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筋萎縮性側索硬化症、ALSとは、神経の病気である。
筋萎縮性側索硬化症。英語ではAmyotrophic(筋委縮性)Lateral(側索)Screlosis(硬化症)と書き、これらの頭文字をとってALSとも略される。
わたしたちが体を動かそうとするとき、体を動かすための「筋肉」に向かって、脳から「動け」という命令が伝わっている。この命令を伝えているのが、「神経」という糸のようなものである。
ALSでは、この「神経」の通り道である、背骨の中にある「側索」という部分がだんだんとダメになって(「硬化」して)しまう。
その結果、脳からの命令が届かなくなった筋肉は動かなくなり、ゆっくりと衰えて(「萎縮」して)いく。
手足の力が入らなくなり、物をつかみにくく、立ち上がりにくくなる。
喉の筋肉も衰えるのでしゃべりにくくなり、食べ物や飲み物を飲み込みにくくもなる。
病気が進行するとしゃべれなくなり、指を動かせなくなるので文字を書いたりすることも難しくなる。ただし目を動かす筋肉は残ることが多いので、その場合は目の動きでコミュニュケーションをとる(最近では技術の進歩により、目の動きを使ってコンピューターを駆使している人も居るという)。
飲み食いが難しくなると、お腹に開閉できる穴を開け、そこから胃に栄養剤を流し込む方法によって不足する栄養を補うことになる。
呼吸するための筋肉も弱っていくため、喉の気管に穴をあけて、呼吸を肩代わりしてくれる機械「人工呼吸器」を装着せざるを得なくなることもある。
大半の患者で、意識はほぼ衰えない。筋肉がどんなに衰えていたとしても、しっかりと意識、知能、意思、感覚、尊厳は保っている。
現在の所ははっきりした原因が不明で、研究が進められているところである。
大半のケースでは遺伝は関係無い。
男性の方がかかりやすいが、女性の患者も居る。
つまり、誰もがかかる可能性がある病気である。
確立されていない。原因が不明なので、原因を叩くことができないのである。
進行を遅くする薬は開発されているが、完全に停止させるものではない。
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最終更新:2025/12/08(月) 23:00
最終更新:2025/12/08(月) 22:00
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