銀河艦娘伝説とは、yura氏が作成・投稿するMMD艦これ作品である。
概要
深海棲艦が跋扈し、制海権確保が困難な世界。
これに対抗すべく陸海空各軍と、「艦娘」を主体とした海軍艦娘部隊が戦っていた。
この物語は、6度に渡る南方海域での作戦失敗に対し、海軍艦娘部隊司令長官たる三笠元帥が、
統合作戦本部戦史研究課に所属する一人の大佐を呼び寄せたところから始まる。
……誰も自らの運命の赴く先は知らない。(銀河英雄伝説より)
エンディングテロップに原作として挙げられている通り、田中芳樹著「銀河英雄伝説」のストーリーを
概ねなぞりながら、艦隊これくしょんの世界観をうまくミックスさせた物語となっている。
登場人物
第5話時点での登場人物を挙げる。
尚、以後原作とは銀河英雄伝説を差し、原作相当の人物について階級等は原作最終時のものとする。
- ヤン・ウェンリー (原作:ヤン・ウェンリー元帥相当)
統合作戦本部戦史研究課・大佐 → 海軍艦娘部隊第13艦隊司令官・少将
この物語のメイン人物の一人。少佐時代に半年ほど艦娘学校講師を務めており、
その当時の教え子である瑞鶴の言より、自分は軍人になったのが間違いだと思っている、
と言っていたようである。後述の三笠元帥に対し「三笠おばさん」と言っており、
原作をなぞると、元帥がヤン両親死後の後見役だったのかも知れない。
その三笠から命じられたのは、難攻不落のMO攻略作戦実行であった。
- 長良型軽巡洋艦4番艦 由良 (原作:フレデリカ・G・ヤン少佐相当)
海軍艦娘部隊第13艦隊司令官秘書艦
原作準拠で考えて事務処理能力が恐らく壊滅的であろう、自宅の机の上も整頓出来ない
ヤン提督の事務処理全般を司る、ヤンにとって代えがたい艦娘の一人。
- 金剛型戦艦4番艦 霧島 (原作:エドウィン・フィッシャー中将相当)
海軍艦娘部隊第4艦隊旗艦 → 海軍艦娘部隊第13艦隊副司令官
原作準拠で言う艦隊の「生きた航路図」。第6次MO攻略作戦時の撤退戦の用兵をヤンは
高く評価している。総司令官不在時には艦隊の指揮を執ることになる艦娘。
- 加賀型正規空母1番艦 加賀 (原作:ムライ中将相当)
海軍艦娘部隊第13艦隊主席幕僚
無口・不愛想・訓練が厳しいとの評判であったが、ヤンは参謀に彼女を求めた。
緻密で正確な判断力を有し、理論的・常識的に考えることの出来る彼女をヤンは
血気に逸る艦娘の制御役として期待していたようである。
- 青葉型重巡洋艦2番艦 衣笠 (原作:ヒョードル・パトリチェフ少将相当)
海軍艦娘部隊第13艦隊次席幕僚
性格は陽気で明るいが、ただ単に明るいだけではなく柔軟な思考を備えており、
戦闘でも数々の戦いで殿を務めるなど非常に粘り強い面がある。
ヤンは、艦隊の活性剤的な役割も期待していたようである。
- 白露型駆逐艦3番艦 村雨
海軍艦娘部隊第13艦隊第2駆逐隊司令艦
ヤンの要望である「練度が高く、火力の高い駆逐隊」として第2駆逐隊が起用された。
駆逐隊全員が秘書艦の由良とは旧知の様である。
史実では、第4水雷戦隊旗艦であった由良の麾下に第2駆逐隊は配属されていた。
- 白露型駆逐艦4番艦 夕立 ・ 同5番艦 春雨 ・ 同6番艦 五月雨
海軍艦娘部隊第13艦隊第2駆逐隊
村雨麾下の第2駆逐隊の妹たちである。史実での絡みからか、夕立は由良に大変懐いている。
尚、作者であるyura氏によると原作アニメ版での戦艦ヒューベリオン艦橋オペレーター3人組が
第2駆逐隊の彼女らに相当するとしている。但し、夕立だけは別に相当役がある、とのことだが、
