謎のマガジンディスクナゾラーランド 単語

ナゾノマガジンディスクナゾラーランド

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謎のマガジンディスクナゾラーランドとは、サンソフト(サン電子)から発売されたゲームである。

概要

サン電子と世界文化社・パズラー編集部の共同制作で発売されたファミコンディスクシステム用ソフト。

「マガジン」の名のとおり雑誌を意識したのか数種類のミニゲームで構成されているのが特徴で、一癖も二癖もあるゲームが多い。
また、なんきん氏が手がけた独特な雰囲気を醸し出したイラストも本作の謎めいたイメージを一層際立てる要素になっているといえよう。

ナンバリングタイトル3作、スピンオフ作品2作の計5作品が発売されたが、著作権の関係からか現在のところ再録はされておらず、入手は困難である。

タイトル一覧

ここではナゾラーランドの作品一覧をタイトル別に解説する。

創刊号

 記念すべき最初の作品。1987年2月6日発売。創刊号扉絵(サンソフト掲示板>>18より)創刊号扉絵(サン電子掲示板>>18より)
8つのミニゲームで構成された作品はシリーズを通して創刊号のみである。

 

 

 

 

 

 

 

収録ゲーム

  • 回転迷路ドアマン
    • T字型のドアで区切られている迷路をドアを開閉させつつ5階のゴールを目指すゲーム。
  • ナゾラー占い
    • 隠された4つの星座記号を順番に当てるゲームをクリアしないと占ってもらえない。どんな占いだ。
  • スーパージグソー
    • 11×14のジグソーパズルを60分以内に完成させるとクリア。同色のピースが多いなど難易度がやたら高く、さらには60分経過するとやり直しを強いられる心折設計。
  • MOMOKO姫を救え!
    • 勇士ケインが洞窟魔城の主・デーモンに攫われたモモコ姫を救出する、という内容のアドベンチャーゲーム。タイトルロゴで騙され易いが実際は結構怖い内容。また、死亡ポイントがやたら多くその上セーブ・コンティニューもない。このゲームに登場するモンスター「ゾンビ」はみんなのトラウマと名高い・・・かも?
  • 日本一周ウルトラクイズ
    • クイズをこなしてポケットマネーを稼ぎながら日本中を駆け回りアイテムやヒントを集め、7つのナゾラーボールを集めて東京へ持ち帰れ、という内容のクイズゲーム。不正解などでポケットマネーが底をつくとゲームオーバー。また、エンディングでボタンを連打すると・・・?
  • ファミコン適性検査
    • ガンマンの撃ち合いを背景に10秒間の連打数を競うゲーム。連射機を使うのは反則です。
  • 押し出しパズル
    • 戦車を操作して砲撃でピースを動かしひとつの絵を完成させるパズルゲーム。難易度を3つから選べる。
  • 3D-MAZE
    • 当時としては珍しい立体迷路。ゴール地点にはバニーガールがおり、キャンペーン(勿論今はとっくに終わってます。)のパスワードを聞ける。取説にマッピング用の方眼紙が付属していた。

第2号

1987年6月12日発売。

ライセンス画面から「SUNSOFT」の文字が残るロゴや、ディスクシステムを模した選択画面が特徴。
ミニゲーム5つとお便りコーナーや後述するキャンペーン用のお絵かきツールで構成されている。
前作に比べて難易度が緩和されたジャンルもある。
なお、ナゾラーBOXを見た上ですべてのゲームをクリアすると・・・?

収録ゲーム

*カッコ内は選択画面で表記されているジャンル名。

  • パタリック(パズルI)
    • 8×8の赤と白のパネルを反転させすべて白に反転できればクリア。制限時間20分。全25ステージ。要は1995年に発売された「ライツアウト」のマス目が増えたもの。・・・おっさんしかわからないか。
  • 世界一周ナゾラークイズ(クイズ)
    • 前作の「日本一周ウルトラクイズ」の続編。前作との違いはアドベンチャー要素が廃止され、ボールの場所が世界規模で尚且つランダムになった事と、ポケットマネーが0以下になっても移動不可になるだけでゲームオーバーにならなくなった点。また、多人数プレイも可能で早押しクイズとしての機能も持つ。
  • わらしべ(シミュレーション)
    • わらしべ長者の如く物々交換を繰り返してお城を手に入れようぜ!というゲーム。
  • 爆風トモちゃん(パズルII)
    • 女子高生のトモちゃんが爆弾を駆使して床に穴を開け最下層を目指す、というゲーム。全4ステージ。爆風に巻き込まれるか、ネズミ型ロボットに触れるとミス。詰んだ場合はセレクトボタンをどうぞ。
  • ナゾラー少年探偵団~黄金屋敷の謎~(アドベンチャー)
    • 主人公のハカセが探偵団メンバーのサーカス、アイドル、ダンプに指示を与えながら黄金屋敷に隠された依頼人の父親の遺書を探す、というゲーム。致命的な人選ミスを行うたびに「し」「ん」「ら」「い」の文字が1つずつ消えていき、全部なくなるとゲームオーバー。ミスると一撃死の「MOMOKO姫を救え」よりは難易度が緩和されているが、例によって一撃死もあるので注意。一つはスタート直後に「うしろ すすむ」。もう一つは・・・。
  • ナゾラーBOX(ナゾラーBOX)
    • ナゾラー少年探偵団メンバーのアイドルがパーソナリティを務める「おたよりコーナー」と、ドット絵コンテスト「ミス・ナゾラーコンテスト」の告知コーナーと、コンテスト用ドット絵ツール「CHRエディタ」。さらにはエディタの製作者からのメッセージが収録された「へんしゅうぶより」の4つからなるジャンル。先述したコンテストの結果は第3号にて発表された。

