神さまの言うとおりとは (カミサマノイウトオリとは) [単語記事]

神さまの言うとおりとは、金城宗幸・藤村緋二による漫画作品である。

中途半端な概要は自爆を招くぜ

『神さまの言うとおり』は別冊少年マガジンにて、金城宗幸原作・藤村緋二作画により2011年3月号から連載が開始された。2012年11月号に同作品は完結とされたものの、2013年1月より週刊少年マガジンに移籍し、『神さまの言うとおり弐』として再び連載開始。区別しやすいように前者は第壱部、後者は第弐部として分けられている。

内容は人が次々に死んでいくサバイバル・ホラー。特に第壱部はショッキングかつグロテスクな描写が多く、またキャラクターの自慰シーンもあったりと性的な描写も多い。
週刊少年マガジンに移籍してからは表現がかなりマイルドになったものの、それでも人が次々と死んでいくのは変わらず、また読者の想像を裏切る展開が数多く用意されている。

2013年10月16日発売の『週刊少年マガジン』46号にて、2014年秋に第壱部が実写映画化予定であることが発表された。監督は『悪の教典』の三池崇史、脚本は『半沢直樹』の八津弘幸。

各部ストーリー

第壱部: 出席者の物語。
高畑瞬はごく普通の高校２年生。冬のある日、授業中に突然教師の頭から「だるま」が現れ、死の「だるまさんがころんだ」が開始される。動いてしまったクラスメイトの頭が次々爆発していく中、瞬は「生きる」ために臆病な自分を「殺し」、クリアのために走り出す。だがそれは、これから始まる恐怖のデスゲームの序章に過ぎなかった…。
第弐部: 欠席者の物語。
明石靖人はごく普通の高校３年生。冬のある朝、幼馴染みにしてサッカー部仲間の青山仙一と喧嘩をしてしまう。「臆病な鶏（チキン）」と罵倒された明石は、思わず学校を飛び出してしまう。運命のその日、ゲームの「欠席者」となった明石の元に訪れたのは、動いて喋る二宮金次郎像だった。「勇敢な牛（ビーフ）」になるための明石の試練が始まる。

登場人物

出席者
高畑瞬（たかはたしゅん） - 演：福士蒼汰: 第壱部の主人公。都立みそら高校２年Ｂ組所属。
大人しくマイペースな性格だが、ゲームが進んでいく内に、危険な場面になると頭が冴えて興奮するという本性が露わになっていく。
秋元いちか（あきもと-） - 演：山崎紘菜: 都立みそら高校２年Ｃ組所属。
瞬の幼馴染みで、ピンクのポニーテールの勝気な少女。自分の命が危うくなると、性的に興奮する性癖の持ち主。
天谷武（あまやたける） - 演：神木隆之介: 都立みそら高校２年Ｅ組所属。
強い癖のある黒髪と暗い目が特徴的。日々喧嘩に明け暮れるサイコパス気質の問題児だったが、ゲームの始まりによって「自分の生が肯定された」と喜び、試練を勝ち抜いて神になろうとする。普段は冷静だがそうでない時との差が激しく、テンションが上がると語尾に「♪」がついたり自分の股間を揉みしだいたりする。瞬のことを自分と同じ「欠陥品」と評し、彼の狂気を認めている。作中において、ほぼチートな存在。
平井翔子（ひらいしょうこ）: 都立牛尾女子高校１年生。パーマをかけた黒髪ロングの美少女で、グラビアアイドルばりの巨乳。病院で発生したゲーム「こけし」において瞬と出会い、以後行動を共にする。

欠席者
明石靖人（あかしやすと）: 第弐部の主人公。播磨生高校の３年生。
青山とは親友同士でサッカー部のパサーだったため、サッカーで培った驚異的な動体視力を持つ。学校でゲームに巻き込まれてしまった青山を助け、喧嘩してしまったことを謝るために、迎えに来た「にの」に乗り「ごみ箱学苑」での試練に挑む。
持田涙（もちだるい）: 黒のセミロングで、幼さの残る顔立ち。明石とは学苑に来る途中で初めて出会った者同士。無茶な行動をする明石のことを心配しながらも、彼の真っ直ぐな生き方に惹かれるようになる。服装のせいでよくパンチラするが、本人は特に気にしていないようである。
丑三清志郎（うしみつきよしろう）: 伸ばしきった癖の強い黒髪と暗い目が特徴の男。本人曰く、「世界が滅べばいいと星に願う下らない人間」。壱部の天谷的な存在であり、彼もまた異常な身体能力を誇る。ゲーム中に明石の勇敢な行動に一目惚れし、「丑三清志郎は明石を好きになっていいですか？」と愛の告白をする。明石だけでなく、他の少女とも胸を揉んだリ肉体関係を持ったりする、所謂バイセクシャルな人間だが、明石への想いは特別らしく、作中でも熱烈なアピールを続けている。
夏川めぐ（なつかわ-）: 黒髪ロングのクールな美少女。誰に対しても挑発的な物言いをするが、実は心の弱さと過去のトラウマ故の態度である。何故かノーパンであるが、やはり彼女も中身を見られることには特に気にしていない。