レディ・パーフェクトリー。準備は完全に整った。
竜宮院聖哉とは、『この勇者が俺TUEEEくせに慎重すぎる』の主人公である。
CV:梅原裕一郎
ガナビー・オーケー。何とかなる。
元々、聖哉の性格は慎重ではなく真逆であり敵の方がレベルが上で勝算がなくても頑張ればなんとかなるから戦うという、いい加減であり言ってしまえば初期登場時のロザリーのような『ありえないくらい向こう見ず』の性格だった。
実は聖哉はリスタルテに召喚される前は彼女の親友であり封印の女神のアリアドアによって、救世難度Bの世界『イクスフォリア』を救済するために召喚された勇者だった。(アリアドアが300もの世界を救済してきて唯一救済できなかったのがこの世界である)
当時のパーティは女神のアリアドアと魔法使いコルト、回復魔法の使い手で大国ターマインの王女ティアナ姫の4人パーティだった。 特にティアナとは恋人同士であり、彼女のお腹の中には女の子もいた。異世界の王女との間に子供を作るとか、まさに向こう見ず。 (一応責任取ってイクスフォリアに定住する気ではあった)
当時の聖哉は不愛想さはそんなに変わらないが、レベル上げには消極的で優しく正義感が強かった。 自分達の魔王討伐が遅れればその分被害が出るからと、1秒でも先に進むために準備なんかせずにどんどん進み、 敵よりレベルが低い状態で挑むのなんて日常茶飯事。常に全滅ギリギリで勝利してきた。 パーティの皆はそんな彼に振り回されつつも、ドンドン先に行く彼に安心と憧れを抱くようになる。
イクスフォリアでの冒険終盤、魔王を倒す武器を手に入れた聖哉は、 本来賢者の村に行って魔王の情報を得なくてはいけないのに、早く倒したいからと情報を入手せずに魔王の元へ。 魔王は見事倒したものの、実は魔王には命が2個あったため、油断していたうえ力を使い果たした勇者たちは全滅した。 ティアナはお腹の子を食われた後に殺され、聖哉はその光景を見せつけられたあげく、頭部と心臓を潰され死んだ。
死んで元の世界に戻った聖哉は記憶がリセットされ、イクスフォリアでの冒険の事は何も覚えていない。 それでも、自分が後先考えず行動した結果、仲間が、恋人が、お腹の赤ちゃんが死んでしまったという深い後悔だけが魂に刻まれてしまい今の「ありえないくらい慎重な性格」に変わってしまった。
さらにリスタルテに召喚された際にひねくれて「プロパティ」と唱えた際に、そこに書かれてある『慎重に、慎重にも慎重に。疎まれようが嫌われようが、それを貫こう。そして今度こそ、世界と仲間と大切な人を必ず救ってみせる』という文面から自らの置かれた状況を正確に把握し、召喚が2回目である事、 以前は取り返しのつかない失敗をした事、仲間に嫌われても慎重に行動しなければならないことを悟る。つまり本編での聖哉の慎重っぷりはありえないくらい慎重な性格だからだけではなく、覚えていない前回の失敗を踏まえたうえでの行動だったのだ。あくまで向こう見ずな聖哉が本来の性格なため、混乱状態に陥る等して意識と記憶が混濁すると向こう見ずな聖哉がひょっこり顔を出す。
なお恋人のティアナはリスタルテへと転生、リスタルテ自身も転生時に記憶を失くしておりゲアブランデ編終盤でイシスターからその経緯と事実が伝えられる。こういった経緯もありリスタルテが聖哉をゲアブランデ救済のため召喚したのは偶然ではなくお互い記憶を失くしてもイクスフォリアで刻まれた魂同士惹かれあった運命の結果の可能性がある。
さらにイクスフォリア編でキリングマシンというマシンモンスターだが良心を持ってることにより聖哉達の仲間となる『キリコ』がいるのだが、ティアナがお腹に宿していた赤ちゃんの魂はキリコとなっていた。
キリコと出会った後にこの事実と「魔王を倒すとキリコも死んでしまう」事を知った聖哉は必死で助ける方法を探していたが、 結局助ける方法はなく世界のために娘の魂を見殺すという究極の選択を取るしかなかった。
精神的疲労で倒れるほどショックを受けていた彼の心情は推し量れるものではない。 なお最初は何も知らずにキリコを他のマシンモンスター諸共爆殺しようとしていた。
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最終更新:2025/12/16(火) 08:00
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