艦隊これくしょん -艦これ- いつか静かな海でとは、海上自衛隊の広報漫画『艦隊これくしょん~艦これ~』のコミカライズ作品である。
著者は漫画:さいとー栄、原作:田中謙介、協力:C2機関。現在月間コミックアライブで連載中。2巻まで発売済み。
メディアミックスの一環として連載されている艦これコミカライズ作品のひとつ。
略称は『いつ静』。
同時期に発表、連載されているメディアミックス作品の中では唯一運営鎮守府が大きく関わっている作品である。
鎮守府を舞台に所属する艦娘たちの日常と戦闘をオムニバス形式で描いている作品である。
一話(或いは前後2話)ごとにある艦娘の活躍に焦点を当て、最後に同じ名前の自衛艦の紹介で締めるというパターンになっている。
話の内容は良く言えば堅実、悪く言えば地味(原作の田中氏もあとがきで「このお話はとても地味で、万人受けするものじゃないと思う。だけど100人中3人でも、心に響いてくれたら・・・」と語っている)で派手さは無いものの一定の評価を得ている。
艤装のギミックや戦闘シーンは非常に凝っており、描写も細やか。装備妖精も数多く登場し、活躍する様子が描かれている点もポイント。
またゲームで実装された艦娘がいち早く登場するのも特徴(秋月はゲームで実装されてから10日ほどで漫画にも登場した。時津風は実装直前に名前だけ出ていた。)
一話の主役。伊勢、最上、大井、夕立、時雨と共に出撃している。
史実では航空戦艦として運用されることがなかったからなのか、作中では艦載機について「あいつらを飛ばせてやれることが時折むしょうに嬉しいんだ」と語っている。
二話の主役。第六駆逐隊の中では少し大人びた性格で時折ロシア語を話す。
ちなみに伊勢日向は何故彼女がロシア語を話せる理由を知らないらしい(終戦後まで生き残っていないから?)
五十鈴、最上、他の姉妹と共に敵潜水艦に襲われたタンカーの救助へと向かう。
爆雷を投下する際にお尻をクイッと上げる動作が可愛いと評判。
三話の主役。訓練途中で千代田から敵の艦載機発見の報告を受け、迎撃に向かう。
ちなみに訓練メンバーである霧島、妙高、鳥海はイージス艦であるこんごう型の姉妹艦である(八話にもこの四人で話しているシーンがある)。
四話、五話の主役。飛龍と間宮での奢りを賭けて弓道場で錬成を行っている最中に出動命令が下る。
六話、七話の主役。新艤装の慣熟航行中に潜水艦隊からの救難要請を受け…。
姉の千歳にベッタリな性格。なぜか大食いキャラに設定されており、六話では最低でもアイスとあんみつ?を2杯ずつ平らげ、八話では一食で天丼、カツ丼、冷奴、サラダ、焼き魚、味噌汁を食べている(対して千歳は小鉢二品と日本酒)。
八話、九話の主役。初登場は七話で、その時点ではまだ未改装であったが、八話では姉妹艦共々改二に改装されている。
駆逐艦達を厳しく指導する教官役。外洋まで明石の護衛中に夜になり、発見した敵艦隊に向けて探照灯照射を開始し…。
十話、十一話の主役(但し出番は十一話のみ)。
十話では登場はしていないが新型駆逐艦として翔鶴の口から語られている。
戦闘途中で太ももの予備砲身をバトンのように回して交換する様子が描かれている。
十話、十一話の実質的な主役。
遠征中に予想外の地点で敵艦隊に遭遇する。
著者のお気に入りらしく、主役の艦娘と出撃したり、海で泳いでたり、間宮で食事していたり、焼き芋を焼いていたりと全話に登場している。
直接出番があったのは六話だけだが、他の話でも名前が上がっていたり、店内の描写があったりする。
鎮守府内の甘味処「間宮」を切り盛りしている模様。
お菓子だけでなく十話では弁当として翔鶴に秋刀魚の押寿司を作っている。
ちなみにアイスの美味しさのポイントはワニラ油(バニラエッセンスorオイル)らしい。
メインで活躍したキャラは太字で記載。レギュラーとして綾波、敷波は毎回登場しているため割愛。
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最終更新:2025/12/07(日) 03:00
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