私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い! 単語

ワタシガモテナイノハドウカンガエテモオマエラガワルイ

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私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!とは、谷川ニコの漫画作品、および同作を原作としたテレビアニメである。

OPテーマ曲の記事 → 私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い(※楽曲の方は「!」が無いので注意)

モテないし概要でも説明するわ

ウェブコミック配信サイト『ガンガンONLINE』(スクウェア・エニックス、→トップページ)で、2011年8月4日から連載されている。更新は基本的に月2回、第1・第3木曜日に行われる。単行本は2020年3月現在既刊17巻。2012年1月に行われた読者アンケートにより、公式の略称は『私モテ』(わたもて、英字表記はWATAMOTE!)に決定されたが、「好きなように呼んでください」とのこと。

雑誌『オトナファミ』(2012年9月号)の企画である「全国3000店の書店員と選んだ第4回NEXTブレイク漫画ランキングBEST50」で第11位、ギャグ部門では第1位。コミックナタリーが主催するマンガ賞「第1回 マンガ秋100」では、第2位。「このマンガがすごい!2013」では、オトコ編の第16位にランクインした。

モテないしあらすじを引用してくる

高校に行けば自然とモテると思っていた女の子…。
しかし、無残な現実が襲いかかって来る!
この状況をどう打破するか?女子高生の苦悩が始まる!
谷川ニコが描く、ちょっと切ない日常ライフコメディー!!

『ガンガンONLINE』より引用

モテないし作風を語る

女子高生になれば何もしなくてもモテまくると勘違いしていた女の子、黒木智子(くろき ともこ)の痛々しい言動と切ない高校生活を描いたギャグ漫画である。ギャグ漫画なので作風はコメディタッチだが、人によってはトラウマが蘇ったり、心を鋭く抉られる可能性がある。

モテないし海外からウケる

本作の最大の特徴として、主人公が喪女かつぼっちなことが挙げられる。 そのせいで仲間や恋愛などの学園物の定番要素とは無縁であり、『ガンガンONLINE』で独自の地位を築く事に成功している。

本作の矢鱈とリアリティ溢れる切ないぼっち&人間描写は先ず海外の「4chan」(所謂2ちゃんねるポジションの掲示版)で絶賛と共感の声が巻き起こり、 逆輸入される形で国内でもヒット。 とうとうアニメ化まで果たし、そちらも好評であった。

アニメ終了後は、作中の痛々しさの部分が悪目立ちしたせいなのかすっかり鳴りを潜めていたのだが……

モテないし路線変更(?)してみる

連載が続く中、ぼっち路線だったはずの主人公の交友関係が(本当に少しづつだが)広がっていき、 それに伴い主人公以外のキャラクターもまた個性的だったり人間関係で悩んでいる描写が増えていった。

現在では、主人公の変人っぷりとそれに惹かれた女子生徒達の噛み合ってるようなそうでないような日常がメインになっており、 最早「ガチ百合ではないが百合漫画視点で見ることも可能な」(←ココ重要)青春群像劇と言っても差し支えないほど。 更新される度に界隈を賑わす作品として再ブームを果たす。

……ここまで大きく作風が変わっても、矢鱈とリアリティ溢れる人間描写と(大分まともになったとはいえ)主人公の捻くれた性根は健在であり、 そこから生み出されるドラマもまた本作の変わらない魅力である。

モテないしついでに裏話も語ってみる

『ガンガンONLINE』と『ねとらぼ』のインタビューを基に記述した。

  • 作者は原作担当(男性)と作画担当(女性)の2人組。
  • 原作担当の青春時代は、黒木智子よりも悲惨であったらしい。漫画は実体験よりもマイルドに描いているとのこと。
  • タイトルは、漫画やライトノベルの長いタイトルを意識して付けられた。
  • 喪女が主人公となったのは、某掲示板の喪女板を見た担当編集の提案によるもの。
  • 主人公のプロトタイプは長身&三白眼で可愛くなかったので、編集によりボツになった。
  • アメリカだけでなく南米にもファンがいるらしい。
  • 作画担当の方も一部の人間以外とはあまり接しない方らしく、アニメの打ち合わせに参加した際は漫画に影響するぐらい精神状態がやばくなったらしく途中から打ち合わせには参加しなくなった。

