車載動画とは (シャサイドウガとは) [単語記事]

車載動画（しゃさいどうが）とは車やバイク等の乗り物にカメラを取り付け、撮影した動画である。

概要

BGMや画像を動画の合間に挟み、演出を凝らした作品も多い。
コメントで地元民による解説やご当地ネタが入る等、まるでみんなで遠足をしているような気分が味わえることも魅力の一つである。
酷道シリーズでは、誰も通らないような危険な道を走っている事があり、非常に貴重な動画となっている。

また、車載以外でも自分の愛車・バイク・自転車を紹介したり、車載オフレポや痛車の展覧会のレポ動画にも車載動画タグがつくことが多い。

なお、乗り物でも特に鉄道から撮影されたものは前面展望と呼ばれている。お探しの方は当該記事・タグへ。

車載動画の人気

車載動画は同じ趣味をもつドライバーにとって定番であるが、再生数を伸ばすことは非常に難しい分野である。 2010年10月現在、ニコニコ動画には1万を越える車載動画が投稿されているが、そのほとんどの再生数は年間1000件に満たない。

車載動画にぴったりなカテゴリがないのも要因である。車載動画のカテゴリはやむなく「その他」で投稿される。前述のように車載動画は非常に多くの投稿数があり、同じように「その他」の中で投稿数が多い「鉄道」とあわせて「乗り物」というカテゴリを新設すべきだという声もある。しかしカテゴリ新設は極めてハードルが高く、実現は難しいであろう。

ところが、2011年12月2日にカテゴリ再編の発表があり、車載動画タグの公式カテゴリタグ昇格が正式に決まった。同年12月7日に施行される。

ごく一部の作品が殿堂入り級の再生数を誇るが、そのような車載動画は以下のような特色を持つことが多い。

スクープ映像（交通トラブルの瞬間など）
極めてていねいな編集（標識案内がテロップで表示されるなど）
車載動画を芸術として扱っている作品（雰囲気に合ったBGM、BGMとシンクロさせたシーン編集）
超高画質(Panasonic DMC-GH1やSONY NEX-5などのカメラが利用されることが多い)

車載動画と法律

　車にカメラを設置する行為は法律上問題ない。事故時の状況証拠確保の目的で作られた専用機を「ドライブレコーダ」といい、車社会の必需装備にもなりつつある。

　カメラの取り付け方には規制があり、フロントガラスにテープや吸盤で取り付ける場合、上から5分の1より上部に設置することが定められている。それをはみ出す場合はフロントガラス以外の方法を取る必要がある。

　なお、運転中にカメラや機器を弄る、カメラに喋るなどの行為は「ながら運転」として道路交通法上の安全運転義務違反に問われる可能性があるので注意が必要である。

　見る人から好感を得るような安全運転を心がけて貴方も車載動画にLet's Try!