神よ女王陛下を守り給え

神よ女王陛下を守り給え（英：God save the queen）とは、英国（グレートブリテンおよび北部アイルランド連合王国、UK、イギリス）の国歌である。

概要

『女王陛下万歳』と呼ぶこともある。日本における1999年までの『君が代』、イタリアにおける2005年までの『イタリアの兄弟』と同様、この歌を国歌と定めた法律自体は存在しないが、英国では国歌として広く受け入れられており、祭典では流される機会が多い。
祭典等では第2国歌として、『威風堂々』が流されることもある。

なお、英国では男性も女性も国王となるが、国王が男性である場合は曲名が『God save the King（神よ国王陛下を守り給え）』、歌詞にある"Queen"や"her"の歌詞は"King","him"と言い換えられる。

英国の他、英国王を君主とする国でも「王室歌」（国王を称える歌）として使われている。カナダ、オーストラリア、ジャマイカなどがあたる。一方、連合王国を構成するウェールズとスコットランド、北アイルランドは別途に国歌を保有しており、サッカーのように連合王国を構成する国が独自で代表を出す大会では、この曲ではなく各構成国の国歌が流される事が多い（ただしイングランドはこの曲を用いている）。

またこの曲の旋律は、かつては英国以外の帝国・王国でも国歌として好んで用いられていた。ドイツ、ロシア、スイスなどがそれであり、その中でもリヒテンシュタイン王国においては21世紀の今日でも国歌（若きライン川の上流に）に使われている。

関連動画

 

関連項目

• 世界の国歌