第85回記念選抜高等学校野球大会 単語

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第85回記念選抜高等学校野球大会

概要

甲子園球場

第85回記念選抜高等学校野球大会とは、2013年3月22日から阪神甲子園球場で開催される、春の甲子園(センバツ)である。出場校数は過去最多タイの36校。

特別枠は前回大会から2校増の6校に、東日本大震災の復興支援目的として『東北絆枠』が今大会限りで設けられた。21世紀枠は過去最多の4校。
神宮大会枠は従来通り1枠で、仙台育英が優勝した為、東北に割り当てられた。

また今大会から、「秋季都道府県大会8強(参加128校以上の場合は16強)以上」としていた候補基準の原則を、16強(同32強)に緩和した。

地区別選考は、北海道1、東北4(東北絆枠と神宮大会枠含む)、関東・東京6、東海3、北信越2、近畿6、中国3、四国3、九州4の全32校。記念大会のため、東海が1枠増の3。中国・四国で5だったものを、中国3と四国3になっている。

入場行進曲は『花は咲く』

日程・出来事

  • 2013年1月25日 出場校決定
  • 2013年3月15日 組み合わせ抽選会
  • 2013年3月22日 開幕

出場高校

地区 都道府県 代表高校 公私 出場回数 地区 都道府県 代表高校 公私 出場回数
21世紀 北海道 遠軽 初出場 北信越 福井県 春江工 初出場
福島県 いわき海星 初出場 福井県 敦賀気比 2年連続5回目
島根県 益田翔陽 初出場 近畿 京都府 龍谷大平安 5年ぶり37回目
高知県 土佐 20年ぶり7回目 京都府 京都翔英 初出場
神宮 岩手県 盛岡大付 3年ぶり3回目 大阪府 履正社 3年連続5回目
東北絆 山形県 山形中央 3年ぶり2回目 大阪府 大阪桐蔭 2年連続6回目
北海道 北海道 北照 2年連続5回目 兵庫県 報徳学園 2年ぶり19回目
東北 宮城県 仙台育英 6年ぶり10回目 奈良県 大和広陵 28年ぶり2回目
福島県 聖光学院 2年連続4回目 中国
 ・
四国
岡山県 関西 2年ぶり12回目
関東
 ・
東京
茨城県 常総学院 8年ぶり7回目 広島県 広陵 3年ぶり23回目
栃木県 宇都宮商 34年ぶり3回目 山口県 岩国商 初出場
埼玉県 浦和学院 3年連続9回目 徳島県 鳴門 2年連続8回目
埼玉県 花咲徳栄 3年ぶり3回目 愛媛県 済美 9年ぶり2回目
東京都 安田学園 初出場 高知県 高知 2年連続19回目
東京都 早稲田実 4年ぶり20回目 九州 長崎県 創成館 初出場
東海 静岡県 常葉菊川 5年ぶり4回目 熊本県 済々黌 55年ぶり4回目
岐阜県 県岐阜商 18年ぶり27回目 鹿児島県 尚志館 初出場
三重県 菰野 初出場 沖縄県 沖縄尚学 5年ぶり5回目
  • 最多出場は龍谷大平安の37回。
  • 初出場は10校。
  • 連続出場校は8校。
  • 公立高校12校、私立高校24校。

