終末の時計 ザ・クロック 単語


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ラグナロクザクロック

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終末の時計( ラグナロク ) ザ・クロックはTCG『デュエル・マスターズ』に登場するクリーチャーである。

概要

エピソード3 優秀者賞として先行登場後、2013年6月22日発売のDMR-09 「エピソード3 レイジVS( アゲインスト ) ゴッド」に収録された水文明のS・トリガーアウトレイジMAX。

終末の時計 ザ・クロック R 水文明 (3)
クリーチャー:アウトレイジMAX 3000
S・トリガー(このクリーチャーをシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ召喚してもよい)
このクリーチャーが出た時、ターンの残りをとばす。(次のプレイヤーのターンをすぐに始める)


《終末の時計 ザ・クロック》 - デュエル・マスターズ Wiki, 2023/05/18閲覧

デュエル・マスターズ史上初の『ターンの残りを飛ばす』効果を持つカード。強制的にターンを終了させてしまうため、解決待ちの効果はすべて失効し、その瞬間からエンドステップまでのステップはすべてスキップされ、「ターンの終わりまで」「このターン」の継続効果は終了してしまう。

自分のターンに出すメリットはほぼないが、S・トリガーを持っており、相手ターンに出ればそこで相手がどれだけリーサルを構えていても1ターン生き延びることが可能となる。

登場以来採用率が非常に高く、ほとんどの環境で採用され、それゆえにS・トリガーへの対策カードをデッキや色構成を歪めてでも採用するということも多かった。しかし超天篇頃になると《禁断機関 VV-8》、《次元の嵐 スコーラー》、《月下卍壊 ガ・リュミーズ 卍》と追加ターンを手軽に入手可能なカードが続々環境に出現したことで腐る場面も目立つようになり、腐るようになっていった (登場時点のエピソード3でも《勝利宣言 鬼丸「覇」》に弱いというのは明確な弱点として語られており、追加ターンには為す術もないのは指摘されていたが、当時はそもそも《勝利宣言 鬼丸「覇」》くらいしかそのようなオーバーパワーなカードはなかったため問題とみなされていなかった) 。

しかしその後はまた採用率が復調している。防御札として《終末の時計 ザ・クロック》の性能を完全に代替可能なカードが存在しないことが大きな要因であろう。

補足

  • かつては複数枚のブレイクは1枚ずつ処理するルールであったため、仮にT・ブレイクされても《終末の時計 ザ・クロック》が最初にめくれれば待機中の2枚のブレイクはスキップされブレイク数を1枚に抑えることができた。2017年3月25日ルール改訂によって複数ブレイクが同時に処理されるルールになったことで弱体化している。
  • ターンの残りを飛ばすことがデメリットになるケースも有る。例えば、《無双竜機ボルバルザーク》の追加ターン中に出た場合、「そのターンの終わりに、自分はゲームに負ける」という効果すらもスキップしてしまうため、相手は延命してしまうことになる。逆に自分が出す手段を確保できれば特殊敗北を踏み倒せることにもなるが。
  • アニメではオラクルによって暴走させられたクリーチャーとして登場し、勝太への敗北後は勝太に協力するようになった。しかし、青砥 礼二によって使用されたこともある。このときはあろうことか《無限皇 ジャッキー》の攻撃時のデッキトップ踏み倒し効果で出てきてしまい、兄貴分のジャッキーの攻撃を止めてしまったことで申し訳無さそうにしていた。実際のデュエマでも起こりうることなのでプレイヤーは留意されたい。また、「デュエル・マスターズVS」でも登場したが―― (後述) 。
  • エピソード3でアウトレイジは打ち止めになり、続くドラゴン・サーガでは別の世界が舞台となることが紹介されていたが、そうそうに再録される。どうやら、アウトレイジはプレインズウォーク能力を持っているらしい。
  • DMX-22 「超ブラック・ボックス・パック」ではカプコンの『逆転裁判シリーズ』の主人公・成歩堂龍一とコラボしている。

