豊郷町立豊郷小学校とは (トヨサトチョウリツトヨサトショウガッコウとは) [単語記事]

豊郷町立豊郷小学校とは、滋賀県犬上郡豊郷町にある町立の小学校である。

概要

豊郷小学校　旧校舎

豊郷小学校で有名なのは、1937年竣工の旧校舎である。米国建築家のウィリアム・メレル・ヴォーリズが建築。

1999年、当時の町長大野和三郎氏が老朽化や耐震性を理由に旧校舎を取り壊して新校舎を建てる方針を打ち出し、町議会も賛成多数でこれを承認したが、歴史ある校舎を取り壊すことに町民が大反発、やむなく旧講堂を残して旧校舎を解体する方針に転換したが反対運動は収まらず、解体差し止めの仮処分を無視して強行に解体工事を始めようとするも町民が立てこもったため工事を断念。

結局旧校舎も残したまま新校舎を建てるという方向に再度方針転換をすることになった。この騒動は全国ニュースで大きく取り上げられ、大野氏は悪い意味で一躍時の人となった。

この騒動がきっかけで大野氏は2003年にリコールされ失職するも出直し町長選挙で今度は反町長派が分裂、その影響で僅差で大野氏が再選するという結果になり、旧校舎を残したまま新校舎を作るという方針通り2004年に新校舎が完成した。ちなみに大野氏は任期満了後の2007年の町長選には出馬しなかった。

なお、旧校舎は耐震工事の後2009年5月に図書館などが入る複合施設となっている。しかしやっぱりというかなんと言うかその耐震工事も不要だったとして裁判沙汰になっており、旧校舎を巡るゴタゴタは今なおひっそりと続いている・・・。

旧校舎は、テレビアニメの「けいおん!」の桜が丘高校のモデルではないかと考えられている。

アクセス

近江鉄道本線豊郷駅から徒歩10分
JR西日本東海道本線（琵琶湖線）稲枝駅または河瀬駅からタクシー
名神高速道路彦根ICからクルマで約20分。もしくは八日市ICからクルマで約30分。
なお、2013年10月21日からは湖東三山SIC(ETC搭載車専用出入口)が開業するので、そこが最寄りインターとなる(クルマで約15分)。