大会詳細

第1日目 3月22日(1回戦)
第1試合 敦賀気比(福井) 11-2 沖縄尚学(沖縄) 開幕戦は敦賀気比が16安打11得点で大勝。沖縄尚学は2桁安打も、守備の乱れが響き45年ぶり初戦敗退。
第2試合 履正社(大阪) 0-1 岩国商(山口) 初出場の岩国商が春初勝利。5回1死満塁から暴投の間に挙げた1点を5安打完封の高橋を中心に守り抜いた。
第3試合 常葉菊川(静岡) 9-5 春江工(福井) 2本塁打含む14安打を放った常葉菊川が初出場の春江工を逆転で下し、優勝した2007年以来の春1勝。
第2日目 3月23日(1回戦、第2試合より2回戦)
第1試合 遠軽(北海道) 3-0 いわき海星(福島) 初の21世紀枠対決は遠軽がセンバツ史上最北の勝利を挙げた。また、試合時間が戦後最短1時間16分を記録。
第2試合 鳴門(徳島) 2-1 宇都宮商(栃木) 鳴門が2年連続で初戦突破。8回に代打鳴川がスクイズ失敗も、直後に決勝タイムリーを放った。
第3試合 聖光学院(福島) 8-0 益田翔陽(島根) 聖光学院先発の石井が2塁を踏ませず3安打完封。益田翔陽は3失策と、持ち味の守備が崩れ大敗喫す。
第4試合 盛岡大付(岩手) 4-3 安田学園(東京) 盛岡大付が春夏10度目の出場で悲願の甲子園初勝利。9回に同点にされるも、裏にサヨナラで安田学園を下す。
第3日目 3月24日(2回戦)
第1試合 尚志館(鹿児島) 2-1 大和広陵(奈良) 初出場の尚志館が鮮やかな逆転勝ちを収めた。0-1で迎えた9回に無死満塁から2点を挙げ、甲子園初勝利。
第2試合 菰野(三重) 0-7 北照(北海道) 北照が15安打に3盗塁を絡め7得点を挙げ快勝。先発大串は8安打許すも要所締め7奪三振完封。
第3試合 浦和学院(埼玉) 4-0 土佐(高知) 関東王者浦和学院が快勝。20年ぶり甲子園となった土佐は再三のチャンスを活かせず完封敗けとなった。
第4日目 3月25日(2回戦)
第1試合 仙台育英(宮城) 7-2 創成館(長崎) 明治神宮大会覇者の仙台育英が序盤に5点を奪い、初出場の創成館を破った。仙台育英は春通算10勝目。
第2試合 龍谷大平安(京都) 2-4 早稲田実(東京) 6回まで無安打に抑えられいた早実が、7回の初安打をきっかけに4点を奪い逆転で3回戦進出を決めた。
第3試合 関西(岡山) 1-5 高知(高知) 0-0の7回に高知が先制すると、8回には4点を奪い試合を決めた。9回に1点を返されるも、12年ぶりの春1勝。
第5日目 3月26日(2回戦)
第1試合 済美(愛媛) 4-3 広陵(広島) 2年生エース安楽が232球を投げ抜き、延長13回サヨナラ勝ちを収めた。広陵は9回に3点差追いつくも力尽く。
第2試合 済々黌(熊本) 2-0 常総学院(茨城) 済々黌がセンバツ55年ぶりの勝利。主戦大竹が打っては先制打、投げては9安打浴びるも無四球完封の投球。
第3試合 京都翔英(京都) 5-6 敦賀気比(福井) 敦賀気比が接戦を制し、近畿王者を下した。京都翔英は5回に3ランで逆転するも、7回の押し出しが決勝点に。
第6日目 3月27日(2回戦)
第1試合 報徳学園(兵庫) 3-4 常葉菊川(静岡) 常葉菊川が2試合連続の逆転勝ち。8回に遠藤の3点タイムリーで逆転。報徳は1点差に迫るも一歩及ばす。
第2試合 山形中央(山形) 6-2 岩国商(山口) 東北絆枠・山形中央が逆転で甲子園初勝利。岩国商は毎回の13安打放つも2得点の拙攻が響いた。
第3試合 県岐阜商(岐阜) 8-3 花咲徳栄(埼玉) 東海大会覇者の県岐阜商が11安打8得点と効果的に加点し、花咲徳栄に快勝。甲子園36年ぶりの1勝となった。
