第96回全国高等学校野球選手権大会 単語


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第96回全国高等学校野球選手権大会

概要

甲子園球場

第96回全国高等学校野球選手権大会とは2014年8月9日8月11日から阪神甲子園球場で開催されている高校野球・夏の甲子園である。
今大会は台風の影響で開幕が順延された。天候不順で開幕が順延したのは1960年の第42回大会以来のことである。

参加校数は3917校と、前回大会より40校減った。
出場校数は例年通り49校であり、東京都と北海道から2校ずつ出場する。

最も参加校数の多いのは神奈川県の190校。以下、愛知県189校、大阪府180校と続く。昨年同様、13大会で参加校数が100校を超えている。また、最小は鳥取県の24校。

地区大会では前回大会のベスト4(前橋育英、延岡学園、日大山形、花巻東)が出場を逃したほか、下馬評が高かった実力校が早い段階で敗退するなど荒れ模様となっている。

日程・出来事

  • 2014年6月21日 沖縄大会が開幕し、地方大会スタート。
  • 2014年7月21日 宮城大会決勝が行われ、利府が夏の甲子園初出場を決める。利府は過去4度決勝で涙を呑んでおり、5度目の決勝で悲願達成となった。また、宮城大会では史上初めてベスト4を仙台市以外の公立校が占めるという波乱の大会となった。
  • 2014年7月24日 鹿児島大会決勝が行われ、鹿屋中央が春夏通じて初出場を決める。大隅半島の高校が夏の甲子園に出場するのは大会史上初めて。また、鹿児島大会では史上初めてベスト4がすべて鹿児島市外の高校が占め、さらに大隅半島の高校が3校進出する波乱含みの大会となった。
  • 2014年7月26日 福島大会決勝が行われ、聖光学院が延長戦の末、8年連続11回目の出場を決める。8年連続出場は智弁和歌山(2005年~2012年)に並ぶ戦後タイ記録。同じ日に行われた京都大会決勝では、春夏連覇を目指す龍谷大平安が2年連続33回目の出場を決め、自身が持つ春夏通算出場回数を71回に更新した。
  • 2014年7月27日 石川大会決勝が行われ、星稜が9回ウラに8点差をひっくり返す大逆転勝利で2年連続17回目の出場を決める。 →9×-8
  • 2014年7月29日 東東京大会決勝が行われ、二松学舎大付が初出場を決める。二松学舎大付は1971年に初めて決勝に進出して以後、10度も決勝で敗退しており、11回目の決勝で遂に甲子園への切符を手に入れた。
  • 2014年7月30日 大阪大会決勝が行われ、大阪桐蔭が地方大会3連覇を達成。全国3位の参加チーム数の多さもさることながら、強豪犇めく激戦区で有名な大阪大会を3連覇したのは1983年~1985年のPL学園以来、29年ぶり2チーム目。
  • 2014年7月31日 地方大会最後の決勝となる愛知大会決勝が行われ、東邦が6年ぶりの優勝。甲子園行きの最後の切符を獲得し、全国49代表が出揃った。

出場高校

初出場校は9校。また、東海大学系列の高校が過去最多となる4校出場している。

地方 代表地区 代表高校 公私 出場回数 地方 代表地区 代表高校 公私 出場回数
北海道 北北海道 武修館 初出場 東海 三重県 三重 2年連続12回目
南北海道 東海大四 21年ぶり5回目 近畿 滋賀県 近江 6年ぶり11回目
東北 青森県 八戸学院光星 2年ぶり7回目 京都府 龍谷大平安 2年連続33回目
岩手県 盛岡大付 2年ぶり8回目 大阪府 大阪桐蔭 3年連続8回目
宮城県 利府 初出場 兵庫県 神戸国際大付 初出場
秋田県 角館 初出場 奈良県 智弁学園 3年ぶり17回目
山形県 山形中央 4年ぶり2回目 和歌山県 市和歌山 10年ぶり4回目
福島県 聖光学院 8年連続11回目 中国 鳥取県 八頭 4年ぶり8回目
関東 茨城県 藤代 4年ぶり3回目 島根県 開星 3年ぶり9回目
栃木県 作新学院 4年連続10回目 岡山県 関西 3年ぶり9回目
群馬県 健大高崎 3年ぶり2回目 広島県 広陵 4年ぶり21回目
埼玉県 春日部共栄 9年ぶり5回目 山口県 岩国 7年ぶり5回目
千葉県 東海大望洋 初出場 四国 香川県 坂出商 20年ぶり8回目
東東京 二松学舎大付 初出場 徳島県 鳴門 3年連続9回目
西東京 日大鶴ヶ丘 6年ぶり3回目 愛媛県 小松 初出場
神奈川県 東海大相模 4年ぶり9回目 高知県 明徳義塾 5年連続16回目
山梨県 東海大甲府 2年ぶり12回目 九州
沖縄 
福岡県 九州国際大付 3年ぶり5回目
北信越 新潟県 日本文理 2年連続8回目 佐賀県 佐賀北 2年ぶり4回目
富山県 富山商 10年ぶり16回目 長崎県 海星 3年ぶり17回目
石川県 星稜 2年連続17回目 熊本県 城北 6年ぶり4回目
福井県 敦賀気比 5年ぶり6回目 大分県 大分 初出場
長野県 佐久長聖 2年ぶり6回目 宮崎県 日南学園 3年ぶり7回目
東海 静岡県 静岡 3年ぶり23回目 鹿児島県 鹿屋中央 初出場
愛知県 東邦 6年ぶり16回目 沖縄県 沖縄尚学 2年連続7回目
岐阜県 大垣日大 2年連続3回目 全49代表。