第3号

1988年3月11日発売。

ナンバリングタイトル最後の作品。パズルゲームというよりはパーティゲームの色が強くなっている。
また、量より質を重視したためかミニゲーム4つ+ナゾラーBOX2つの6要素と収録ゲームは最少となっている。
今回の選択画面は掛け軸に毛筆でタイトルが書かれている。
ディスク反転要求メッセージ「ひっくりかえしてちょ」やロード中の「なう ろうでんぐ」など和風テイストが強い。

収録ゲーム

  • スゴロクイズ
    • クイズとすごろくが合体したゲーム。クイズに正解するとサイコロを振ることができ、最初にゴールできたプレイヤーの勝ちとなる。カーレースをモチーフにしており、燃料の要素があったり1度だけ加速可能なアイテム「ニトロ」の存在があったりと逆転要素も存在する。勿論、ふりだしに戻されることも・・・。
  • 爆走トモちゃん
    • 女子高生トモちゃんシリーズ第2弾。今回はブロックだらけの通路を左から右へ駆け抜けてゴールを目指せ!、という内容である。通路上にある「↑」の床を通過するたびにライフが1つ減り、4回通過すると1ミス。ちなみに、「↑」の床からは突風が吹き上げているらしい。残念ながら鉄壁スカートなのでぱんつは見えないけど!
  • ナゾラー少年探偵団~ハカセの密室からの脱出~
    • ナゾラー少年探偵団シリーズ第2弾。スキーを楽しんでいたナゾラー少年探偵団だったが、運動音痴のハカセにとってはまったく楽しめない。そんな時、謎の怪人Xによってハカセが拉致され、密室に閉じ込められてしまったからさぁ大変。何とかしてここから脱出しよう・・・という内容である。ちなみに、取説にはハカセが拉致されるまでの経緯がマンガ形式で描かれている。なお、拉致犯とみられる謎の怪人Xはゲーム上には登場しないが、取説にはレインコート(?)にガスマスク装備といういかつい姿で登場している。お前はどこの特殊兵だ。
  • ビンゴゲーム
    • 自動抽選式ビンゴゲーム。どこからどう見ても普通のビンゴゲーム。ちなみに、ビンゴカードも自動生成される。
  • ナゾラーBOXおたよりコーナー
    • 前回同様アイドルがパーソナリティを務める。今回はゲストに「デッドゾーン」のカークさんが出演している。
  • ナゾラーBOXミス・ナゾラーコンテスト
    • 第2号で告知されたコンテストの結果発表。ちなみに、入賞一歩手前の作品が取説に掲載されていた。

スピンオフ作品

  • ナゾラーランドスペシャル!!クイズ王を探せ
    • 1987年12月18日発売。第2号の「世界一周ナゾラークイズ」の続編として製作された。
      ストーリーはプレイヤーが世界一周から日本に戻ってきた頃、日本は「クイズ王」と名乗る謎の人物と8人のクイズマスターによって支配されていた。クイズ王によって4つのブロックに分割された日本を舞台にプレイヤーの戦いが再び始まる、といったもの。「世界一周」で廃止されたアドベンチャー要素が復活しているのが特徴。
      また、ナゾラーランド中のゲームでは初のセーブ機能が搭載された。
      (注釈:セーブ機能自体は第2号のCHRエディタに搭載されていたが、ミニゲームには搭載されていなかった。)
  • なんきんのアドベンチア
    • 1988年12月9日発売。シリーズ通してイラストを手がけたなんきん氏の世界観を前面に打ち出したアドベンチャーゲーム。ナゾラーランドから怪人ナゾラーが出演。ひたすらにカオスな内容である。

関連動画

創刊号



第2号


第3号

スピンオフ

関連商品

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関連コミュニティ

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関連項目

  • サン電子(サンソフト)
  • ディスクシステム
  • トラウマ

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