めてからもたかふみと会うまでは異世界語を話していたため、周囲には頭がおかしくなったと認識されていた(看護師も聞き流していた)。
- 異世界では苦難の道を歩んできている。というのも異世界人は美形が基本になっており、おじさんの顔は非常に醜悪であると認識されてしまうため、オークなどの魔物に間違えられ襲われることが日常茶飯事だった。ただし、たまたま助けたツンデレエルフなど、結果的に好印象を持たれた相手も僅かに存在する。それらの体験(記憶)をたかふみに語る場合は、魔法で映像として投影する形となっている。
- 異世界で習得したさまざまな能力をこちらの世界でも遺憾なく発揮しており、たかふみと同居後は魔法を用いた動画を作成しYouTuberとして生計を立てている。普段の生活でも空中を飛ぶなどしているが、その際にはバレないように最低限の偽装をしているらしい。一方で、容姿を変える魔法だけはある理由により使用を控えている。
- 少年時代からセガをこよなく愛しており、よくも悪くも多大なる影響を受けている。ただし、RPGだけはなぜか進行度合いや固有名詞を忘れてしまうためプレイしない。本名「嶋嵜 陽介(シバザキ ヨウスケ)」、宅配便を受け取る際には「シバザキ」という姓を使っている。異世界ではエイリアンソルジャー由来の偽名を名乗っていた。
- たかふみ
- もうひとりの主人公で語り部。フルネームは高丘敬文(たかおか たかふみ)。おじさんからみて姉の子(=甥)にあたる。当初はおじさんを厄介に思い自立支援施設へ入れようとしたが、おじさんの能力を見て考えを改め、一人暮らしをしていた団地で同居する事に決める。
- 藤宮から向けられる好意には気付いていないが、友達として大切に思っており、彼女が関係する事柄だと過激な言動が飛び出す。一方で、彼女を女性として意識する素振りを見せるなど、全く脈がない訳ではないらしい。
- なお、昏睡状態のおじさんの扱いを巡り親族間で争いになったことで高校の頃に一家離散しており、たかふみの母(=おじさんの姉)もおじさんとは会いたくないという。同時期には「現代でもし魔法が使えたら」という妄想をしょっちゅうしていたらしい。団地には元々ルームシェアで住んでいたが、同居人と折り合いがつかず一人暮らしになっていた。
- 女性看護師
- おじさんの担当。登場は第1話のみ。おじさんが異世界語で話しかけるため華麗にスルーしている。
- 藤宮
- たかふみの幼馴染。大学生。フルネームは藤宮 澄夏(ふじみや すみか)。小さい頃からの眼鏡っ子で、たかふみとは偶然再会した。たかふみに好意を抱いているが本人には一切気付かれていない(おじさんには気付かれている)。姉と弟がいる。
- おじさん本人が怪しすぎること、たかふみの中でおじさんの優先度が自分よりも高いことから、おじさんのことを敵視していた。後におじさんの能力を否応にもなく理解してしまい、おじさんへの敵意もなくなる。
- 藤宮 千秋
- 藤宮の弟で小学4年生。たかふみと同程度の身長に加えて、顔付きがかなりいかつい。藤宮と一緒にいたことで不良と付き合っているとたかふみが勘違いしたが、幼少期よく遊んでいたため面影を見つけて誤解が解ける。
- 沢江
- 藤宮の高校時代からの友人。ここ半年で藤宮が綺麗になったことをたかふみに話す。
異世界「グランバハマル」
- ツンデレさん
- おじさんが異世界で救ったエルフの女性冒険者。「エルフ」としか名乗らないため、本名は不明。戦闘能力も抜群な実力者だが、竜との戦いでピンチになっていたところをおじさんが助けたのが初めての出会い。
- おじさんに好意を抱いているのだが、感謝しつつも本心を隠して辛辣、もしくは真逆な言葉を吐いてしまうため、真に受けたおじさんからは煙たがられていた(おじさんは転移した時期の関係もあってかツンデレが分からず、それが分かるたかふみには彼女の言葉だけでも好意を持っていることが明らかだったほど)。おじさんは事ある毎に撒いて(逃げて)いたものの、行方を突き止めては付きまとい続けている。
- メイベル=レイベール
- 氷の一族の末裔の少女。心を閉ざしており、それが「魔炎龍」を唯一倒せるとされる「凍神剣」の封印を解く鍵だったが、おじさんが「凍神剣」なしで「魔炎龍」を倒してしまったため役目がなくなる。
- その後も村で引き篭もり生活を送っていたが、一度おじさんに会いに外出して村に戻ると、村長に自立するか村のペットになるかの二択を迫られたため、村を飛び出して再びおじさんの所へとやって来る。その際、氷の一族の先祖もおじさんと同じ世界から転移してきた存在であることが判明する。
- 異世界の血筋ではないためか、おじさんの顔付きに嫌悪感を覚えていない様子を見せる。
- アリシア=イーデルシア
- 神聖魔道士の少女。ライガとエドガーという幼馴染2人とパーティーを組んでいる。ドルド村をゴブリンの大群から守る依頼を受けた際、偶然そこを訪れたおじさんをゴブリンと勘違いして攻撃して返り討ちにあったことで、「越冬祭」でも同様の出来事があったことを思い出し、協力を依頼する。
- 実は封印都市でおじさんが結界を再構成したことを見ており、その実力やゴブリン退治の報酬に頓着しない点から「まるで伝説の勇者」だと評するが、結界の件をバラされることを恐れたおじさんにドルド村でのおじさんに関する記憶を消されてしまった。これによりアリシア達3人がゴブリンの大群を退治したと認識され、教会に勇者として祭り上げられてしまう。
- ライガ
- アリシアとパーティーを組んでいる武闘家の男。
- エドガー
- アリシアとパーティーを組んでいる剣士の男。
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関連コミュニティ
関連項目
- ComicWalker/ニコニコ静画/ニコニコ漫画
- 異世界コミック
- 異世界
- 異世界転移
- セガ
- 漫画作品一覧
- アニメ作品一覧
外部リンク