モテないし登場人物を紹介する

 CVはテレビアニメ版。登場人物の苗字の大半は千葉ロッテマリーンズに所属していた選手が由来。

モテない主人公と縁者

黒木智子(くろき ともこ) / CV:橘田いずみ

もこっち喪女でぼっちの主人公。自意識過剰&コミュ障でオタクな女子高生。中学時代の友人(ゆうちゃん)からの渾名は『もこっち』でファンからの愛称にもなっている。

小柄で黒髪ロングで大きな目、と書けば聞こえはいいが不衛生な生活で濁りきった瞳&目元のクマ・ボサボサの髪質・幼児体型と色々台無しになっている。極度の口下手かつ人見知りで、社交性は皆無。家族など一部の人間を除き碌に会話ができない。おまけに思考もゲスで捻くれており、女性らしさとは無縁……というか明らかに男性寄り。

その性格が災いして、高校入学を期にぼっちと化し、学校のリア充に対して邪悪な妄想と罵倒を繰り返す日々を過ごしている。小心者のくせに度胸と行動力とめげない心だけは人一倍あり、一人で空回って散々な目に遭う→懲りずに別の行動をするというサイクルを繰り返している。(最善からは思いっきりズレているが)何らかのアクション自体は常に起こしており、二年秋の修学旅行時に余り物グループの班長をやらされた事が大きな転機となる。

趣味は乙女ゲームや女性向けドラマCDの視聴などサブカル全般。BLは嗜む程度。好きな作品(推定)は、『DUEL LOVE』、『ヤンデレ天国』、『TIGER&BUNNY』、『Fateシリーズ』など。ニコニコ動画と思われるサイトも結構な頻度で視聴している。
前述した『オトナファミ』の「NEXTブレイクキャラランキング」で、第1位にランクインした。

黒木智貴(くろき ともき) / CV:中村悠一

智貴くん

もこっちの弟の中学生。サッカー部のレギュラーFW。顔は姉に似ているが中々モテる。

思春期の少年らしく姉をウザがっているが、昔はベタベタに姉を慕っており、根は優しい。部活の友達がいるため、ぼっちでは無い。中学卒業後は(もこっちのワーストクズ行為など)紆余曲折を経て姉と同じ高校に進学し、相変わらずモテている。学校では絶対に話しかけるなと言ったものの、矢張りなんだかんだでもこっちに構ってやっている。

好きなサッカー選手は、マンチェスター・ユナイテッドのウェイン・ルーニーと思われる。

父親 / CV:岩崎了

名前は不明。もこっちと智貴の父親。寛容で優しい性格。
目元が黒木姉弟とそっくりである。どうやらあのクマは遺伝のようだ。

母親 / CV:早水リサ

名前は不明。もこっちと智貴の母親。もこっちと違い真っ当な人物である。
我儘ばっかり言ってる娘に怒ることも。

成瀬優(なるせ ゆう) / CV:花澤香菜

もこっちの中学時代のオタク友達で、もこっちから『ゆうちゃん』と呼ばれている。
優しく穏やかな性格で、スタイルも抜群。

もこっちとは学力に差があったため、レベルの低い別の高校に進学したが、もこっちとは対照的に華々しく高校デビューに成功しており、彼氏もできたことがある。
もこっちは当初(大人しくて主導権握れそう)というゲスい理由で交流し始め、彼氏の件で内心「メス豚」呼ばわりなど割と酷い扱いだが、ゆうちゃん自身はもこっちを心から信頼しており常に気にかけてくれている。もこっちのセクハラ言動(当人曰く「絶交される心当たりがありすぎる!」)の数々も流してくれる、極めて良い子である。

モテる気遣いに乳袋、こりゃホンマ勃起もんやで…

小宮山琴美(こみやま ことみ)/ CV:水橋かおり

こみなんとかさん

もこっちの同級生かつ同じ中学校出身の女子生徒。11月21日生まれの蠍座。同作者のスピンオフ作品『私の友達がモテないのはどう考えてもお前らが悪い。』からの逆輸入キャラ。メガネっ娘で、ショートヘアに切れ長の瞳。私服のファッションセンスがとってもパンク。

高校の図書館で図書委員をしていたところ、中学時代に因縁のある(後述)もこっちと再会。しかしもこっちの方はうろ覚えで、『こみなんとかさん』呼ばわりされる。スピンオフ内でも『こみなんとかさん』呼ばわりされていたため程無く読者からの通称に(ちなみに海外のファンにまで{komi-something}と呼ばれているらしい……)。その他、『(便所)コオロギ』などもこっちからの(酷い)異名の数々は枚挙に暇がない。

