蒼天のイシュガルドとは、FF14初の拡張ディスク。発売日は2015年6月23日。英題はHEVENSWARD。
初の拡張ディスクにあたる今作は根性版から存在だけは知らされていたが実態は不明だった宗教都市国家『イシュガルド』を舞台にした冒険が繰り広げられる。現在は販売停止しており、最新の拡張である漆黒のヴィランズを購入すれば、蒼天のイシュガルドの内容もプレイすることが出来る。
新生編ではストーリーが弱いと評価する声もあったが、蒼天編のダークファンタジーをベースにした物語は高く評価され、FF14のストーリーが弱いという評価を一変するきっかけを作った。
このためFF14は蒼天編導入までがチュートリアルと言われることもしばしばある。
新生編ではお使いが多いと評価されることが多かったが、今作からお使い感がなくなるようクエストに様々な工夫が見られるようになった。(例としては収集クエストがあった場合、プレイヤーだけが集めるのではなくNPC達も協力して集める等)
マップ探索においてフライングマウントが追加された。
これによってマップを空を飛んで探索する事ができるようになった。
マップも高低差があり、1エリアにつき前作の1.5倍ほどの広さを持つ広大なものになった。
高低差を生かしたロケーションは美しいの一言である。
新種族アウラが追加された。
ジョブはTANKの暗黒騎士、レンジDPSの機工士、ヒーラーの占星術師が追加された。
今拡張以降の追加ジョブではクラスが廃止され最初からジョブを習得している状態になる。
またジョブの初期レベルも30に設定されている。
レベルキャップが60まで開放され、各ジョブに新スキルがいくつか追加された。
様々なジョブが出来ることが増えた反面、操作が乱雑になることも多く操作が難しくなりプレイヤースキルに対する比重が大きくなった。
それに加え後述するレイドの機工城アレキサンダー零式が非常に難易度が高かったため、固定PTが崩壊することが多くFF14=ギスギスのイメージが一番強かった拡張でもある。
これを受けて、零式は一定以上の難易度にはしないと公式でアナウンスが行われ以降、天動編以降のレイドは緩和傾向にある。
また複雑化したスキルは次の拡張である紅蓮のリベレーターでは、スキルの削除や変更が行われ操作性そのものにメスを入れられることになった。
簡単すぎると新生編で言われた制作職や採取職も様々なやりこみ要素が追加されたが時間がかかるものが多く気軽な制作職を楽しみたい層からは不満を声も上がった。パッチ後期では大きく緩和が行われ以降の制作職と採取職は必要以上に面倒な要素を入れることは少なくなった。
その他にも新生編で好評だった事件屋ヒルディブランドの続編や三闘神討滅戦、空島ディアデム諸島、宝物庫アクアポリスの追加など様々な要素がメジャーパッチで追加された。
王族暗殺の濡れ衣を着せられて追われる立場になった主人公はイシュガルドに落ちのび、そこで再起を図る。
その中で主人公はイシュガルドと竜が1000年に渡って行っている竜詩戦争に巻き込まれていく。
闇に葬られた竜詩戦争の真実とは?ナナモ暗殺事件の真相とは?暗躍するアシエンの目的とは?
新天地にて新しい冒険が始まる。
アルデナード小大陸を南西に貫くアバラシア山脈の中央、険しい峰々が続く山岳地帯クルザスを領する宗教都市国家。
元々は穏やかな高原だったが、第7霊災によって寒冷化した土地となっている。
1000年にも及ぶドラゴン族との戦争が今も続いており、ガレマール帝国に対抗するためのエオルゼア同盟に参加できない状態だった。
もう1人の主人公と呼べる存在。暁の血盟の前身である救世詩盟の盟主ルイゾワの孫であり、シャーレアン魔法大学に11歳で入学し卒業した神童。祖父の意思を継ぎ自分こそがエオルゼアを救うものになるという使命感に駆られて行動していたが、そのために設立したクリスタルブレイブがウルダハの政略に巻き込まれ奪われ、自身も王族殺しの汚名を着せられ失意の中イシュガルドに落ち延びることになる。イシュガルドで再起を図るため光の戦士と冒険をともにすることになり、様々な苦難を経て人間的に大きく成長していく。
竜騎士の中でも特別な力である竜の力を得た『蒼の竜騎士』。初代『蒼の竜騎士』征竜将ハルドラスの再来と言われる程大きな力を持つ。イシュガルドを脅かす脅威、邪竜ニーズへッグを狩るために光の戦士達の冒険に同行することになる。
元々竜騎士クエストに登場していたキャラクターだったがイシュガルドが舞台になる今作にてメインキャラクターへと抜擢されることになった。蒼天以降も度々登場することがあり、その実力は光の戦士に匹敵するほどである。
ドラゴン族に加担した者や、戦いを否定した者を扇動する氷の巫女と呼ばれる女性。
光の戦士と同じく超える力を持ち、新生編ではその身にシヴァを降ろして戦った。
イシュガルド四大名家ファルタン家の生まれ。妾腹の子でもある。
ウルダハに追われる身になった主人公たちをイシュガルドに入るように手引したイイ男。詳しくは該当記事へ。
イシュガルドの最高権力者であるイシュガルド正教の教皇。蒼天開始前にアシエンと接触する。
七大天竜の一翼を担い、イシュガルドに戦争を仕掛ける竜。
イシュガルドに住まう人々に並々ならぬ憎悪を抱いている。
蒼天編におけるレイド。
起動編・律動編・天動編の三部作で今作からレイドにライトユーザーも楽しめるノーマルと熟練プレイヤーが挑む零式に分けられた。
プレイヤーの零式はレイドをもっと難しくして欲しいとの声を受けて、大迷宮バハムートより難しく設定された。
実装された起動編は高PSを持つヘビーユーザーからは一定の評価を得るも、複雑化するギミックと非常に厳しいDPSチェックで野良でのクリアが困難になり、普通から準廃プレイヤーがプレイするにはあまりに難易度が高かったこともあってクリアがかなり厳しいコンテンツとなってしまった。
当時、2chのアレキサンダー起動編零式攻略スレにて3層が非常に難しったことに対して「3層簡単だった」「まだクリアしてない奴おりゅ?ww」等の煽り合いが発生していたが公式がクリア者が292人しか出ていないと発表した通称292事件は有名。(ちなみに2層のクリア者は15498人いたと発表されており、文字通り桁が違う。)
それ以降、進行度でイキるプレイヤーが居なくなるという珍事を起こした。
難易度が高かった起動編・律動編の零式はトラウマになっているプレイヤーも多く、必要以上に高難易度を求める声は少なくなった。(後にそれでもと求める声に対して次の拡張でやりこみコンテンツが追加される)
最終作である天動編では難易度が大きく下がり、頑張れば野良でもクリア出来る難易度になった。(とはいえ、それなりに練習は必要である)
以降、FF14のレイドは天動編をベースに難易度調整が行われている。
24人で攻略するアライアンスレイドで「魔導船ヴォイドアーク」「禁忌都市マハ」「影の国ダン・スカー」の三部作で展開された。
ディアボロスやオズマ、不浄王キュクレインなどFFファンには懐かしいモンスターが登場する。
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最終更新:2025/12/06(土) 11:00
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