絶対領域

絶対領域（ぜったいりょういき）とは、

1. 1995年に大ヒットしたTVアニメ「新世紀エヴァンゲリオン」に登場するA.T.フィールドの和訳の一つ。複数の訳があるが貞本義行の漫画版や初期の解説本はこちらを使っている。
2. 1の言葉を流用したミニスカートとニーソックス^[1]の間の太ももの露出した部分のこと。萌え要素の一つ。
3. ゲーム「ギャラクシーエンジェルII」に登場するNEUEとEDEN、そしてその他の宇宙とを繋ぐ要となる場所「ABSOLUTE」の通称のこと。
4. ゲーム「魔法少女まどか☆マギカポータブル」に登場する巴マミの技名。

ここでは、2.について解説する。

概要

現実の絶対領域

絶対領域とはスカートとニーソックスの間に存在する神秘的空間を意味するオタク用語である。

その僅かに覗く素肌の魅力がたまらない、チラリズムの完成形とも呼べる、好きな人にとってはこの上ない萌え要素。

だがしかし、ただ単に露出があれば良いというわけではなく、「ミニスカートの丈：絶対領域：ニーソックスの膝上部分」の比率が「4：1：2.5」であることが理想（黄金比率）とされ、誤差の許容範囲±25％と言われる。 この比率がきちんとしていないものは、絶対領域とは呼ばれない。（大まかな比率は右側の絶対領域の例を参照）

二次元の絶対領域

また、言葉本来の定義では「水着＋ニーソックス」や「ショートパンツ（ホットパンツ）＋ニーソックス」等といった、「ミニスカート以外の衣類＋ニーソックス」の場合は絶対領域とは呼ばない。そのため近年若い女性の間でニーソックスは流行していたものの、街中の女性から絶対領域を見つけるのは難しい傾向にある。

絶対領域を生で見たい人は、メイド喫茶などに行くと完全な絶対領域を持ち合わせたメイドが多いのでオススメかもしれない。また漫画やアニメでもこの絶対領域という言葉が普及したことにより絶対領域の登場人が増加しているのでそちらで確認するのいいかもしれない。

ちなみに絶対領域という言葉は2005年に株式会社バンプレストが商標登録を出願している。

言葉の誕生経緯

元々「絶対領域」と言う言葉は1995年に大ヒットを記録したアニメ「新世紀エヴァンゲリオン」に登場した単語であった。それまでに絶対領域という日本語は有りそうだけど存在しない。

2001年3月9日
デスクトップマスコットソフトウェア「伺か」（当時は「何か。(仮)」と呼ばれていた。）のゴースト（キャラクター）として「まゆら」が公開される。
この「まゆら」がミニスカートにニーソックスを着用していた。
↓
2001年3月21日
ゴースト「せりこ」の作者であるMIY氏が「まゆら」のこの若干露出している太ももの素肌の部分に関して、

「前から言っているけどミニスカートとニーソックス(?)の間の空間は無敵だ。
神の絶対領域とでも言おうか(爆)」

とブログに記載したのが萌え要素としての絶対領域の初めての用法とされる。

絶対領域を持つ登場人物

• まゆら（伺か）　※ 元祖
• 逢坂大河（とらドラ!）
• 愛乃はぁと（アルカナハート）
• 赤沢泉美（Another）
• 赤ずきん（赤ずきんと健康）
• 池田茂美（レスリングシリーズ）
• 音無小鳥（アイドルマスター）
• 鹿目まどか（魔法少女まどか☆マギカ）
• 来ヶ谷唯湖（リトルバスターズ！）
• 三枝葉留佳（リトルバスターズ！）
• 笹瀬川佐々美（リトルバスターズ！）
• 佐倉杏子（魔法少女まどか☆マギカ）
• シャナ（灼眼のシャナ）
• 杉崎みく（みつどもえ）
• 戦場ヶ原ひたぎ（化物語）
• 小鳥遊六花（中二病でも恋がしたい！）
• ティータ・F・ブラント（Nursery Rhyme -ナーサリィ☆ライム-）
• ティッシュ姫（ベース奏者）
• 遠坂凛（Fate/stay night）
• 薙（かんなぎ）
• 巴マミ（魔法少女まどか☆マギカ）
• 西川貴教（T.M.Revolution）
• 能美クドリャフカ（リトルバスターズ！）
• 初音ミク（VOCALOID）
• 藤林杏（CLANNAD）
• 藤林椋（CLANNAD）
• 封獣ぬえ（東方Project）
• まーりゃん先輩（ToHeart2）
• 三日月夜空（僕は友達が少ない）
• 美樹さやか（魔法少女まどか☆マギカ）
• ミコ（エレクトーン奏者）
• 水原暦（あずまんが大王）
• 水瀬名雪（Kanon）
• 峰岸あやの（らき☆すた）
• 桃瀬くるみ（ぱにぽに）
• ゆり（AngelBeats!）
• ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール（ゼロの使い魔）

関連動画

関連商品

関連静画

関連コミュニティ

関連項目

• ファッション
• ニーソ / オーバーニーソックス
• 萌え / 萌え要素 / 萌え要素・属性の一覧
• 伺か

脚注

1. *ニーソックスの本来の意味と、実際に使われた際に指すものとで差異があるが、ここでは膝上まである靴下の総称としてニーソックスと表記する。