千葉ロッテマリーンズの大ファンで、ファンクラブに入ったり一軍選手のOPSは把握済、クリスマスには野球選手のTwitterを監視するなど熱の入れ方は相当なもの。

当初、ぼっちロードを突き進んでいたもこっちに対して伊藤さんという友人を得ている事などから常識人ポジと思われたが、話が進むたびに(本作トップレベルの)変態性やら特定ワードに対する沸点の低さ、伊藤さん以外の友達がいないぼっちぶりなどが発覚している。ロッテと智貴が絡まなければ真っ当なキャラなのだけれど……。
中学時代から智貴に惚れており、その縁もあってもこっち・ゆうちゃんと交流していたが、もこっちの勘違いと嫌がらせによって色々と台無しにされてしまう。以降、もこっちとは犬猿の仲で出会う度に低レベルな言い争いをする日々。(逆にいえば、もこっちにとって高校で自然体で接することができる初めての人物とも言える)

三年進級時、とうとうもこっちと同クラスに。
自己紹介ではロッテ愛を堂々と語る強者ぶりを披露している。

もこっち曰く、「普段は冷たくて低い声だが、急にメスの声になる

里崎希子(さとざき きこ) / CV:釘宮理恵

もこっちの従妹で、黒髪セミロングと小柄な体躯の持ち主。作品開始時は中学1年生。
彼女から『きーちゃん』と呼ばれておりフルネームが分かったのはつい最近。

性格は純真無垢で、智貴とは違ってもこっちを慕っておりもこっちの言葉ならなんでも信じてしまう……のだが、リア充ぶった大ホラの数々がバレて「ペットの犬のような尊敬する眼差し軽蔑するような視線⇒(自分が面倒みなきゃダメという意味の)ペットの犬を見るかのような目線」と、もこっちへの対応が大きく変遷してしまった。

その不安定っぷりから「サイコきーちゃん」ともこっちに恐れられるように……。

モテない主人公と同級生

リア充グループ

高校三年間通じてもこっちと同じクラスの男女混合の4人組。
男女混合で頻繁にカラオケ等に行っている、もこっちの嫉妬と羨望の対象。
私の寿命1年減らしていいからあいつら事故死しねーかな

当初はもこっちと対比させるためのモブでしかなかったのだが……。

清田良典(きよた よしのり) / CV:高梨謙吾

もこっちと同じクラスのメガネの男子生徒。リア充グループかつクラスの中心的な人物。
お調子者な性格であるが、クラスメイトの誰に対しても分け隔てなく接する心イケメン男子。

根元陽菜(ねもと ひな) / CV:黒瀬ゆうこ

誰に対しても愛想のいい、ツインテールが特徴の女の子。もこっちの心の中でのあだ名は『ネモ』。二年の1学期の際、二年連続でもこっちの隣の席だった事が縁となり積極的に絡んでくる事になる。

上記の性格は1種のイメージ作りであり、本当はちょっと腹黒で陰キャ寄りの性格。
更に、学校では隠しているがアニメ好きで将来の夢が声優という隠れオタク。
ひょんな事からそれを知ったもこっちと自分のグループとのやり取りで危うくバレかけるも、
もこっちの機転で事なきを得て、それ以降もこっちに対して素で接するようになる。
好きなアニメのジャンルは日常系で、人が死んだり人間関係がギスギスする系統の作品は苦手。

ちなみに、高校入試の時ももこっちと隣の席であり、もこっちが当時のやり取りを忘れている(というより陽菜自身の高校デビューのイメチェンのせいで本人と結びつかない)事を密かに根に持っていたり。

三年の進級時、これまたもこっちと隣の席になる。
煽ったもこっちが自己紹介でワザとウケ外しした姿をみて、「ある決意」を抱く。

岡田茜(おかだ あかね)/ CV:朝井彩加

前髪を頭の上で括た、金髪のデコ娘。🍍
文化祭や体育祭では積極的にクラスを盛り上げる、スポーツ系のリア充。
グループの中でも特に根元とは仲がよく、「あーちゃん」「陽菜」と呼び合う関係。

当初はあまり内面が描写されることはなかったが、
もこっちが吉田さんに締め上げられている現場に「いじめなんてダサいことはやめろ」と乱入する、
正義感の強い直言タイプのキャラと判明。
尤も、吉田さんが怒った理由はもこっちのデリカシー/zeroの発言が原因であり、
あまりのやり切れなさに吉田さんにもこっちを差し出してその場を去ってしまうのだが。

初めて目の当たりにしたもこっちのアレさに「もう関わらないだろうけど、気になって仕方ない」とあからさまなフラグを立てていたが、その後思わぬ形でフラグが回収されることに……。 
ひなーーーーーーーーーーーーーーー!