まだ公開はされていない。ちなみに、yura氏の初期艦娘は五月雨だそうである。
- 飛行場姫 リコリス・ヘンダーソン (原作:ワルター・フォン・シェーンコップ中将相当)
海軍艦娘部隊第13艦隊深海棲艦部隊部隊長
物語開始時点から2年前の北方戦役終結の頃、深海棲艦陣営から寝返ったという。
事実上の亡命という経緯や癖のある性格から、警戒感を持つ艦娘も多い。
陸上型ながら艦種としては航空戦艦に相当する力量の持ち主。
ヤンのMO作戦での肝となる人物となった。
- 空母棲姫 ヨークタウン ・ 正規空母 空母水鬼
海軍艦娘部隊第13艦隊深海棲艦部隊(ヨークタウンはその副隊長)
リコリスと共に寝返った深海棲艦。ヨークタウンは原作ではカスパー・リンツ大佐、
空母水鬼はライナー・ブルームハルト中佐に相当。二人ともリコリスの大切な腹心である。
- 敷島型戦艦4番艦 三笠 (原作:シドニー・シトレ元帥相当)
海軍艦娘部隊司令長官・元帥
ヤンや艦娘たちの後見役であり、理性と感性の均衡に優れた将帥。この時代、統合作戦本部を中心に、
陸軍・海軍・空軍、そして海軍艦娘部隊が置かれており、その艦娘部隊を束ねる重職にある。
但し、海軍の反艦娘派との摩擦は絶えないようである。開始時点で第6次MO作戦失敗の責任問題が
三笠の身に浮上しており、起死回生の策としてヤンにMO攻略作戦を委ねたものと思われる。
- 長良型軽巡洋艦2番艦 五十鈴 (原作:アレックス・キャゼルヌ中将相当)
海軍艦娘部隊司令長官次席秘書艦
三笠の次席秘書官を務める由良の姉である。艦娘学校勤務時代(原作準拠だと事務長として)に、
講師として艦娘学校に勤務していたヤン少佐(当時)と知り合っている。
MO作戦時には、装備一式の手配を一手に引き受けている後方事務の達人。
- 翔鶴型正規空母2番艦 瑞鶴 (原作:ダスティ・アッテンボロー中将相当)
海軍艦娘部隊第10艦隊所属
艦娘学校に生徒として在籍していた当時、講師であったヤンと知り合っている。
ウマが合ったらしく、様々なことをヤンは瑞鶴に話しているようだ。
軍人らしくないことを隠さないヤンに対して、それが彼らしいと思っているようだ。
- 翔鶴型正規空母1番艦 翔鶴
海軍艦娘部隊第10艦隊主席幕僚
瑞鶴の姉である。西方海域より第12艦隊と共に帰還した翌日、統合作戦本部でヤンと初めて会った。
瑞鶴がヤンを気に入っていることを見抜いている。
因みに、原作の第10艦隊参謀長(主席幕僚に相当)はチェン少将である。
- 北方棲姫 ほっぽ (原作:ユリアン・ミンツ中尉相当)
ヤン・ウェンリー少将の被保護者
かつて北方戦役の際、捨て石にされ味方である深海棲艦に見捨てられ、鹵獲された深海棲艦である。
三笠元帥が保護したのち、ヤン大佐の被保護者となったようだ。保護された2年間で家事全般を
マスターし、原作準拠で紅茶党のヤン提督が満足する水準の紅茶が淹れられるまでになっている。
現在もヤン家の留守宅総司令官である彼女だが、実はリコリスの妹である。
- ヨブ・トリューニヒト
(原作:ヨブ・トリューニヒト元自由惑星同盟最高評議会議長・新領土総督府首席参事官)
国防委員会委員長
政治家である。原作準拠で行けば、国防委員会とは軍政面を担当する機関である。
海軍参謀部が持ち込んだヤンによるMO破壊後の逆侵攻作戦案採決会議を主宰した。
軍令部門の長である統合作戦本部長ロイヤル・サンフォード主席元帥は、海軍の責任者である
ラザール・ロボス元帥とともに、この作戦に賛成したものと思われる。
艦娘の歴史がまた一ページ…