終末の時計 ザ・クロックはTCG『デュエル・マスターズ』に登場するクリーチャーである。
エピソード3 優秀者賞として先行登場後、2013年6月22日発売のDMR-09 「エピソード3 レイジVS ゴッド」に収録された水文明のS・トリガーアウトレイジMAX。
終末の時計 ザ・クロック R 水文明 (3)
クリーチャー:アウトレイジMAX 3000
S・トリガー(このクリーチャーをシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ召喚してもよい)
このクリーチャーが出た時、ターンの残りをとばす。(次のプレイヤーのターンをすぐに始める)
デュエル・マスターズ史上初の『ターンの残りを飛ばす』効果を持つカード。強制的にターンを終了させてしまうため、解決待ちの効果はすべて失効し、その瞬間からエンドステップまでのステップはすべてスキップされ、「ターンの終わりまで」「このターン」の継続効果は終了してしまう。
自分のターンに出すメリットはほぼないが、S・トリガーを持っており、相手ターンに出ればそこで相手がどれだけリーサルを構えていても1ターン生き延びることが可能となる。
登場以来採用率が非常に高く、ほとんどの環境で採用され、それゆえにS・トリガーへの対策カードをデッキや色構成を歪めてでも採用するということも多かった。しかし超天篇頃になると《禁断機関 VV-8》、《次元の嵐 スコーラー》、《月下卍壊 ガ・リュミーズ 卍》と追加ターンを手軽に入手可能なカードが続々環境に出現したことで腐る場面も目立つようになっていった (登場時点のエピソード3でも《勝利宣言 鬼丸「覇」》に弱いというのは明確な弱点として語られており、追加ターンには為す術もないのは指摘されていたが、当時はそもそも《勝利宣言 鬼丸「覇」》くらいしかそのようなオーバーパワーなカードはなかったため問題とみなされていなかった) 。
しかしその後はまた採用率が復調している。防御札として《終末の時計 ザ・クロック》の性能を完全に代替可能なカードが存在しないことが大きな要因であろう。
《終末の時計 ザ・クロック》はイカサマとの縁が深い。
2014年『デュエル・マスターズVS』ではデュエマ甲子園という大会の場で孔明が勝太戦でこのカードを採用したが、この孔明はデュエマの間に袖口からカードを仕込んだり、停電に乗じてシールドをすり替え、S・トリガーを発動させるという悪質なプレイングをしていた。
しかしバトルゾーンにあるイカサマS・トリガーで召喚した1枚、更にマナゾーンに3枚の《終末の時計 ザ・クロック》置かれていたため、その場で試合を見ていたべんちゃんに「既に4枚が公開されている(=イカサマで5枚目を出すと反則の証拠になる)」ことを指摘され、やろうとしていたすり替えができなくなり勝太に敗北した。
これはあくまでアニメでの話だったが、そこから時間が経ち、2018年にデュエル・マスターズグランプリ - 6th (以後、GP6th) の舞台、それもフィーチャーマッチ (生放送で取り上げられ、かつ実況者に取り上げられる試合) の場で事件が発生する。このGP6thはチーム戦であり、ビート一閃 対 こあら一派の試合で、ビート一閃側の選手、千葉ビートが以下のような反則をしていたことが発覚する。千葉ビートは失格になり、1年間公式大会への参加が禁止された。
破滅の時計 ザ・ストップ R 水文明 (3)
クリーチャー:アウトレイジMAX 3000
シールド・ゴー
このクリーチャーを表向きにして自分のシールドゾーンに加えた時、このターンの残りをとばす。
2014年2月21日発売のDMR-12 「エピソード3 オメガ∞マックス」で登場した派生クリーチャー。流石にシールド・ゴー前提なので防御札としては使いにくいが、能動的にターンスキップするには面白い効果ではある。
終末の監視者 ジ・ウォッチ SR 水文明 (10)
クリーチャー:アウトレイジMAX 12000
T・ブレイカー
このクリーチャーが召喚によって出た時、または攻撃する時、クリーチャーを2体まで選び、持ち主の手札に戻す。
相手のクリーチャーが出た時、または相手が呪文を唱えた時、ターンの残りをとばしてもよい。
2019年7月20日発売のDMEX-06 「絶対王者!! デュエキングパック」で登場したリメイクカード。一気にサイズが上がり、cipとアタックトリガーでのバウンスまでついてくる。
当初は重すぎて使い所に欠けると酷評されていたが、王来MAXからゴッド・オブ・アビスにかけてデッキのフィニッシャーとして採用されるようになってきている。
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最終更新:2025/12/10(水) 18:00
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