鈴木 / CV:岩瀬周平

リア充グループの一人。
4人の中では唯一二年時に別クラスになり、そのせいなのかあまりキャラが掘り下げられていない……。

田村ゆり(たむら ゆり)

修学旅行編から登場した、もこっちの班メンバーの一人。
物静かであまり感情を顔に出さない(「表情筋10g」とはもこっち評)、よくイヤホンを耳につけて音楽を聴いている黒髪おさげの女の子。

修学旅行当初は、友人の真子と同じ班になれなかった傷心から周囲に素気ない態度を取っていたがもこっちの頑張り&迷走っぷりを見て態度が軟化。
修学旅行以降は積極的に挨拶をしてくれたり昼食に誘ってくれたりと友好的になる。

実際の所、彼女自身も他人に合わせるのが苦手な性分で、もこっちとは違うベクトルのコミュ障で陰キャ。故にクラスメイトの中でもこっちの心理を一番理解できる人物で、様々な交流を経てもこっちにとって高校で初めてできた親友となる。
ただ、友達が出来にくい故に今いる友達(真子、もこっち)を大切にしたい気持ちが強く、情緒不安定になったり裏目に出たりしている。

ちなみに、もこっちの数々の奇行を前に「黒木さんってバカなのかな……」と心中でたびたび呟いている。当初はほぼ呆れしかなかった感想だったのだが今ではすっかりバカ(褒め言葉)である。

吉田茉咲(よしだ まさき)

修学旅行編から登場した、もこっちの班メンバーの一人。
髪を染めており、目つきが悪く言動も些か乱暴で口よりも先に手が出るタイプの人物。
もこっちからは完全にヤンキー女扱い。

一方で、足を挫いたもこっちをおんぶしてあげたり、自分が濡れる事を厭わずにもこっちを傘に入れてあげるなど、ぶっきらぼうながらも心優しい一面を持つ。見た目に反して可愛らしいキャラクターを非常に好み、ファンシーなグッズを集めたりテーマパークへの遠足では明らかにハイテンションになっている。
更に、アダルト方面の知識に疎い節があり(例:特殊な外観のラブホテルを子供の遊び場と勘違いする)
もこっちからは「ピュアヤンキー」と内心でツッコまれている。

本作屈指のラッキースケベ要員で、もこっちから不慮のセクハラを頻繁に受けており(乳首を摘まれる、股間に手を突っ込まれるなど)、その度にもこっちはぶっ叩かれる運命にある。
他にももこっちは度々上記のファンシー趣味に対してフォローになってないフォローをかましてやっぱりぶっ叩かれる。最早ドツキ漫才。

上記のような関係を当人達は「よくわからん」と称しているが、どう見ても友達同士のソレ。
二人とも妙に律儀で義理堅いし。

他のクラスにヤンキー友達の麗奈(長身メカクレ)と、杏奈(巨乳タレ目)がいる。
吉田さんのピュアハートにダメージを与えて(物理的に)カウンターを食らっても仲良くつるんでる、気のいい奴らである。

内笑美莉(うち えみり)

修学旅行編から登場した、もこっちの班メンバーの一人(顔見せ自体は野球応援回が初)。
なんとも独特な顔をしている(l_l)。もこっち曰く、絵文字(顔文字)。
長らく本名不明でうっちーと呼ばれ続けたため、そっちの呼び名がファンの間にも完全に定着している。

所謂、女子グループの中心メンバーの一人で班の人数制限から溢れたため、止む無くもこっちの班に流れてきた。当然、「別の班で行動するから」ともこっち達との関わりを速攻で拒否、修学旅行中は友達グループの班に入り浸っていた。

しかし、最終日の夜に寝室にもこっちと二人になった事で運命は狂う。
偶然の積み重ねでもこっちをレズストーカーと勘違いし、修学旅行の思い出をもこっち一色に塗りつぶされてしまう。

