立体機動装置とは、諫山創による漫画作品『進撃の巨人』に登場する特殊な移動装置である。
アンヘル・アールトネンによって開発された巨人との戦闘を行う上で必要とされる立体機動を再現する機器、及び装備一式の名称、総称。
腰のベルトにあたる部分に装着するワイヤー射出機と、ワイヤーの射出及び巻取りの操作、巨人に肉薄した際に白兵戦を挑む為に使われる刀身を装着できる柄の機能を兼ね備えたグリップ、そして柄に装着する刀身を収納する大型ケースとカードリッジ式のガスボンベからなっている。
トリガーを操作することで腰部装置よりガスによるアンカーつきのワイヤーが射出され、アンカーを固定可能な場所に撃ちこみ、ワイヤーを巻き取る事で自身の肉体を引き上げる事が可能である(ワイヤーの巻取りもガスを原動力としている)。
射出機は腰の左右に一基ずつ装備されており、二つのアンカーワイヤーを交互に射出→巻取りを繰り返す事による一連のワイヤーアクションにより平地以外での様々な環境での高低差を無視した歩兵の高速展開を実現し、巨人の唯一の弱点である後頭部うなじ下部にある急所への攻撃を可能にしている。
立体機動装置を使う兵士たちはこのワイヤーアクションを行うにあたって、体の姿勢を補強し空中で固定・制御するために全身にベルト状のプロテクター兼サポーターのようなものを身につけており、急激な加速や遠心力による機動で空中に投げ出されないように訓練兵時代から姿勢制御を徹底的に叩き込まれる。
立体機動装置は対巨人戦において歩兵による撃破能力を飛躍的に高めている反面、立体機動の衝撃に立体機動装置が耐えられず破損する場合があったり、またガスを補給できる環境と補給ラインが整っていなければガス切れを起こした時点で戦闘能力が事実上消失するなど欠点も見られる。
立体機動を行うために装備も極限まで削られ防具に関しては軍服のままであったり、また立体機動装置の簡易的な修理教習は行われても立体機動装置の内部に関する技術はブラックボックスとして技術部門から門外不出で致命的な故障からは回復不能など、歩兵装備としては安全性の面においてリスクがつきまとう代物になっている。
これだけの訓練と装備、リスクをもって巨人に挑む歩兵だが、エレン達が訓練学校を卒業した時点では過去の総力戦においてのキルレシオが1:30(巨人1体を倒すまでに30人が死ぬ)だったと語られている。
是非、ニコニコ技術部有志に作成いただきたい。
試作の際は、転落事故など起こさぬよう注意されたい。
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最終更新:2025/12/12(金) 10:00
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