第7日目 3月28日(2回戦、第2試合より3回戦)
第1試合 大阪桐蔭(大阪) 11-1 遠軽(北海道) 出場校最後の登場。3季連続優勝狙う大阪桐蔭が21世紀枠の遠軽に圧勝。近畿勢唯一の初戦突破となった。
第2試合 鳴門(徳島) 3-4 聖光学院(福島) 3-3の同点で迎えた7回に、プロ注目・4番園田の決勝本塁打で聖光学院がセンバツ初のベスト8進出を決めた。
第3試合 盛岡大付(岩手) 0-3 敦賀気比(福井) 敦賀気比はエース岸本が3試合目の先発し、7安打浴びるも要所を締め完封。盛岡大付は甲子園2勝目ならず。
第8日目 3月29日(3回戦)
第1試合 尚志館(鹿児島) 3-6 北照(北海道) 初回に4点を先制した北照が試合を優位に進めた。大串は11Kで2試合連続完投。3大会ぶりのベスト8進出。
第2試合 浦和学院(埼玉) 11-1 山形中央(山形) 浦和学院が本塁打含む14安打11得点で大勝。5回までは2-1と接戦だったが、終盤に打線が爆発した。
第3試合 仙台育英(宮城) 4-1 早稲田実(東京) 仙台育英は0-1で迎えた8回に、暴投と上林の適時打で3点を奪い逆転勝利を収めた。早実は1点を守りきれず。
第9日目 3月30日(3回戦)
第1試合 高知(高知) 3-1 常葉菊川(静岡) 高知が逆転で38年ぶりの8強。同点の8回に上田の適時打で勝ち越した。投手陣も継投で常葉の反撃を防ぐ。
第2試合 済美(愛媛) 4-1 済々黌(熊本) 済美がセンバツ無傷の7連勝。エース安楽が投げては1失点完投、打っては8回に決勝タイムリーを放った。
第3試合 県岐阜商(岐阜) 5-4 大阪桐蔭(大阪) 3回までに5点を奪った県岐阜商が逃げ勝った。大阪桐蔭は甲子園の連勝が11で止まり、3季連続優勝ならず。
第10日目 3月31日(準々決勝)
第1試合 聖光学院(福島) 3-9 敦賀気比(福井) 敦賀気比が山田の2本塁打など3本塁打の猛攻で聖光学院に圧勝。5度目の出場で初の準決勝進出を決めた。
第2試合 北照(北海道) 0-10 浦和学院(埼玉) 高田の2試合連続弾などで10点を奪った浦和学院が21年ぶり4強。北照打線は1安打と手も足も出なかった。
第11日目 4月1日(準々決勝)
第1試合 仙台育英(宮城) 0-2 高知(高知) 高知が東北王者の仙台育英を完封リレーで封じ、38年ぶりの4強進出。仙台育英は公式戦17連勝でストップ。
第2試合 済美(愛媛) 6-3 県岐阜商(岐阜) 済美は1点を追う8回に4点を奪う猛攻をみせ逆転勝ちを収めた。済美の4強は初優勝した2004年以来9年ぶり。
第12日目 4月2日(準決勝)
第1試合 敦賀気比(福井) 1-5 浦和学院(埼玉) 浦和学院が高田の3試合連続弾などで逆転勝利、初の決勝進出。敦賀気比は幸先良く先制するも後が続かず。
第2試合 高知(高知) 2-3 済美(愛媛) 1点を争うゲームは8回に勝ち越した済美が逃げ切り9年ぶりの決勝進出。高知は主将・和田恋の一発も空砲。
第13日目 4月3日(決勝)
第1試合 浦和学院(埼玉) 17-1 済美(愛媛) 浦和学院が18安打17得点の猛攻で初優勝。埼玉県勢は45年ぶりのセンバツ制覇。済美・安楽、中盤に力尽く。

外部リンク

関連項目

  • 選抜高等学校野球大会
  • 野球/高校野球
選抜高等学校野球大会年表
第84回大会 第85回大会 第86回大会
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