以降は、もこっちを内心で(キモいキモい)と連呼しながら襲撃に怯える日々……だったのだが、あまりに意識しすぎていつしか『キモいLOVE♥』に感情が反転し逆にもこっちのストーカーと化してしまう

もこっちの声マネを聞いた時の
「まあ少しだけ似てるけど…本人はもっと声低そうで高くて暗くてキモいよ。で、キモさの中に蠱惑さがあって……
という評より、ファン間で最近のもこっちをあらわす単語に『蠱惑』がよく用いられるようになる。
(ちなみに、蠱惑とは『怪しい魅力で人の心を惑わし、たぶらかす事』を指す)

田中真子(たなか まこ)

二年生からもこっちと同じクラスになったそばかすが特徴の女の子。親しい人からは『まこっち』と呼ばれることも。ゆりの親友で、もこっちとはゆりを通じて友達になった。

優しい性格で顔が広く、グループ分けの際には他のクラスメイトから誘われることも多い。
一方で、その優しさ故に押しに弱く、断るに断れない性格。
修学旅行の班分けでゆりを怒らせた上記の件も裏切り行為として深く気に病んでいた。

同じような理由で今度はもこっちを泣かせた(と、勘違いした)と感じて吐き気を催す程気に病んだり、
しかしもこっちはそのことを一切責めようとはせず逆に気を使ってくれた(と、勘違いした)。
いたく(誤解もとい)感動した彼女は熱い瞳で友達になってくれるよう迫ってもこっちを震え上がらせた。
以降、もこっちからはガチレズ扱いされている。

三年に進級後は成り行きで四面楚歌状態のキバ子の面倒を見る役に納まっており、引き続き友人のために心を砕く日々を送っている模様。

加藤明日香(かとう あすか)

もこっちの二年生時のクラスメイト。席はもこっちの正面。
化粧を欠かさない今風のギャルで、もこっち曰くいい匂いしかしない人。

どこか飄々としており、間違いなくスクールカーストの上位に位置する美人でありながら、
例のあの人(=よくわからん変な奴)扱いされていたもこっちに対してまったく物怖じせず自然体で接する。もこっちをして「この人お母さんなの?」と思わせるほど周りに気を使える人。

ちょっとしたきっかけでもこっちにメイクアップを施し、それ以降言葉を交わすことが多くなった。
三年でも同じクラスになり、もこっちが人間関係のあるトラブルを(結果的に)解決に導いた事がきっかけで、以降加藤さんの方から距離を詰めてくるようになる。

南小陽(みなみ こはる)

二年生からのもこっちのクラスメイト。八重歯と逆三角形のヘアアクセサリが特徴で、もこっちはこっそり『キバ子』と呼んでいる。

他人の陰口で場を盛り上げる・特にオタクや陰キャをディスる・気に入らない奴をのけ者にするなどThe・キョロ充とでも言うべきキャラ。特に修学旅行の時はゆりを出し抜いて真子を自分の班に引き入れるなど、ゆりとは何らかの因縁がある模様。

三年の進級に伴い、同じクラスになった友人が真子しかいない状況になり岡田と加藤のペアに取り入ろうとする。……変人個性的だがいい人多めのクラス、その中でも特に正義感の強い人物と作中屈指のぐう聖のペアにキョロ充が取り入るとどういう事態が起こるかは推して知るべし。
もこっちと殆ど関わらないまま、(かつてのもこっちとは逆ベクトルで)ぼっち化しつつある彼女の行く末や如何に。

伊藤光(いとう ひかり)

二つ結びに前髪にバッテンのヘアピン(らしきもの)が特徴の女の子。高校でのこみなんとかさんの友達。
ゆうちゃんから「こみちゃんの友達なら優しい人」と評された。

こみなんとかさんのアレな言動に幾度か引いたことがあるようだが、それでも友達を続けた優しい人。
と、いうか智貴に彼女の事を尋ねられた時にはとある会社員のようのように異様に詳しく語り始め、彼をドン引きさせている。
やべー奴の友達もやべー奴だった。