大会詳細

第1日目 8月11日(1回戦)
第1試合 龍谷大平安(京都) 1 - 5 春日部共栄(埼玉) 春日部共栄が初回に集中打で5得点を挙げ、そのまま逃げ切り。龍谷大平安は今年の選抜優勝校であり、同じ年の開幕戦で敗退するのは75年ぶり。
第2試合 坂出商(香川) 0 - 16 敦賀気比(福井) 峯や篠原の本塁打などで16得点を挙げた敦賀気比の圧勝。
第3試合 日大鶴ケ丘(西東京) 0 - 2 富山商(富山) 富山商の森田がストレートとスライダーで完封勝利。富山商は10年ぶりの初戦突破。
第2日目 8月12日(1回戦)
第1試合 日南学園(宮崎) 3 - 11 東邦(愛知) 溝口の本塁打など安打を重ね、11得点を挙げた東邦の圧勝。
第2試合 静岡(静岡) 4 - 5 星稜(石川) 静岡が先制点を取り、7回までに4-2とするが、星稜が7回と8回の攻撃で逆転勝利。星稜は16年ぶりの初戦突破。
第3試合 日本文理(新潟) 5 - 2 大分(大分) 5回までに2-2で同点となるが、飯塚の適時打、星の本塁打で日本文理が勝ち越し。日本文理は5年ぶりの初戦突破。
第4試合 大垣日大(岐阜) 12 - 10 藤代(茨城) 初回、藤代が8点を取り、大きく差をつけたが、直後に4点を返した大垣日大が追い上げ、8回に逆転して勝利。ちなみに8点差からの逆転は春、夏の甲子園通してタイ記録である。
第3日目 8月13日(1回戦)
第1試合 健大高崎(群馬) 5 - 3 岩国(山口) 岩国の3点を追う健大高崎が、盗塁でチャンスを掴み、犠牲フライや適時打で勝ち越し。
第2試合 鹿屋中央(鹿児島) 2x - 1 市和歌山(和歌山) 市和歌山が連続二塁打で先制するものの、鹿屋中央が追いつき同点となり、そのまま延長戦に突入。12回の鹿屋中央の攻撃で、市和歌山が送球ミスを犯し、鹿屋中央がサヨナラ勝ちした。
第3試合 佐賀北(佐賀) 2 - 4 利府(宮城) 試合前半は粘り強い投手戦で双方とも無得点。5回で利府が適時三塁打で先制するなどして2点を挙げるが、佐賀北も6回に追いつく。しかし、利府は万城目の適時打で2点を追加し、そのまま逃げ切った。
第4試合 三重(三重) 5x - 4 広陵(広島) 広陵が2回に先制点を放つが、三重も4回で追いつく。その後、広陵は7回で勝ち越すものの、三重が9回に再び追いついて延長戦へ。11回に三重が二死満塁とすると、最後には四球でサヨナラ勝ちした。
第4日目 8月14日(1回戦)
第1試合 東海大甲府(山梨) 1 - 3 佐久長聖(長野) 佐久長聖が4回、竹内の本塁打で先制。直後に東海大甲府も追いつくが、竹内の適時打で勝ち越し。ちなみに佐久長聖の2回戦進出で、北信越の5校が初めて全て初戦突破したことになる。
第2試合 九州国際大付(福岡) 1 - 6 東海大四(南北海道) 東海大四が3回に適時打などで追加点を重ねたほか、先発、西嶋が130km/h台の速球や90km/h以下の「スローカーブ」で三振を奪い続けたことで勝利した。
第3試合 聖光学院(福島) 2 - 1 神戸国際大付(兵庫) 聖光学院が3回にスクイズで先制。その後同点となるが、7回の適時打で勝ち越し。
第4試合 小松(愛媛) 8 - 9 山形中央(山形) 序盤は得点の奪い合いとなるが、8回までに8-5で小松がリードする。しかし、9回で山形中央が4点を返して逆転勝ちした。山形中央は初の初戦突破。
第5日目 8月15日(1回戦、第3試合より2回戦)
第1試合 明徳義塾(高知) 10 - 4 智弁学園(奈良) 6回までは得点の競い合いとなっていたが、7回に明徳義塾が4点を奪い勝利した。明徳義塾は16回連続の初戦突破。
第2試合 開星(島根) 6 - 7 大阪桐蔭(大阪) 開星が1回に4点を奪って先制。しかし、開星が投球に乱れが生じた上にボークを犯したため、大阪桐蔭が追いつき、最終的に逆転勝ちとなった。
