西宮のおばさんとは、『火垂るの墓』の登場人物である。アニメでは山口朱美が声を担当し2005年のドラマでは松嶋菜々子が演じている。
関西弁と割烹着が印象的な兵庫県西宮市に住む清太と節子の親戚。
清太たちの母親とお互いの家のどちらかが焼失したら疎開先として世話をするという約束をしており二人を引き取る。
当初は好意的に接していたが碌に手伝いをしない清太や我が儘を言ってばかりの節子にだんだんと嫌気がさし態度が悪くなっていく。最終的に二人は自分の意思で家を出ていくがそれを見送ったときの表情は心配するのとせいせいしたという感情がないまぜになっているように感じられる。なお原作では二人を疫病神呼ばわりし「横穴へ住んどったらええ」という捨て台詞を吐いている。
実写版においては亡き夫に代わり家を守るため敢えて実の娘から「鬼」と評されるほどの嫌われ役に徹していたような描写がなされている。
子供の頃は悪辣な人物に見えても歳を重ねて清太たちの置かれている状況を考えると、おばさんの言い分も理解できるようになった人も多いのでは?ただもう少し言い方には気を使った方が良かったかもしれない。
ちなみに原作者である実際の野坂昭如の疎開先の叔母はここまで態度は豹変していない。
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最終更新:2025/12/09(火) 07:00
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