尚、高校入試の時はもこっちの隣の席で、反対側の席にいたネモとのやり取りをバッチリ目撃していた。

二木四季(ふたき しき

髪型がツーサイドアップの、うっちーとはまた違った絵文字(●△●)のような顔をした女の子。

身体能力が際立って優れているようで、個性的な顔も相まって登場するたびに読者にインパクトを与えている。初登場の体育祭でその雄姿を目撃したもこっちに「何か高いポテンシャル見せつけてる」と思わせたところから、読者からはポテンシャルさんと呼ばれ親しまれている。

三家(みけ

もこっちと同じクラスのおさげの女子生徒。もこっちとは調理実習で同じ班だった。
料理スキルが壊滅的らしく、彼氏の為に試作した料理を食べたもこっちの感想は「豚の餌」。
食べた人はもれなく嘔吐する運命。

彼氏はこの「豚の餌」を食べさせられているが仲は良好な模様。最初は吐いていたようだが、最近の描写を見る限り笑顔を貼り付けながらお茶で飲み込むスキルを得ているようだ。根本的な解決になってないとか言うな。

初芝(はつしば) / CV:杉田智和

もこっちと同じ学校の生徒。メガネで小太りの典型的なオタク。もこっち曰く「限定ジャンケンで裏切りそうな顔」。

言動がはっきりしており、自分を持っているタイプ。漫画研究部に所属し熱心に活動しているため、ぼっちでは無い。初登場後も名前や1コマにちょくちょく登場しており、三年の遠足回で久々にセリフありで登場。一年時からレベルアップした絵心を読者に見せつけた。

モテない主人公と学校関係者

今江恵美(いまえ めぐみ) / CV:野中藍

もこっちと同じ学校に通う、一学年上の女子生徒。文化祭の実行委員長として前日の準備をしていたら、(クラスでやらかして居るに居られなくなったから)体育館で手伝いをしていたもこっちと知り合い、以降は積極的に声をかけてきてくれるようになった。

もこっちが抱える寂しさに気づいたような描写もあり、文化祭当日はゆうちゃんと別れて独りになっていたもこっちを、キグルミで姿を隠した上で優しく抱きしめるという慈愛に満ちた行動を取る。もはや女神。
そこまで出番が多いというわけではないが、彼女とのやり取りの数々はもこっちのその後の行動にも大きく影響を与えている何気に重要なお方。

三年の時には生徒会長となっており、卒業式では答辞を務めた。
式後のもこっちとのやりとりは、もこっちなりに頑張ってきた日々の積み重ねの集大成とも言える特に人気の高いエピソードである。

ちなみに、アニメ最終話と単行本3巻のおまけではもこっちが彼女の……。

荻野(おぎの)

もこっちの二年時のクラス担任になった女性。体育教師らしく、ポジティブかつ積極的な性格。

基本的に生徒思いでお節介を焼くタイプではあるが、ぼっちっぷりを今江先輩に庇ってもらったもこっちに「彼女が卒業したらどうするの?」と咎めたり、ネモの進路志望(声優)がもこっちにバレる原因を作ったりと何かとデリカシーに欠けるため、もこっち達からは内心ウザがられている。

井口朱里(いぐち あかり)

中学時代から智貴を想い続ける一途な女の子。喪25にて、風邪で学校を休んだ智貴にプリントを持ってきたのは彼女。紗弥加(さやか)という親友がいる。

特に変哲もない普通の女の子だが、もこっちを智貴の恋人と勘違いしたりこみなんとかさんに智貴の姉と嘘をつかれたりして、その結果智貴に大恥を晒してしまったとても不憫な子。その後も何かと恥をかく運命にあるあまりに不憫な子。しかしながら実の姉がアレなので智貴の変態女子に対する耐性は極めて高く、嫌われているような描写はないことが救いか。

なんやかんやあったがこみなんとかさんと境遇は似ており、過去の遺恨は水に流して恋する女子として共同戦線を張る。智貴が彼女の好意に気づいているかは不明。こみなんとかさんの変態に彼女が毒されないことを願いたい。

平沢雫(ひらさわ しずく)

もこっちの2つ年下の後輩女子。入学試験を受けた際、入試手伝いをしていたもこっちと知り合う。

体調を崩した時に励まされたもこっちを慕っている……のだが、入試に落ちた彼氏を尻目にもこっちに笑顔で自分の合格を報告、同級生女子に嫌われたので仕方なく男子と行動して余計嫌われる、など中々にナチュ畜な素養があり、もこっちから(自分を棚に上げて)クズ判定を受け、一年限りの後腐れのない観察対象と見なされている。