イカサマ

《終末の時計 ザ・クロック》はイカサマとの縁が深い。

2014年『デュエル・マスターズVS』ではデュエマ甲子園という大会の場で孔明が勝太戦でこのカードを採用したが、この孔明はデュエマの間に袖口からカードを仕込んだり、停電に乗じてS・トリガーをすり替えるという悪質なプレイングをしていた。しかし、途中でS・トリガーで《終末の時計 ザ・クロック》がめくれ、マナゾーンに3枚置かれていたため、その場で試合を見ていたべんちゃんに「既に4枚場に出ている」ことを指摘され、やろうとしていたすり替えができなくなり勝太に敗北した。

これはあくまでアニメでの話だったが、そこから時間が経ち、2018年にデュエル・マスターズグランプリ - 6th (以後、GP6th) の舞台、それもフィーチャーマッチ (生放送で取り上げられ、かつ実況者に取り上げられる試合) の場で事件が発生する。このGP6thはチーム戦であり、ビート一閃 対 こあら一派の試合で、ビート一閃側の選手、千葉ビートが以下のような反則をしていたことが発覚する。

  • デッキ中に《終末の時計 ザ・クロック》を6枚投入する。
  • S・トリガーを上下逆さまに入れることでトリガーとそれ以外を判別できるようにする。

千葉ビート本人はシャッフル時にカード枚数が足りなかったため慌ててストレージを確認したカードが《終末の時計 ザ・クロック》であった、慌てていたので逆さまに入れたと主張しているが、多くのプレイヤーはこれを信じていない――むしろ、《終末の時計 ザ・クロック》が6枚入っていたというのはインパクトは大きいが、そもそも上下逆さまにしたことによるマークドのほうがイカサマとして認定されやすい内容だからである。

また、flat工房のflatからは「そもそも《終末の時計 ザ・クロック》を6枚も入れることは当時環境にいたループデッキには弱い」ことを指摘した上で、更に「千葉ビートがストレージからカードを取り出した」ところから「対戦相手に応じて《終末の時計 ザ・クロック》の枚数を増減させていたのではないか」とも指摘されている。更に、S・トリガーを逆さまに入れることでデッキシャッフル時にS・トリガーをバラしたり、相手の攻撃宣言時にブレイクされるシールドを「ここでいいですか」と誘導することでトリガーヒット率をあげられること、そして千葉ビートが有名プレイヤーでこれらのイカサマを知らないはずがないという点から非難されている。

なお千葉ビートは失格になり、1年間公式大会への参加が禁止されたが、この大会の上位賞――くしくも《終末の時計 ザ・クロック》だった――はしっかり持ち帰っているという。また、『デュエル・マスターズ プレイス』で《終末の時計 ザ・クロック》が登場した際に「こんばんは!!」とTweetしており、多くのプレイヤーからは反省の色が見えないと批判されている。

関連カード

破滅の時計 ザ・ストップ R 水文明 (3)
クリーチャー:アウトレイジMAX 3000
シールド・ゴー
このクリーチャーを表向きにして自分のシールドゾーンに加えた時、このターンの残りをとばす。


《破滅の時計 ザ・ストップ》 - デュエル・マスターズ Wiki

2014年2月21日発売のDMR-12 「エピソード3 オメガ∞マックス」で登場した派生クリーチャー。流石にシールド・ゴー前提なので防御札としては使いにくいが、能動的にターンスキップするには面白い効果ではある。

終末の監視者 ジ・ウォッチ SR 水文明 (10)
クリーチャー:アウトレイジMAX 12000
T・ブレイカー
このクリーチャーが召喚によって出た時、または攻撃する時、クリーチャーを2体まで選び、持ち主の手札に戻す。
相手のクリーチャーが出た時、または相手が呪文を唱えた時、ターンの残りをとばしてもよい。


《終末の監視者 ジ・ウォッチ》 - デュエル・マスターズ Wiki

2019年7月20日発売のDMEX-06 「絶対王者!! デュエキングパック」で登場したリメイクカード。一気にサイズが上がり、cipとアタックトリガーでのバウンスまでついてくる。

当初は重すぎて使い所に欠け、flat工房のflatからも酷評されていたが、王来MAXからゴッド・オブ・アビスにかけてデッキのフィニッシャーとして採用されるようになってきている。

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