第3試合 二松学舎大付(東東京) 7 - 5 海星(長崎) 二松学舎大付が1回に3点を奪って先制。その後も得点を伸ばしたが、海星も負けじと追いかけ4回までに1点差。しかし、二松学舎大付の今村が海星に得点を与えず、二松学舎大付を勝利に導いた。
第6日目 8月16日(2回戦)
第1試合 鳴門(徳島) 0 - 8 近江(滋賀) 近江が2回に5点を先制すると、その後も安打を重ねて圧勝とした。
第2試合 城北(熊本) 5 - 3 東海大望洋(千葉) 序盤、東海大望洋が先制するが、城北も追いつき同点に。その後、東海大望洋が一旦勝ち越すが、城北が適時打などで逆転勝ちした。
第3試合 東海大相模(神奈川) 3 - 4 盛岡大付(盛岡) 東海大相模が2点を奪って先制。しかし、盛岡大付が遠藤の本塁打や立波の適時打などで逆転勝ちした。
第4試合 角館(秋田) 1 - 6 八頭(鳥取) 角館が先制するものの、八頭が適時打などで勝ち越しした。
第7日目 8月17日(2回戦)
第1試合 沖縄尚学(沖縄) 3 - 1 作新学院(栃木) 作新学院が1回、朝山の本塁打で先制。直後に沖縄尚学が西平の本塁打で同点に追いつく。その後、沖縄尚学が2点を追加し勝利。沖縄尚学は2年連続で初戦突破。
第2試合 八戸学院光星(青森) 4 - 2 武修館(北北海道) 武修館が4回、1点を奪って先制。7回まで八戸学院光星を無失点に抑える。しかし、8回に武修館の守備の乱れによって八戸学院光星が4点を返して逆転勝ちした。
第3試合 関西(岡山) 1 - 3 富山商(富山) 富山商が1回、適時打で1点を奪って先制。その後も関西の得点を抑えつつ適時打で2点を追加し、富山商が勝利した。
第4試合 春日部共栄(埼玉) 1 - 10 敦賀気比(福井) 敦賀気比が1回、本塁打で2点を奪って先制。2回に4点、8回に4点を追加して圧勝。
第8日目 8月18日(2回戦)
第1試合 三重(三重) 4 - 2 大垣日大(岐阜) 三重が1回、適時打などで3点を奪って先制。2回にも追加点を加える。その後、大垣日大に2点返されたものの、三重の今井が反撃を抑え完投。
第2試合 日本文理(新潟) 3 - 2 東邦(愛知) 東邦が4回、日本文理の捕逸で先制。5回には0-2とする。しかし、6回、日本文理が適時打などで3点を返し、逆転勝ちした。
第3試合 鹿屋中央(鹿児島) 1 - 4 星稜(石川) 星稜が1回、1点を奪って先制するが、直後に鹿屋中央も1点を返して同点。しかし、星稜は3回に適時打などで2点を奪って勝ち越し、6回にさらに追加点を加えて勝利した。
第4試合 健大高崎(群馬) 10 - 0 利府(宮城) 1回、健大高崎が3点を奪うと、その後も得点を追加していき、最終的には11盗塁10得点で圧勝。守備についても健大高崎の川井と高橋が利府を無得点に抑え、勝利に導いた。
第9日目 8月19日(2回戦)
第1試合 山形中央(山形) - 東海大四(南北海道)
第2試合 佐久長聖(長野) - 聖光学院(福島)
第3試合 明徳義塾(高知) - 大阪桐蔭(大阪)
第10日目 8月20日(3回戦)
第1試合 八戸学院光星(青森) - 星稜(石川)
第2試合 沖縄尚学(沖縄) - 二松学舎大付(東東京)
第3試合 三重(三重) - 城北(熊本)
第4試合 盛岡大付(岩手) - 敦賀気比(福井)
第11日目 8月21日(3回戦)
第1試合 富山商(富山) - 日本文理(新潟)
第2試合 八頭(鳥取) -
第3試合 - 近江(滋賀)
第4試合 健大高崎(群馬) -
第12日目 8月22日(準々決勝)
第1試合 -
第2試合 -
第3試合 -
第4試合 -
第13日目 8月24日(準決勝)
第1試合 -
第2試合 -
第14日目 8月25日(決勝)
第1試合 -

関連生放送

関連動画

外部リンク

関連項目

  • 全国高等学校野球選手権大会
  • 第86回選抜高等学校野球大会(2014年春の甲子園)
  • 野球/高校野球
  • 9×-8
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