無論、打算含みでも先輩後輩関係としては意外と真っ当であり、もこっちの今後の成長の指標になるのかもしれない……。

モテないしアニメ化が決定する

2012年12月にアニメ化が発表され、13年7月から9月まで放送。全12話。

ニコニコ動画では7月13日から毎週土曜日24:30より生放送、25:00より1週間無料配信された。

モテないしスタッフを記載する

  • 監督:大沼心
  • シリーズ構成:吉岡たかを
  • キャラクターデザイン・総作画監督:古川英樹
  • 音響監督:本山哲
  • 音楽:Sadesper Record
  • 制作:SILVER LINK
  • 製作:ワタモテ製作委員会

モテないし主題歌を歌ってみたりもする

オープニング
「私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い」
歌:鈴木このみ n' キバオブアキバ 作詞・作編曲:キバオブアキバ
エンディング
「どう考えても私は悪くない」(第1話、第3話-第4話、第7話-第10話、第12話)
歌:黒木智子(CV:橘田いずみ) 作詞:畑亜貴 作曲:福本公四郎 編曲:ミト
「夢想恋歌」(第2話)
歌:Velvet.kodhy 作詞:南野Emily 作曲:DJ-SHU 編曲:村井大
「夜のとばりよ さようなら」(第5話)
歌:Velvet.kodhy 作詞:mildsalt 作曲:福本公四郎 編曲:安本洋一郎
「夏祭り」(第6話)
歌:初音ミク 作詞・作曲:破矢ジンタ 編曲:鬱P & ミナツキトーカ(パンドリストP)
「そこらの着ぐるみの風船と私」(第11話)
歌:Velvet.kodhyとVelvet.kodhyとμとμ 作詞・作曲・編曲:山崎真吾
挿入歌
「日常キラリ」(第10話)
作詞:南野Emily 作曲・編曲:片山修志 歌:Remi
「Fly to dark」(第12話)
作詞:山本芽衣子 作曲・編曲:コジマミノリ 歌:小田ユウ

モテないし放送局をチェックする

放送局 放送開始日 放送時間
テレビ東京 2013年7月8日 (月)26:05~
テレビ愛知 2013年7月9日 (火)26:35~
テレビ大阪 2013年7月12日 (金)26:40~
AT-X 2013年7月9日 (火)23:00~(リピートあり)
ニコニコ動画 2013年7月13日 (土)24:30~(最新話は配信開始から1週間無料)
熊本放送(RKK) 2013年8月4日 (日)25:50~

モテないし配信されているアニメを見てみる

話数 サブタイトル 脚本 絵コンテ 演出 作画監督 原作 動画
喪1 モテないし、
ちょっとイメチェンするわ
吉岡たかを 大沼心 古川英樹
楠本祐子
高原修司
長谷川亨雄
喪1.2.4
喪2 モテないし、
昔の友達に合う
平林佐和子 神保昌登 長谷川亨雄
本田辰雄
喪3.7.9
喪3 モテないし、悪天候 関根アユミ 玉村仁 服部憲二
寺尾賢治
喪5.23.25
喪4 モテないし、
ちょっといい夢見るわ
伊神貴世 徳本善信 齊藤佳子 喪8.24.27.
2巻特別編
喪5 モテないし、
スキルアップしてみる
伊神貴世 西田正義 いわもとやすお 宮嶋仁志
金子国邦
喪10.22.28
喪6 モテないし、
花火に行く
関根アユミ 永岡智佳 小川一郎
勝亦祥
喪6.11.12
喪7 モテないし、
夏休みを満喫する
関根アユミ 小柴純弥 竹森由加
長谷川亨雄
喪13.17.
1巻おまけ
喪8 モテないし、
見栄をはる
平林佐和子 玉村仁 大島美和
本田辰雄
服部憲二
喪14.15.16
喪9 モテないし、
夏休みが終わる
伊神貴世 徳本善信 齊藤佳子 喪18.29.32
喪10 モテないし、
二学期が始まる
吉岡たかを 西田正義 徳本善信 空流辺広子 喪19.26
喪11 モテないし、
文化祭に参加する
永岡智佳 竹森由加
小川一郎
服部憲知
喪20.21
喪12 モテないし、
将来を考える
神保昌登 古川英樹
長谷川亨雄
本田辰雄
喪31.34.
3巻おまけ

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