赤ん坊よ,食事をせよとは、プログラミング言語の高水準言語(高級言語)として取り上げられた例えである。
橋本洋志などの共著『図解 コンピュータ概論 ソフトウェア・通信ネットワーク』(オーム社、初版1997年発行)のp.59-60に掲載された高水準言語の例(ページ数は2017年発行の改訂4版のもの)。
本文では、
これらの二つの方式の違いは,たとえて言えば次のようになる.いま,赤ん坊がおり,「赤ん坊よ,食事をせよ」と書いてある紙があるとする.赤ん坊は紙に書いてある文の意味はわからない.このとき親が赤ん坊に食事をさせるには
- 方法1 赤ん坊に幼児語で意図を伝えてスプーンを渡す
- 方法2 親がスプーンをとり,赤ん坊に食事を食べさせる
の2通りの方法がある(図2).赤ん坊を機械語(幼児語にあたる)しか理解できないCPUとみなすと,方法1がコンパイラ方式(母親がコンパイラ)であり,方法2がインタプリタ方式(父親がインタプリタ)である.
と説明されている。
その下の図2では母親・父親・赤ん坊を絵に描いて説明されている。
左の(a)の絵では、コンパイラ方式の母親が高水準言語にあたる「赤ん坊よ,食事をせよ」と書かれた紙を見て「さあ,まんまたべまちょうね」という機械語に置き換え、赤ん坊(CPU)に食事を実行させている。
一方、右の(b)の絵では、インタプリタ方式の父親が高水準言語の紙を見て、スプーンを取って赤ん坊(CPU)に食事を食べさせている。
ただ、この説明については
等の点で、「例えとしては適切ではない」という指摘も存在している。
…そもそも赤ん坊はこんな簡単に言うことを聞いてくれない気もするが。
正確性とは別の話として、単純にイラストがシュールであることからインターネット上で話題に挙げられることがある。
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最終更新:2025/12/24(水) 11:00
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